Le Cupole 2012 Tenuta di Trinoro
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レ・クーポレ 2011 テヌータ・ディ・トリノーロ
《イタリア/トスカーナ/赤/カベルネフラン55%、メルロ27%、カベルネソーヴィニョン17%、プチヴェルド1%/フルボディ》
■1995年/第一世代
カベルネフラン45%、カベルネソーヴィニョン25%、メルロ25%、プチヴェルド5%
■1996年/第一世代
カベルネフラン50%、メルロ25%、カベルネソーヴィニョン20%、プチヴェルド5%
■1999年/第二世代
カベルネソーヴィニョン38%、ウーヴァディトロイア25%、カベルベフラン20%、メルロ17%
■2000年/第二世代
カベルネフラン78%、メルロ11%、チェザネーゼ・ダフィーレ6%、ウーヴァディトロイア5%
■2001年/第二世代(赤ラベルに変更)
カベルネフラン43%、メルロ27%、カベルネソーヴィニョン25%、チェザネーゼ・ダフィーレ5%
■2002年/第三世代
カベルネフラン60%、メルロ20%、カベルネソーヴィニョン15%、プチヴェルド5%
■2003年/第三世代
カベルネフラン43%、メルロ36%、カベルネソーヴィニョン12%、、ウーヴァディロトイア6%、チェザネーゼ・ダフィーレ3%
■2004年/第三世代
メルロ55%、カベルネフラン23%、カベルネソーヴィニョン9%、プチヴェルド5%、チェザネーゼ・ダフィーレ4%、ウーヴァディトロイア2%
■2005年/第三世代
カベルネフラン47%、メルロ32%、カベルネソーヴィニョン12%、チェザネーゼ・ダフィーレ4%、プチヴェルド3%、ウーヴァディトロイア2%
■2006年/第四世代
カベルネフラン47%、カベルネソーヴィニョン30%、メルロ13.5%、プチヴェルド9.5%
■2007年/第四世代
カベルネフラン40%、メルロ30%、カベルネソーヴィニョン22%、プチヴェルド8%
■2008年/第四世代
カベルネフラン45%、メルロ25%、カベルネソーヴィニョン25%、プチヴェルド5%
■2009年/第四世代
カベルネフラン40%、メルロ30%、カベルネソーヴィニョン20%、プチヴェルド10%
■2010年/第四世代
カベルネフラン45%、メルロ35%、カベルネソーヴィニョン15%、プチヴェルド5%
■2011年/第四世代
カベルネフラン66%、メルロ20%、カベルネソーヴィニョン7%、プチヴェルド7%
■2012年/第四世代
カベルネフラン55%、メルロ27%、カベルネソーヴィニョン17%、プチヴェルド1%
(俺監修の勝手世代分け)
チェザネーゼ・ダフィーレが混醸されなくなった2006年からほぼその比率は安定しており、勝手に第四世代としております。トリノーロのアジェンダでは小区画・品種ごとに発酵や熟成が行われており、最終的にブレンドされるわけですね。その区画や品種、樹齢の都合で最初からトリノーロ向けの区画から醸造される樽ももちろんあるでしょう。
基本的に畑は共通ですので、海抜400〜600mのサルテアーノ地区でhaあたり10,000本という高い密植で栽培されるブドウは、区画、品種ごとに醸造されブレンドされます。約40種類に分けられての醸造は40hlのステンレスタンクで15日間の発酵と3日間の果皮浸透期間中は日に二度のポンピングオーバーが施されます。
その1/3は果皮浸透したまま、2/3は3〜4年落ちのフランス産のバリックの古樽でのマロラクティック発酵の後、2〜4年落ちのフランス産バリックの小樽で約8ヶ月の樽熟成の後、セメントタンクに移されて約10ヶ月の追熟成後瓶詰されます。アルコール度数は2010年が15.5度、2011年が15.29度、この2012年は15.18度との情報ですが、ラベルに記載のアルコール度数は14.5度となります。2011年は15度表記でしたから、2012年の実際の度数(輸入時のサンプルを計ったものです)が15.18度もあるとは思えませんし、度数表記に四捨五入的な前後何度なら‥というのがあったと思いますが、0.68度も差があると問題あるかもしれません。
生産本数は2010年の生産本数は75,000本、2011年は選果を厳しくしたため45,000本と書きましたが、公式サイトは70,000本となっています。この2012年は輸入元は48,000本とありますが、公式サイトでは55,000本となります。
2012年の特徴としては、プチヴェルドが僅かな1%のブレンド比率に留まりカベルネソーヴィニョンの比率がアベレージに戻り、カベルネフランの比率が過半数ながらも少し減りましたね。まあ、ここらへんはそのビンテージによる誤差の範囲内と思われます。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
すっかりお馴染みの赤いラベルに変更はありません。前述の通り表記のアルコール度数は14.5度と、2011年よりも0.5度低い。コルクはなかなかの質の4.5cmでまだお尻は染まり始めな状態。グラスはヴィノムのボルドー型一択。瓶越しもグラスに入れてからも2011年と色調はそう変わりませんね。2011年も2012年も少しは比率は違いますが、カベルネフランとカベルネソーヴィニョンを足すと70%越えを思うと当然なのかもしれません。
レ・クーポレらしいしっかりと密度と熟度を感じさせる紫の果実の香りがします。ただし、この数年の傾向同様にジャミーになり過ぎることはありません。この2012年はアルコール度数が0.5度低い分、アルコール感ももちろん控えめですしね。カシスや、ブラックベリーがふんだん。カベルネの青さは微塵もなく、カベルネフランの鉄っぽさも控えめです。
トリノーロらしいオリエンタルでエキゾチックな果実の香りもありますね。完熟ライチの皮、紫色のマンゴー。そこにナツメグや、シナモンのようなスパイスも。樽由来のヴァニラも上品ですね。決して果実を押しのけて出しゃばることはありません。
口に含みますと、うん、カベルネ・ソーヴィニョンましましを実感しますね。とても質の高いタンニンがサラサラで密度を感じます。白い花が紫に濡れ、うわあ、渋味と酸味のバランス、豊富ながら質が高い。開けたての一杯目なんだけれども香りも味もおっぴろげ。
2011年と比較すると濃厚さはやや控えめ。しかし、密度にスキがありません。2012年はとても渋味と酸味がいいですね。ワイン単体でも楽しめますが、これはデミな煮込み、ああ、肉汁溢れるハンバーグを塩でもいいかもしれない。濃厚な果実だとデミグラスソースのように同じ色のソースがいいんだけれども、キチンとミネラルも感じると、ミネラルである塩味もいいよね。ただし、やっぱり肉、肉の脂も欲しい。
二杯目はより美味しい。あくまでもセカンドですが、約5本分の価格差は十分に元が取れる。しっかりとトリノーロ味があるんですよね。
二日目もヴィノムのボルドー型。スミレ、バラ、紫濃いベリー類の香りがヴァニラと相まって深いですね。HBの鉛筆の芯のようなミネラル。口に含みますと、そんなミネラルにキランとクリスタルな硬い輪郭を感じます。口の中の温度で解れ濃密な果実味が溢れますが、不足ない酸味と渋味はこの高いアルコール度数をものともしません。
黒糖っぽさもありますが、甘過ぎはしません。フランの赤茶色の渋味に、カベルネソーヴィニョンのカーボン粉のような渋味。2013年はこの良質な渋味がポイントですね。もちろん良い酸と相まって果実味を引き立ててくれる。
2012年、少し心配なビンテージでしたけれども、レ・クーポレのレベルの高さを実感しています。
三日目もヴィノムのボルドー型。ますます開いています。香りにセクシーなエキスィさが出てきました。飲み口もさらにまとまりサラサラとした渋味と、しっとりとした酸味に濃密な旨味。
この数年、ほんと安定していますね。ビンテージ毎による違いはあるがブレはない。セパージュ比率の差は誤差の範囲内なんだそうな。作付け面積の都合や、セカンドの宿命はもちろんあるだろうが、キチンとまとめてくるのがえらいな。
2012年も安心してお選び頂ける。4,000円以下で最良の国際品種混醸ワインのひとつ。
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