Le Pergole Torte 2009 Montevertine
| |||||||||
レ・ペルゴレ・トルテ 2009 モンテヴェルティーネ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョベーゼ/フルボディ》
キャンティ・クラッシコエリア‥ラッダ・イン・キャンティ地区にカンティーナを構えるモンテヴェルティーネは、1921年生まれ‥それまでは鉄鋼メーカーで働いていたセルジオ・マネッティ氏が1967年に別荘として、海抜425mのその地を取得‥1971年ビンテージからワインを醸造し始めました。そして2000年からは息子のマルティーノ・マネッティ氏が後を継いでいます。
当時のDOC法にあったキャンティに白葡萄をブレンドすることを嫌い、1977年に古木から収穫されたサンジョベーゼ100%でのみ醸造し、当時VDTととしてリリースされたのが、このレ・ペルゴレ・トルテです。その後も、DOC法に捕われないワイン造りを追し、1985年にはキャンティ・クラッシコ協会からも脱退した経緯も‥。
そんな革新派であるモンテヴェルティーネではありますが、その酒質は今となってはクラシカルに感じるほど葡萄品種‥サンジョベーゼの個性を素直に表現した作品に仕上がっており、キャンティ・クラッシコよりもキャンティ・クラッシコらしい‥という皮肉な結果になってたるするのも‥面白いですね♪特に、このレ・ペルゴレ・トルテは、モンテヴェルティーネ最上のワインとして著名ですが、毎年変わるアルベルト・マンフレディ氏の作品をモチーフとしたエチケッタも有名で愛らしいですね。
今なお、当時からの醸造方法を守り続けているるエレガントなサンジョベーゼの極みのひとつ‥と言えるでしょう。重鎮ジュリオ・ガンベッリ誌が手掛けた作品としてもつと有名ですが、セルジオ・マネッティも、ジュリオ・ガンベッリも亡き後、しっかりとマルティーノが継いでおります。
基本的に優良年のみの生産‥いや不良年は造らない‥そんな感じですね。近年では、2002年、2005年は生産されませんでした。個人的には、2005年のキャンティ・クラッシコ地区のサンジョベーゼは好みなのですが、微気候の影響でしょうか。
レ・ペルゴレ・トルテは、畑の標高は380m〜500mにある、樹齢が約10年、25年、35年、39年の畑から収穫された葡萄で醸されますが、そのほとんどは39年の古木からの葡萄となります。株密度は、畑毎に異なりますが、haあたり3200本、もしくは5000本で、コルドンとグイヨーにて仕立てられています。モンテヴェルティーネがラッダに所有する畑は合計15ha、その内の5haがレ・ペルゴレ・トルテとなります。
では、モンテヴェルティーネの公式サイトを見てみましょう。
■LE PERGOLE TORTE
planted in 1968, surface 2 hectares,
exposed towards N-NE
■MONTEVERTINE
planted between 1982 and partially replanted in 2008, surface 2.5 hectares, exposed towards SE-S
■IL SODACCIO
planted in 1972 and completely replanted in the year 2000, surface 1.5 hectares,
exposed towards SE
■IL CASINO
planted in 1999, surface 2 hectares,
exposed towards S
■SELVOLE
planted in 1997, surface 3.5 hectares,
exposed towards SE-S
■PIAN DEL CIAMPOLO
planted in 2003, surface 1.5 hectares,
exposed towards W-NW
■LA CASA
one part planted in 2000 and another part in 2008, surface 1 hectar,
exposed towards S
■BORRO AI COLLI
planted in 2000, surface 2 hectares,
exposed towards S-O
■VILLANOVA
replanted in 2010, surface 1.3 hectares,
exposed towards S
これを拝見すると、決してレ・ペルゴレ・トルテは、レ・ペルゴレ・トルテ畑単一‥ということではなさそうです。かつてイル・ソダッチオも単一クリュとしてリリースされていましたが、優れた畑のはず‥。そのヴェロネッリ誌の情報による5haは、2haのレ・ペルゴレ・トルテ畑のみならず、複数のクリュからの葡萄がブレンドされているようですね。とはいえ、植樹年を見る限り、最初の三つの畑に限定されますね。
それにしても、レ・ペルゴレ・トルテの畑の植樹は1968年というから凄いですね。続いて古い畑がイル・ソダッチオの1972年‥単一で詰めたくなる気持ちもわかります。
1999年以降、新しい畑を増やしているようです。なお、これらの畑の面積を合計すると17.3haとなり17.3haとなり、ヴェロネッリ誌の15haと差異が出ますが‥気にしない、気にしない。
なお、ヴェロネッリ誌2012年度版は、掲載はされていますが、情報が更新されていない模様。来る2013年度版はどうやらモンテヴェルティーネは記載がないようです。
収穫後のサンジョベーゼは、セメントタンクにて一日二回のルモンタージュを行いながら、約20日〜25日間のマセラシオン発酵(温度管理はしてません)、その後マロラクティック発酵もセメントタンク内で施されるんですね。合計18ヶ月の内、最初の6ヶ月はアリエ産のバリックで熟成されます。バリックは新樽比率1/3で、一年落ち樽1/3、二年落ち樽1/3となります。その後、スロヴェニア産と、アリエ産の550L〜1800Lの中〜大樽にて12ヶ月の熟成を経た後、セメントタンクにてアッサンブラージュされ酒質を均一にさせ、無濾過にて瓶詰されます。
なぜか2008年は華麗にスルーしてしまいましたが‥この2008年は、2004年を彷彿とする肌色濃い目の女性で頬紅と口紅は愛らしさがありながらも、シュっとした目元と、シャープな眉が特徴のキリリとした美人さんでございます。キャップシールは相変わらずのコルク尻が透けて見える短め、表記のアルコール度数は13度となります。この2009年もガンベロ・ロッソ誌はトレビッキエリを獲得しております。
TOPに戻る |
イタリアワイン通販 nishino yoshitaka +plus
大きな地図で見る |
[運営] 株式会社ニシノ酒店(会社概要詳細)
[住所] 544-0032 大阪府大阪市生野区中川西2-12-4 [電話] 06-6731-7406(実店舗専用) [電話] 090-1899-4351(ネットショップ専用) こちらに掲載の商品に関しましては、上記携帯電話までお問い合わせ下さい。 [URL] http://www.nishino-yoshitaka.com/ [MAIL]nishino@nishino-yoshitaka.com [MAIL]ypsilon@bk2.so-net.ne.jp |
365日24時間ご注文受付。平均24時間(最長48時間)以内に正式な受注確認メールを配信いたします。毎週月曜日は定休日となっております。日曜の夕方から月曜日にご注文、お問い合わせの場合は、火曜日以降のご連絡となります。 | |
お買い物全般に関することで何か疑問がございましたら、まずは[総合案内所]をご確認下さいませ。様々なご質問に対する回答を掲載しております。 | |
|会社概要|プライバシーポリシー|特定商取引法|送料|決済方法|サイトマップ|お問い合わせ| |
TOPに戻る |