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Chianti Classico 2011 San Giusto a Rentennano

トスカーナ州の赤 > San Giusto a Rentennano

	更新履歴 2013/08/27 販売価格 2,680円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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キャンティ・クラッシコ 2011 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ
《イタリア／トスカーナ／赤／サンジョヴェーゼ95%、カナイオーロ5%／ミディアム》


2011年のＣＣもサンジョヴェーゼ95%、カナイオーロ5%のセパージュ比率。バックラベルのテクニカル情報では中樽で12ヶ月の樽熟成とのこと。生産本数は35,207本で、表記のアルコール度数は14.5度と、2010年よりも0.5度高め。この2011年から新デザインのDOCGシールが巻かれています。また今年からパッと見はわからないかもしれませんが、ラベルの書体デザインが変更になっています。

私の記憶が確かであれば『2011』という年号の書体が昨年までと違うはず。ブログにも書きましたが、他の文字とのバランスが悪くこの書体は好みではない。ボトルネック裾には新しいデザインのDOCGシール。慣れ親しんだピンクの帯封の方が好みのお客様もいらっしゃるだろうが、西野嘉高的には新しいシールはシックな色合いなので、よりラベルを際立たせるという意味で嫌いではない。

バックラベルに記載されているテクニカル情報は中樽で12ヶ月の樽熟成。2010年のアルコール度数表記は14度だったが、この2011年は14.5度。2011年もなかなか暑かったビンテージのはずなのでしっかりと熟し糖度の高いブドウが収穫されたとポジティブに考える。このスタンダードなＣＣは集めておらず（あまり古酒にも手を出さない）、生産本数の推移は計りかねるが、この2011年は35,297本の表記。

コルクはなかなかの質の4.5cm。グラスはヴィノムのキャンティ型。スミレを溶かしたような深い赤。艶っぽいテカり、グラス内壁を垂れる脚。スミレにも甘味を感じる香り…よく熟したベリー類の果実香はピュア。サンジョヴェーゼらしいスミレのドライフラワー、ハーブ、スパイス。香りはよく開いており、樽は木質な一面とヴァニラっぽさも感じる。どこかミント系の揮発するような爽快な香りが混じる。しっかりと密度を感じる果実香。口に含みますと、スベスベの輪郭を持つキレイなミディアムボディ。アルコールの高さは感じさせないですね。香りには甘味があり‥そういう意味ではアルコールのボリュームと甘さを感じますが、飲み口は軽快な一面もあってとても飲みやすく、ひっかかる部分はない。タンニンも甘味がありすべらか。酸味はまだ一杯目ならがジューシーに感じる部分もありキメ細かく、当たらない。

まったく暑苦しさがないですね。アルコールをよくコントロールできてるとても良いビンテージ。酸味は豊富ですね‥度数が高いので不足感あれば指摘してやろうと意気込んでたのに。すでにバランスが取れていてＣＣらしい、すぐ美味しいすごく美味しいを具現化している。

そう、あくまでもミディアム。

密度も高いがその大きさとバランスが取れたもの。酸味が軽やかに感じさせてくれる。ＣＣはこうでなくっちゃ。酸味が上手く旨味をひっぱって余韻に続けてくれる。

二日目もヴィノムのキャンティ型。もう注いでる時点でまとまってるのがわかるね。ヴァイオレットリキュール、樽のヴァニラ。熟したアメリカンチェリー、イチジクの赤ワイン煮。口にふくみますと‥しっとりとまとまってますよ。継ぎ目のない果実‥ミディアム＋かなー。アルコールも初日よりも馴染んでますね。

めちゃくちゃ旨いわ。

旨味がありますね。酸味もジューシー。香りもしっかりと余韻まで伸びます。紫の花や果実香の中に木質な樽香もある。

三日目もヴィノムのキャンティ型一択。数年間まではこの手のＣＣ（Ｒ）はすべてオヴァチュアで飲んできたが、キャンティ型に変更してよかった‥と思っている。どこか全体をキュっと引き締めてくれる‥それを細く感じることもあるかもしれないが‥個人的にはツーっと真っ直ぐに入ってくるのがいい。

三日目は完全に馴染んだ香りがよく開いていますね。とてもやわらかな果実味。初日から酸やタンニンはギスギスとすることはありません。旨味がありつゆだく‥レンテンナーノのＣＣってほどよいモダンさがあるんですよね。決してタイトな印象はないし、甘味もしっかり感じる。とても現代的で飲みやすく、親しみやすく、人気があるのも頷ける。ただ、過剰じゃないんですよね‥媚を売るようなモダンさではないから好きなんだな。