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St.Magdalena Sauvignon Mock 2018 Cantina Bolzano

イタリアの白ワイン

	更新履歴 2020/03/04 販売価格 2,480円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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サンタ・マッダレーナ・ソーヴィニョン・モック 2018 カンティーナ・ボルツァーノ
《イタリア／アルト・ディジェ／白／ソーヴィニョンブラン／辛口》

2001年の9月1日にいずれも協同組合組織だった「カンティーナ・グリエス」と「カンティーナ・サンタ・マッダレーナ」が合併してできたのが「カンティーナ・ボルツァーノ」。アルト・アディジェDOCに包括される「サンタ・マッダレーナ」はサンタ・マッダレーナ醸造所で、それ以外はグリエス醸造所で醸されます。協同組合組織ながら「成果主義」であることもボルツァーノのワイン達の品質向上に一役立っており、ブドウの質によって報酬の支払額を決めるというのですからブドウ栽培農家も手を抜けませんね。

モック畑は海抜500mという高い標高の砂質の土壌を持つ斜面。昼夜の寒暖差の大きい区画です。温度管理をしたステンレスタンクでの短時間の醸しの後、丁寧に搾られたモストはアルコール発酵（10%樽発酵の併用）の後、一部はマロラクティック発酵を施されシュールリーによる5ヶ月の熟成後瓶詰めされます。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

その昔はボルドー型のボトルだったんですけどね。いつのまにやらブルゴーニュ型になっています。モックらしい深い緑色のパーソナルカラーは健在ですが、この数年、ちょっとラベルデザインも変更になったようですね。コルクはディアムの4,5cmなのが嬉しいですね。ついついヴィノムのキャンティ型を選びそうになりますが、14度という度数を考えて少しサイズアップ、ヴィノムのボルドー型でスタートしましょう。そう、表記のアルコール度数は14度となります。クリアさのあるシャパンゴールド的かな。決して濃くもなければ、薄くもない。ジンとした猫のおしっこ、ソーヴニョンらしいハーブ系の香りが爽快ながら、フラットではなくボディ感がありますね。そこに少し甘味な香りがあります。白いピロピロと柑橘果汁、乾いたミネラル香。

口に含みますと。甘味のある果実味があり、果実味とミネラルを合わせてぼちぼちのボディ感があるのが程よい。濃すぎない、深すぎない、14度というほどアルコールも感じないという飲みやすさもある。そのボディ感が、酸味のシャープさをやわらげるかというと、そうでもない。きっちりシャープな酸味も豊富だし、現時点ではフレッシュさも加わるからなおさら。香りは飲み口に少しの甘味はあるけれども、結局‥ちゃんとドライ、ミネラルに塩味もあり、辛口でフィニッシュする。

二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型にしてみます。ソーヴィニョンらしい香草の香りの角が取れてきましたね。これぐらいのグラスの方がより密に感じます。決して旨味推しでありませんが、軽やかな旨味があり、甘味をミネラルと酸味が整えるバランス。味の余韻も長くおいしい。温度が上がってくると穏やかな旨味がおいしいですね。若さがないわけではないですが、揮発的なソーヴィニョンブランの青さよりも、黄色の柑橘に溶け込んだ青さが旨味、柑橘ともにおだやかに開く。

三日目はあえて冷やさず‥それでも温度は低めですけどね。グラスはヴィノムのキャンティ型です。この温度だと白い花や、桃の香りもありますね。もちろんソーヴニョンらしい香草のジンとした香りは健在。香りには適度な甘やかさがあり、旨味を感じます。口に含みますと、冷えてませんが、ヌルいと感じる温度ではない。やはり甘味を伴う旨味がありボディ感に繋がります。とはいえ、ソーヴィニョンらしい爽やかさもあるし、冷えてなくても新鮮さがあるのもいいですね。ソーヴニョンブランってキンキンに冷やして‥と思いがちですが、案外、高めの温度もいいですよ。