Chianti Classico 2010 San Giusto a Rentennano
トスカーナ州の赤 > San Giusto a Rentennano
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キャンティ・クラッシコ2010 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョベーゼ95%、カナイオーロ5%/ミディアム》
飲んでみました。(※2012年8月)
コルクはなかなかの質なのよね‥レンテンって‥な4.5cm。お尻はまだ染まらないピンクが薄らと。グラスはオヴァチュア。親しみやすいスモモとイチゴなどのフルーツ香が良く開いています。コッテリとはしていない果実由来の甘味ある香りは、14度という高めのアルコールに由来する熱量は感じさせない。スモモの近い部分にスミレ。乾ききらない木質な部分、口に含みますと、穏やかなミディアムボディで、すでに旨味があり、果実味に甘味がある。どこかクリーミーで、スモモやイチゴ、ブルーベリーの果実を優しく包み込む輪郭。タンニンのまとまりよく、イガイガしないし、酸味も不足感なく果実味のお陰で豊富ながらもツンとは来ない。
この2010年も相変わらず上手くまとめてきたな‥が実感。一時期はリリース仕立ての時期にインパクトはあれどややバランスに欠けていたかも‥と思ったのは何年を飲んだ時だったかな。スタンダードなCCに求められるすぐ美味しい、すごく美味しい…そこにさらにバランス。決してクラシカルでもトラディショナルでもない。一時期はエレガント・モダンに分類されていたが、しっかりモダンですよ。でも、国際品種を副原料に使用するCCとはまた違うんだなぁ。もちろんCCなんだけれどもフルボディやコク味を追求したものではない。ミディアムの良さがとてもわかりやすく表現されているし、ミディアムだけれども果実味、甘味もあり満足度が高い。樽使いもそう‥いわゆるモダンなスタイルに散見される、ローストしたコーヒー豆的な樽は皆無。そんな香りも嫌いじゃないんだけどね‥そういう樽はIGTの方が似合うと思う。
スタンダードなCC、そしてリゼルヴァ、さらにいわゆるスーパートスカーナとしてのIGTとの住み分け、キャラ設定がしっかりできている生産者は良い生産者‥と思っている。レンテンナーノはまさにそんな生産者。そりゃペルカルロは旨いんだけれども、どれもが主役になれる、出番があるんだよなぁ。このシチュエーションならCCでええやん‥という妥協ではなく、このシチュエーションならペルカルロじゃなくってCCだろ?って思える。
昨年の毒味を読み返すと、今年スモモと表現しているのはフランボワーズのようだ。そう言われるとフランボワーズだな…甘酸っぱい(思ひ出)。うん、二杯目もいいね。落ち着いている。香味は開いているが、軽々しく股を開く感じではない。艶っぽさがあり瞳で誘ってくる、カワイイ女(←演歌っぽく女と書いてヒトと読んでみよう)な、感じ。基本的なスタイルは2009年とさほど変わらず美味しい。
二日目…まとまりとストレスのなさは軽やかにすら感じる。フレッシュな酸味ではないが若いキャンティ・クラッシコらしいフルーティーさがあり、期待を裏切らない。三日目も落ちることはないが、ほんのりと石灰など土壌に由来する要素も感じる。ながら、初日から不変の果実感は相変わらず前面でフルーティーさが損なわれることはない。やはり現代のキャンティ・クラッシコのひとつの完成形とも言えるし、いい意味で万人受けする味でもあるが、突き詰めると皆が好きってことは‥そういうことだ。
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