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Rosa dei Venti 2013 Alessandro Nieri

トスカーナ州の赤

	更新履歴 2017/04/19 販売価格 1,380円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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ローザ・ディ・ヴェンティ 2013 アレッサンドロ・ニエリ
《イタリア／トスカーナ／赤／サンジョベーゼ／ミディアム》


フィレンツェをアルノ川に沿ってリボルノ方面に。エンポリのさらに西側、アルノ川の北側にあるフチェッキオの生産者。現当主であるアレッサンドロ・ニエリの祖父であるジュゼッペが1895年にこの地を購入しました。アレッサンドロの父の代になってからの1950年頃から自社瓶詰めを始め、モンテッローリの名前でワインをリリースしています。1988年から現当主。

所有する畑は約50haでクラッシコ地域ではありませんのでキャンティDOCGなどを中心に生産していますが、国際品種も交えたIGTもいくつかリリースしています。そんなモンテッローリの公式サイトにも紹介されていないのがこのローザ・ディ・ヴェンティ。IGTを名乗ります。実はラベルにはモンテッローリの名前はなく、瓶詰めはアレッサンドロ・ニエリとなっていますが、キャップシールには"Monterroli"の名前があるんですけどね。

ロット番号を見ますと"L.RV/14"とあります。RVの意味がわかりませんが、慣例として瓶詰め日がロット番号になることが多いのですが、となると2010年収穫のブドウでできたワインが2014年に瓶詰めとなるとこのクラスだとかなり期間が長いですね。出荷のタイミングとしても遅いですね。醸造後タンクで保管（熟成）させるワインはなくはないのですが、このワインもそうなのかしら。液色もとても澄んでいて澱もありませんしね。

飲んでみました（2010年の毒味です）。

ラベルの紙質が扱っていた頃と変更になっています。この手の紙質は擦れると白地が出るタイプなんですが、サンプルで買ったこの1本はキレイな状態。前述の通りキャップシールはモンテッローリの記載がありますね。コルクは圧縮の4cm。グラスはオヴァチュア一択。なお表記のアルコール度数は13.5度となります。

明る過ぎはしませんがクリアなルビー色。グラスからは少し懐かしさを感じるようなほっこり小豆、こし餡系なサンジョヴェーゼの香り。甘味のあるスミレ、果実香もキレイに開いていますよ。口に含むと健全な果実味があり、少し熟成を感じる温かい柑橘、すでに旨味が出ていてまとまりもある。とても落ち着きがあり、さすがのバックビンテージといえますね。

旨いわ。

やっぱり旨いわ‥このパチカイア。

この価格帯になると、酸味がチグハグまたはバタバタ、尖っててもおかしくないのですが、酸の量に不足がないがながらも角ばってないし、うまく馴染んでる。

二日目もオヴァチュア。甘味を伴う香りは閉じてはいない。とはいえ、開放的な開きではないのは、落ち着きと馴染みがある段階だから‥ですね。口に含むとなお馴染みを感じます。やわらかさもあるし、ふくよかさだってある。

少し暑くも感じてきた時期だからこそ、こういうストレスのないミディアムなワインがいいんだ。一定の旨味があり、平坦であるのは凹みがないと解釈したい。

三日目はすっ飛ばして、四日目です。一口目は少し酸が立つ感じもありますが、果実味はまだまだ落ちてません。なめらかさもあり、酸化はあまり感じませんね。いつも言うてますが、空気を抜くことはしていません。いらぬストレスをワインに与えたくないのと、ゆっくりとした酸化をもたらすために放置してるんですから。それを無理に止めることもありません。空気を抜かないと酸っぱくなるようなワインは扱っていませんから。

四日目でこの状態なら‥ほんと飲食店さんのグラスワインにも、デイリーワインにも最適ですね。素直に、サンジョヴェーゼの良さがあるし、良さしかない。

もうパチカイアは失礼だな（←お前が言い出したんだろうがよ！）