Franciacorta Collezione Esclusiva 1999 Cavalleri
イタリアのスパークリングワイン > Cavalleri / Franciacorta
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■ フランチャコルタ・コッレツィオーネ・エスクルーシヴァ 1999 カヴァッレリ
《イタリア/ロンバルディア/白/泡/シャルドネ/辛口》
ロンバルディア州はエルブスコ地区にカンティーナを構えるカヴァッレリ。エルブスコ地区といえば‥かのカ・デル・ボスコや、ベッラヴィスタなども‥なフランチャコルタ銀座なんですね。
1450年から‥という歴史のあるカヴァッレリですが、現在のオーナーになったのは1980年のこと‥スティルワインとなるテッレ・ディ・フランチャコルタも醸造していますが、やはり主軸はフランチャコルタDOCGなんですね。特にカヴァッレリは、シャルドネに定評があり、ピノネロが30%ブレンドされるロゼ以外はすべてブラン・ド・ブラン‥シャルドネ100%からなるフランチャコルタを醸しています。
前述の二社よりは畑や生産本数など規模は小さいながらも、すべて自社所有の畑から収穫された葡萄のみで醸造しているまぁフランチャコルタ界のRM(レコルタン・マニュピュラン)と呼べるかもしれませんね。
さて‥このエスクルーシヴァでございますが、通常のコッレツィオーネも優良年のみの生産で、基本的なラベルデザインも通常のそれを踏まえたデザインとなっていることから、通常のそれから派生した上級キュベとなるようです。
自社畑から収穫されたシャルドネは、果実を潰さないように20kg単位で丁寧に収穫。収穫日のフレッシュな状態で優しくプレスされますが、カヴァッレリ社では、ファーストプレス‥つまり一番搾りのみを使用し、それ以外は、バルクで売ってしまうそうです。温度管理されたスチールタンクでの発酵中にルモンタージュ(発酵中に果皮や種子からの成分を抽出するために、発酵層に一緒に入れられ表面に浮いたそれらの上から、下から抜き取ったマストを果帽の上にかけ、発酵層内のマストを循環させること)を一日に5回行います。コッレツィオーネには、バリックで発酵されたキュベが20%ブレンドされています。
また、トーストの具合や、産地が異なる四種類の樽にて熟成後、バリックで熟成させたリキュールで、二次発酵を促すためのドサージュを施します。通常のコッレツィオーネが48ヶ月の瓶内熟成を施されるのに対し、このエスクルーシヴァは、2000年の3月に瓶詰され、2006年の12月にデゴルジェメント。つまり81ヶ月もの間、瓶内熟成されてから澱引きされました。(なぜかバックラベルには2007年にデゴルジェメントと記載されてますが‥気にしない、気にしない)
そんなカヴァッレリのエスクルーシヴァは限られた良年のみ醸される限定フランチャコルタとなります。これまで、このエスクルーシヴァが生産されたのは1993年(1000本)、1994年(1500本+1000マグナム)、1995年(2000本)、1997年(2000本)となっており、この1999年の生産本数は、僅か2300本(ヴェロネッリ誌には2500本と記載)のみ生産されました。
□ ガンベロロッソ2008年度版:トレビッキエリ&Le Bollicine=最優秀スプマンテ
□ ヴェロネッリ2008年度版:スーペルトレステッレ★★★/92点
※デゴルジェメント(伊)
デゴルジュマン(仏)と同意。一次発酵を終えたワインを澱とともに瓶詰しボトル内で再発酵‥つまり瓶内二次発酵を施す。二次発酵を終えたボトルは、酵母を含む澱を取り除くために、澱の溜まったボトルネック部分を凍らせます。その際にボトルネックに澱を集めるために、ボトルは逆さま(斜め)にして動瓶=ルミアージュ(仏)させておくんですね。そして栓(王冠)を抜き、澱を取り除く作業がデゴルジェメントね。
■ 独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
ちょっと黄土色がかったゴールド地のラベルにCollezione Esclusivaの赤文字が斜めに‥な感じが限定モノっぽいですね。瓶は緑で、キャップシールは、ラベルよりも金色なゴールド‥でも、高級感があるか…?と言われたら、そうでもない‥というか、ここはブランド力の差なんでしょうね‥。まぁ西野嘉高にとっては、カヴァッレリというのは‥「美味しいフランチャコルタ」のブランドですから‥それでいいんだけどね。
バックラベルにはデゴルジェメントは‥あら‥2007年って書いてある。ちなみに表記のアルコール度数は12.5度となります。コルクは問題なし‥なんだか爽やかなシャルドネの香りが‥グラスに注ぎますと‥泡立ちよく‥しかもキメ細かいのが見て取れますねぇ‥色調は明るめの16金なゴールド‥泡量も豊富に見えます。樽熟成させたシャルドネの香りに、イースト香も‥これはNVのブラン・ド・ブランではないのは明らか‥サテンの方に似てるかな‥やっぱり樽香を伴うシャルドネ‥も‥好き♪フレッシュで爽やかなシャルドネの香りながら、トロピカルフルーツのゼリー寄せな香りもありますね‥ほんのちょっとだけ甘味を感じさせる香りに‥うっとり♪
口に含みますと‥泡が溶け込んでますねっ!!泡量が少ないわけでも、弱いわけでもないはずなのですが、それ以上の果実‥シャルドネの果実がしっかりと感じられるんだなぁ‥。ミネラルも十分に感じられ‥味わいはしっかりとドライ‥いやブリュットで‥こういうのを生牡蠣とか‥合わせちゃったりすると美味しいんだろうな‥とヨダレがじゅるじゅる‥。というか‥酸がしっかりしてるんですよね‥しかも泡同様にキメ細かい酸が…どこかで酸の部分と、泡の部分のどっちがどっち‥な重なり合う部分がキレ良く感じるんだよねぇ。柑橘の香りはさほど‥なんだけれども‥柑橘な酸があるので柑橘を感じる余韻に持っていくんだな。
とりあえず二杯目‥うーんシャルドネだなぁ‥ブラン・ド・ブランだなぁ‥好きだなぁ‥これ。うーん、どんどん美味しくなってくねぇ‥(←何か書けよ‥)なんで俺は肴もなくこれを飲んでるんだーっ!!
この時点で十二分に合格っ!!とはいえ、ノンヴィンのブラン・ド・ブランのように、抜栓したてよりも‥数時間経過すると、さらにシャルドネの旨味や甘味が引き立つ感が出てくるかと思われるので、まぁ二日目のレポもいるよな‥。
イーストな感じはあるんだけれども‥いわゆるブリオッシュな感じとか、クリスピーな感じではなく、やっぱ魚?刺身?いや、貝類か‥やっぱ。生牡蠣とかマジ欲しいんだけど‥貝柱を軽く炙ってとか‥?もしくは‥甲殻‥を‥あえて生で‥とか?そういや‥こないださぁ(←なにが「さぁ‥」やねん‥)オカンが松葉カニくれたんよね‥脚は刺身で喰えって‥それとかね。でも、やっぱり香りはそれほど柑橘じゃないけれども、味わいの、酸の傾向が柑橘だから‥ちょっと柑橘搾ってとか‥いいねぇ♪というかぁ‥(←ハッキリせい!!)練りモノとかどーよ?ええ感じのチクワとか、ええ感じのカマボコとか‥ええぞぉ。というかぁ‥案外‥野菜?野菜か‥ひょっとして野菜なのか‥っ!
と、軽く妄想させていただきましたが‥
そうこう‥してる内に‥
というか‥
スワリングすること‥
238回‥
液面表面の泡は隅っこに集結しつつも‥グラス底から泡は出ない‥そんな状態‥つまり‥泡抜き‥ですね。うんうん、香りは樽熟成された‥しかし樽の強くはないシャルルドネの香り‥いいねぇ♪口に含む‥膨らむ‥シャルドネの果実が‥もちろん真似をしていただいてもいいが‥ガスが抜けると‥酸が低く感じるが‥そんなもんだ‥ガス抜きって‥その変わり溶け込んだガスが酸の代役を密かに担当‥していればOK‥ということで‥このエスクルーシヴァもOKね。うーん、余韻の一つ前の‥後味も長いし、余韻も長いわな‥。うんうんベースのシャルドネが旨いわ‥まぁ当然やけどね‥。
二日目です♪ストッパーを外すと‥
ぷっしゅぅぅぅぅ!!と、もちろんガスは健在ですね。グラスに注いだ香りも初日同様のシャルドネいっぱーい!!うーん、やっぱし泡がキメ細かいねぇ‥口に含んだ瞬間よりも飲み込む中盤から、そんなキメ細かいガスを感じますね。酸味も相変わらず美味♪
フランチャコルタって美味しいですね。でも、シャンパーニュを比較しちゃダメだな‥言い訳に聞こえるかもしれないけれども‥泡だけでなく、イタリアワインはシンプルな美学があるんだな‥泡だって、赤だって‥フランスワインのような複雑さはない‥とも言える。実は、フランス以上に、イタリアにおけるワインは食中酒なんだよな。素晴らしいフランスワイン達‥もちろんシャンパーニュでさえもそれは食中酒じゃないから過度な複雑さを求め、それを評価してるんだろうと思う。それと比較しちゃぁダメダメ‥イタリアにはイタリアの美学があるんだから‥。
なんて思いながら‥飲む♪ビールほどではないんですが、ラガービール的な喉仏に感じる苦味までキメ細かい。苦味、酸味‥心地よいシャルドネの弾ける香り‥いいね♪
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