Caburnio 2005 Tenuta Monteti

トスカーナ州の赤

販売価格

1,980円(税込)

在庫数 SOLD OUT

■ カブルニオ 2005 テヌータ・モンテティ
《イタリア/トスカーナ/赤/カベルネソーヴィニョン68%、メルロ12%、アリカンテ20%/フルボディ》

2004年‥初ビンテージのカブルニオのコスパの高さは凄かったですよねぇ!!モンテティのワインに関しましては、リリース時の試飲から‥ド定番決定!!な扱いをいたしましたので、西野嘉高は‥それなりに本数を販売させていただいたのですが‥ジリッ‥ジリッ‥‥最後は、ドカドカーっ!!と輸入元さんの在庫の底をついてしまった感じ‥は、もちろん個人のお客様のデイリー仕様として人気があったのも理由ですが、何と言っても、飲食店筋の‥まとめ買いが凄かったのよねぇ‥かく言う西野嘉高も輸入元さんの手伝いでブースに立つと‥ついつい‥モンテティのワインを勧めがちだったりしましたし‥。

そんなモンテティのカブルニオが2005年になりましたっ!!

どうやら‥毎年、その年‥最上のセパージュ比率でリリースさせるみたいですね♪まぁ‥カルロ・フェリーニのヤルこと‥安心してますけどね♪


トスカーナ州の南西部‥ティレニア海に近いグローセット県は、いわゆるマレンマ地区のカパルビオにカンティーナを構える‥このテヌータ・モンテティは、2004年が初ビンテージという、まさに新進気鋭の生産者。オーナーのパオロ・バレッタ氏は、祖父こそピエモンテで葡萄栽培農家兼、ワイン生産者(もっとも生産するワインは地元で消費されていたであろう地酒的なもの)でありましたが、自身は、経済学者であり、このテヌータ・モンテティを興すまでは、ワイン生産とは無縁の人物だったそうです。

とはいえ、兼ねてからの彼の夢であったワイン生産‥そんな祖父の存在から最初は、ピエモンテ州で畑を探していたものの‥辿り着いたのはトスカーナは、マレンマの地でした。マレンマの中でも極小さな街であるカパルビオは、丘に位置し、その頂上がモンテティと呼ばれていることから、テヌータ・ モンテティの名が付けられました。標高約425mに及ぶその丘は、海からの潮風を遮りながらも、十分な日照を確保できるテロワールで、ラベルに描かれた大きな岩が隆起しています。57haの内、葡萄畑は25ha‥その25haの中は、葡萄園として4つに分かれており、最大の葡萄園は12.5ha、続いて 6.3ha、5,5ha、2haの畑となります。土壌は複雑な要素を持ちますが、湿度を保つ粘土質と、砂質が基礎となっています。

葡萄栽培は、4つに分かれた葡萄園の中をさらに約1haずつ‥合計25のセクションに分けて管理されます。無論、早熟なアリカンテとメルロから収穫が始まり(この2005年のカブルニオにはブレンドされていませんが)最後にカベルネフランが収穫されます。それぞれの1haの区画(≒葡萄品種)によって発酵と熟成がさせ、最終的に三度に渡るブレンドでスタンダードな「カルブニオ」とフラッグシップとなる「モンテティ」が生まれます。つまり、セッテ・ポンティのクロニョーロとオレーノ同様、基本的な畑は同じのようですね。

2003年〜2004年にかけて新設された醸造所は、三階建てになっており、最上階には、葡萄を最終的に選別し、茎を 除去、圧搾する設備があり、その真下に80hlの温度管理機能付きのステンレススチールタンクが20機と、40hlと50hlのタンクが設備され、収穫され、圧搾されたマストが発酵されます。もちろん、圧搾されたマストは、重力の力でステンレススチールのパイプを伝ってタンクに流される仕組みが取り入れられています。そして発酵が終了したマストは、またもやステンレススチールのパイプを伝って最下階セラーのバリックに充填され、温度管理されたセラーで熟成されます。これらの最新の設備は、今や当たり前‥とも言えますが、きちんと投資されてるんですね。

アグロノモはロベルト・ロッシ氏で、常駐のエノロゴはアンドレア・エミリ氏が担当しておりますが、このモンテティのプロジェクト開始当初からカルロ・フェリーニ氏が、基礎となるコンサルタントを担当しており、その補佐としてジオイア・クリスティ女史も参画しています、。

さて‥肝心の作品のご紹介。テヌータ・モンテティが世に送り出すワインは二種。スタンダードラインで、その初ビンテージ2004年のコスパに驚かされた「カブルニオ」と、フラッグシップとなる「モンテティ」となります。いずれも、樽熟成中のブレンドの行程でどちらのワインになるか?が決められているようですし、ブレンド比率は毎年異なるようですね。いずれのワインもトスカーナ産ではありますが、サンジョベーゼは含まれておりません。土地に適した葡萄‥土壌も粘土質や砂質が多いことからか?と思われますが、ティレニア海に近く(ボルゲリや、スヴェレート同様‥)内陸でないトスカーナは、やはり、これらの葡萄品種が似合いますね。最も、マレンマらしくアリカンテがブレンドされるのはさすがですね。

収穫された葡萄は、80hlの開放型のステンレススチールのタンクで6日〜8日間の醸しのあと18日〜21日間の発酵を葡萄品種ごとに行います。ステンレスタンクによる発酵の終わったマストは、重力の力で階下にあるバリックにパイプを伝って充填され、マロラクティック発酵が施されます。そして、澱を除去せず、そのまま12〜14ヶ月の樽熟成が施されます。この2005年ビンテージのカブルニオは新樽比率が25%となっ ております。そして熟成中に三度のブレンドを繰り返し、2005年のカブルニオのスタイルが確立され瓶詰となります。

2004年のカベルネソーヴィニョン40%、メルロ40%、アリカンテ15%、プチヴェルド+カベルネフラン5%と比較して、この2005年は‥カベルネソーヴィニョン68%、メルロ12%、アリカンテ20%ですから、大幅にセパージュが変更となりました。

アルコール度数は、2004年よりも0.1度上がって13.8度、ドライ・エキストラクトも0.1g上がって31.4g/l、トータル・アシッドは0.6g上がって5.6g/l‥ながらPH値は、0.01下がって3.77なんですね。含有ポリフェノールは2004年の3060mg/lに対して2613mg/lとなっております。こんな2005年は‥2004年と同じく49000本の生産となります。

この2005年は、2004年と比較すれば‥キッチリとセパージュの違いがよく出ていますね♪やっぱりコスパは抜群!!よって‥飲食店さんは‥発動よっ!!


□ 独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


賛否両論のあるエチケッタ‥岩の絵と、色使いが原因かな‥まぁフォントもパっとしないけれども‥(←褒めてないやん‥)実は紙質の印刷のレベルはなかなか高いと思ってたりしますが‥実は、キャップシールの巻きも正確だったりもします。コルクは5cmで、2004年よりも質が上がったような印象です。アルコール度数は13.5度表記ですが、13.8度となります。

グラスに注ぎますと、2004年同様色が来いですね。カベルネとアリカンテの比率が上がりましたので、さらに黒く感じますが、エッジに向かって綺麗なガーネット色も‥。香りは、相変わらず良く出ていまして、インク、煮詰めたブラックベリー、カシスに白いハーブがややミンティー‥木質の香りやミネラルの冷たい芯を連想させる香りもありますねぇ。樽香はおだやかで派手でないのも嬉しいですね。マレンマの今ドキなIGTだと‥もっと派手なもんですが‥。相変わらず香りのレベルが2000円以下とは想像できないのが‥このカブルニオっ!!この2005年も期待大でございます。

口に含みますと、メルロ比率の高かった2004年的な膨らみではありませんが、これまた綺麗に濃密ですなぁ‥この濃さの感じは西野嘉高好みですね‥完全なるモダンスタイルのミディアムボディなんです。舌に刺さない熟れた酸味、じゅんっ‥としたタンニンがいいですね。三種類の葡萄品種の継ぎ目が相変わらず上手くボカしてあるのも2004年同様かな‥。熟した感じのアリカンテの、ホロっとした香ばしい甘味は香りだけでなく味わいにも感じますが、甘過ぎる‥ってことはないんですよね‥この辺りもカブルニオの‥モンテティの絶妙なバランス感覚なのかもしれません。2004年もカベルネベースな味わいではありましたが、この2005年は、それにアリカンテの個性もチラチラとチラリズムな感じかな‥。開けたてから、この美味しさは‥さすがカブルニオですね‥この2005年も大ヒット間違いなし!!

口に含んでから‥濃密ながら‥綺麗な純度を持つ果実の味わいが‥そして余韻に向けて、ホロ苦甘いスパイスを感じ‥ジューシーな旨味が広がるんですよねぇ。

うーん旨いっ!!

そして安いっ!!

二日目です♪カベルネの要素が強いのは2004年と同じですが、メルロの比率が下がったので、メルロちっくな優しさは少なめかな‥でも、十分美味しいですね。綺麗にまとまってて‥濃度、エキス分も1980円のワインとしては破格‥コスパが高いなぁ‥とやっぱり2005年のカブルニオもオススメですネ♪まぁ問題ないわ‥。

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