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Brunello di Montalcino Salvioni 1989 La Cerbaiola

トスカーナ州の赤 > Salvioni

	更新履歴 2013/02/28 販売価格 29,800円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ サルヴィオーニ 1989 ラ・チェルバイオーラ
《イタリア／トスカーナ／赤／サンジョヴェーゼグロッソ／フルボディ》


1985年創業のラ・チェルバイオーラ。ラ・チェルバイオーラはアジェンダの正式名称のようですが、一般的にはジュリオ・サルヴィオーニ氏のお名前であるサルヴィオーニの方が馴染みがありますね。畑はモンタルチーノ村の東側にあり、醸造所はモンタルチーノ村の街中にございます。

サルヴィオーニと言えば、縦方向に長い幅を持つ楕円形の樽が特徴的。それまでは、醸造所が狭いがために工夫でしたが、ワインとの接触面積が増えたことで、絶妙の樽熟成をすることから、以降‥縦長の楕円形樽が使用されています。街中の醸造所の扉を開けるとすぐそこにそんな楕円形の樽が数樽のみ並び、その横にはかの有名なラベルを手貼りするデスクと椅子が‥。

僅か4haの畑から醸すワインは二種類。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノと、ロッソ・ディ・モンタルチーノ。サルヴィオーニファンを悩ます種は、そのいずれもが、毎年（定期的に）リリースされるわけではない‥ということ。ブルネッロもロッソも基本的に葡萄も醸造も同じで、樽熟成中にポジティブまたはネガティブにセレクトされますが、ビンテージによっては、全量ブルネッロ、全量ロッソという年も‥。そのブルネッロも近年は8700本程度の生産本数となりすでに希少なワインですが‥その白ラベルとなる‥さらに生産本数が少ないロッソが珍重される…という現象も少なからずあります。

南東向き、標高420mの4haの畑は、ガレストロ、若干の砂質の土壌。古木の株密度は3〜4000本／ha、新しい畑は5000本／haの高い密植。10月の初旬に収穫され、収量はhaあたり20hl。30度以下に温度管理されたステンレスタンクで約25日間の発酵は自然酵母で。その後、一週間のマセラシオンを経て、ステンレスタンクにてマロラクティック発酵が施されます。熟成は20hlのオーバル型のスロヴェニア産のオーク樽で42ヶ月経ます。



さて‥状態は、ラベルの一部に小さな捲れ、端に若干の擦れがあるボトルもありますが、全体的にはキレイな状態を保っています。サルヴィオーニは紙質や印刷もいいのよねぇ。バックラベルもキレイな状態で、印字されている生産本数は4000本、各ボトルにナンバリング。キャップシールの状態もよく、全てのボトルでクルクルと回ります。液面は経年相応、一番液面の低いボトルを開けましたが、液漏れはありませんでした。液色はまだ深みあるルビーですが透明度が高いですね。澱は分子模型のような塊がひとつ、ふたつある程度で経年を考えると少なめ。固まっておりますので濁りもモヤリもなく状態はいいですよ。なお、表記のアルコール度数は13.5度となります。

というか‥昨年に一度飲んでおります。1989年、ピエモンテですと偉大なビンテージのひとつとなりますが、トスカーナは並年。1990年の生産本数が6100本、この1989年が4000本を考えるとやはり並年と言えるのですが‥

これがめっさくさ旨いねん。

状態の良さも手伝いますが、旨味な果実とその甘味、キレイなスミレの香がありとてもエレガントながら奥深い味わいがあるんです!!密度も高く‥ながらスムースに飲める。熟成香はそれほど顕著ではなくフルーツが前面ってのもいいですね。サルヴィオーニは1985年が初ビンテージだったかと思いますので、なかなか80年代のワイン‥しかも生産量も微々たるものですから‥となりますが、リリース4年程度でこんなにも高品質のブルネッロを作れるんだ‥と感動です。希少な80年代となりますのでお値段もそれなりですが‥とてつもないブルネッロですよぉ!!熟成ポテンシャルはまだ（まだ）ありますが、もう飲んで頂いて大丈夫！