Vino Nobile di Montepulciano Vigna Asinone Riserva 1995 Poliziano
トスカーナ州の赤 > Vino Nobile di Monteplciano
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ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ ヴィーニャ・アジノーネ・リゼルヴァ 1995 ポリツィアーノ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ(プルニョーロジェンティーレ),
コロリーノ、マンモロ/フルボディ》
ご存知の通り、弊社はトスカーナのサンジョヴェーゼに偏重している。キャンティ・クラッシコにブルネッロ・ディ・モンタルチーノのご紹介があまりにも多いし、多過ぎるとも言える。しかし、同じくトスカーナにおけるサンジョヴェーゼの作品としてモンテプルチアーノ地区のヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノに関してはあまりご紹介することはない。そのいずれもサンジョヴェーゼ種からなるが、明らかに出来上がる作品に違いがある。それは同じサンジョヴェーゼでもグロッソなのか?プルニョーロジェンティーレを呼ばれるものかのか?でも違いはでるが、やはり産地特性、いずれものDOCGとしての銘柄の特性が良く表れているのかもしれない。
昨年は参加できなかったが、秋に東京で開催されているイタリアン・ワイン・マスターズでは、キャンティ・クラッシコ協会、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ協会、そしてヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ協会の後援のもと、各DOCGの銘柄をズラリと横に飲める恵まれた機会でもある。そこで各DOCGを飲み比べてみたり、同じDOCG内での飲み比べをするわけだが、正直‥ヴィーノ・ノビレに関して産地やDOCGの個性は理解すれど、そのサンジョヴェーゼとしての良さ、美味しさは理解できていないかもしれない。
2013年度版から紹介されている生産者数が激減したヴェロネッリ誌が使い難くなったので2012年度版を見てみるが、モンテプルチアーノ地区の生産者も数多く紹介されている。もちろん日本でもお馴染みの生産者となれば、アヴィニョネジ、ボスカレッリ、デイ、そしてこのポリツィアーノが名が通っていると思われる。もちろん、西野嘉高がその良さを理解しなければ‥やみくもにご紹介することはないが、実はこの高貴なプルニョーロ・ジェンティーレはそれなりに熟れてからこそ華開くような気がしている。若い内は鉄分を感じさせるようなミネラルが固くメタリックな印象で、スミレの香りこそ華やかだが、果実は八分目な印象を持つ事が多い。もちろん、それがヴィーノ・ノビレの特徴だ‥と言われればそれを受け入れざるを得ないが、ワインとしてはやはり果実他の香味が溢れる方がより満足感があるはずだしね。今後もボチボチとヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノに関しては機会があれば‥(無理に扱うつもりもない)ご紹介するかもしれません。
では、ちょっとDOCG規定のおさらい。
品種構成はサンジョヴェーゼ(プルニョーロ・ジェンティーレ)種が70%以上(100%も可能なはず)で、カナイオーロ・ネロは20%まで。その他、この件の推奨品種または許可品種のブドウ20%まで。ただし白ブドウは10%まで。
となっいるので、いまだに白品種の混醸が許可されているようです。最低熟成期間は収穫の翌年の1月1日から起算して2年(リゼルヴァは3年)。17世紀の詩人、フランチェスコ・レーディが「ワインの王」と讃えたので、この「ノビレ(高貴)」なワインは有名になった。しばしば近くのモンタルチーノ村のブルネッロ・ディ・モンタルチーノと比較されるが、カナイオーロ・ネロ種を加えることによってブルネッロより口当たりがまろやかになり、またスミレの花のブーケをワインに与えるマンモロ種を入れるなど、ワインはブルネッロほど力強くはないが、より「優雅で貴族的なワイン」になるとされている。中世以来、トスカーナのワイン通好みの銘酒である(←最後のこの文言はいらんと思うが‥)。
さて、このポリツィアーノであるが、現当主はフェデリコ・カルレッティ氏。1985年頃からモンテプルチアーノ産ワインの品質向上に向け改革を始めました。より一層の収穫時の実の選別や、クローンの選別、より優しい圧搾、仕立てに植樹率など‥これらはなにもポリツィアーノのみならず、この時期はこぞってトスカーナの生産者達はより良いものを求めて改革を始めた時期かもしれません。1986年には国際品種の栽培も始めましたが、生産者として初めての瓶詰は1981年だとか。その頃からエノロゴにはカルロ・フェリーニが就いています。国際品種を使用したレ・ズタンツェも有名ですが、もちろんこの地での代表銘柄はヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノですね。かつては今回ご紹介するアジノーネ以外にもカッジョーレと呼ばれるクリュで瓶詰をしていたそうですが、それらは廃止され、現時点でクルュとして瓶詰されているのは、ポリツィアーノ最高の区画であるこのアジノーネのみとなるようです。なお、品種構成は基本的にアジノーネはプルニョーロ・ジェンティーレ単一となりますが(優良年のみ)、ビンテージによってはカナイオーロ・ネロやメルロが10%ほど混醸されることもあるようです。なお、この1995年に関してはコロリーノとマンモロが少量混醸されているようです。
アジノーネの畑は約14haで、内9haは1963年に、5haは1991年に植樹されたもの。初ビンテージは1983年で海抜350m付近の南〜南西を向くカメの甲羅のような形をした山間にある畑。古木はhaあたり3000本、新しい木はhaあたり5000hoの植樹。収穫時のみならず発酵途中でもキュベの選別が行われるそうです。発酵は温度管理されたステンレススチールの発酵層で20〜25日間。マロラクティック発酵からフランス産のバリックが使用され16〜18ヶ月の樽熟成期間を経て瓶詰されます。この1995年はガンベロロッソ誌でトレビッキエリも獲得してますが、ヴェロネッリ誌では92点のみならず‥イル・ソーレを獲得したビンテージでもあります。
※1995年のバックラベルに記載の情報では2500リットルのボッテ(樽)で30ヶ月の熟成とあり、生産本数は3300本とのこと。
さて‥状態は、ブログに経緯を写真付きで紹介しておりますが、ポリツィアーノの公式サイトでは1995年はリゼルヴァとは名乗っていないはずなのですが、1本を除きリゼルヴァを記載されております。ラベルは全体的に汚れもありますが気にしない、気にしない。キャップシールの状態は良く、DOCGのピンクの帯封は縦貼り、ながら、すべてのボトルで回る動きをしますし液面も高めですので液漏れはないはずです。色調はなかなか深みのあるルビー色で、澄んでいますね。万華鏡の澱があり動きますが濁らせるものではなく状態はいいですよ。
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