Langhe Nebbiolo 2004 Cantina del Pino
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■ ランゲ・ネッビオーロ 2004 カンティーナ・デル・ピーノ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
バルバレスコの父と呼ばれたドミツィオ・カヴァッツア博士の没後、氏の邸宅を買い取り、そのままアジェンダとしてスタートしたのがこのカンティーナ・デル・ピーノ。バルバレスコ村のオヴェッロ地区に位置し、最も古い歴史を持つクリュであるオヴェッロ畑の一部を含めた6.5haの畑を所有するのみ‥という小さなアジェンダです。
現在のオーナー兼エノロゴは、若きレナート・ヴァッカ氏。まだまだ歴史は浅い生産者ではありますが、その2003年、2004年の村名バルバレスコがガンベロロッソ誌でトレビッキエリを獲得するなど‥躍進中のアジェンダです。
オヴェッロのクリュ名の付くバルバレスコ、村名バルバレスコ以外に、このランゲ・ネッビオーロとバルベーラ・ダルバ、ドルチェット・ダルバを‥そしてランゲ・フレイザなども各少量ながらリリースしています。
今回ご紹介するランゲ・ネッビオーロ2004は、ロレート畑(海抜300m:南西向き)から収穫されるネッビオーロ70%と、アルバーノ畑(海抜300m:南東向き)からのネッビオーロ30%からなるネッビオーロ100%のランゲ・ネッビオーロとなります。
いずれも石灰質の土壌で、仕立てはグイヨー。平均樹齢15年のネッビオーロで株密度は4000株/haとなっています。また一株あたりの収量は1kgと低く、ランゲ・ネッビオーロですら手抜かりはありません。
ステンレスタンクでの発酵とマロラクティック発酵のあと、ステンレスタンクと大樽を併用して熟成されます。二つの畑を合計しても僅か0.8haということもあり、生産本数は4000本のみ。
この土地で生まれ育ったレナート・ヴァッカ氏が、自らの目の届く範囲内で職人的に醸すネッビオーロ‥ピエモンテ州においても、小さいながらも、若く情熱を持つ新しい生産者が躍進する時代に入ったな‥と感じていただけると思います。そして、その作品は、葡萄品種や、その土地を素直に表現したピュアでエレガントなもの‥であることも‥。
輸入量も少ないので、毎ビンテージを扱えるかどうか‥はわかりませんが、この恵まれた2004年のランゲ・ネッビオーロで、ぜひカンティーナ・デル・ピーノの力量を計ってみて下さいね。ピエモンテ州の中で、ちょっと注目したい新しい生産者です。
まさに、この2004年のランゲ・ネッビオーロは掘り出しモノっ!!
これまた旨いやっ!!
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
近年では珍しくなった‥と断言していいのか?たまたまなのか?いわゆるブルゴーニュ型の撫で肩瓶ですが、見れば納得‥ALBEISA表記の共通瓶なんですね。今風に解釈すればエコ‥ですね♪このワインを扱うことに決めたひとつの理由にラベルデザインも…考慮しました。パールホワイトな上質の紙質は、見る角度によって光り方が違いますね。シンプルなロゴに、適切なフォント選びとサイズ‥うーん素晴らしいデザインだ‥プロダクトとして…美味しそう、飲んでみたい‥と思わせるラベルデザインは必須でございます。表記のアルコール度数は14度と、予想外に高め‥コルクは4.5cmと、長さこそ一般的ですが、キュっと絞まりのある上質なコルクがまた嬉しい。
今回は、ブルゴーニュ型の瓶型ということで‥グラスもヴィノムのブル型で‥やっぱネッビオーロだしね。
グラスに注ぎますと‥まるでピノ・ノワールのような‥薄い小豆色って感じかな?上から覗き込んで、手が透けて見えます。テカテカと照りもあって、これは非常に期待しちゃいますね♪香りも、まさにネッビオーロそのもので、赤いチェリーと、赤いベリー類の香りの中に、ミネラルと、緑のハーブの爽やかさが入り交じります。
ラズベリーとストロベリー、さくらんぼの競演が実にチャーミングな香りですね。この薄く感じる色調と、14度いうアルコール度数にギャップを感じながらも、その色調と、これらのチャーミングな香りは、方程式どおりなのであります。
しかし、香りの中に14度を感じさせる甘味もあるかな‥やっぱり。
口に含んでみますと‥
これが旨いっ!!
14度のアルコールのボリュームと、元々継ぎ目ない密度を感じる果実…それぞれの甘味が、甘味を増幅させる‥酸味の質のキメ細かさは上質で、中盤から終盤に向けてジュんわりとにじみ出てくるこの感覚‥
まったく舌に刺さないのは、アルコールのボリュームが角を丸くさせるのか?果実の旨味がそれをやわらげるのか?いや、どっちも‥。非常に舌触りがいいですね…甘味を伴うんですが、一歩手前の寸止めなバランス感覚…。
含み香にも、ハーブっぽさと、赤く濡れた白い花びらの香り。押し付けがましくない旨味がいいですねぇ‥やっぱり。やっぱりベリーフレーヴァーの紅茶っぽさも感じるなぁ‥きっと渋味‥タンニンと果実感に旨味が加わって、雑味がないと‥紅茶っぽく感じてるのかな‥。
エレガントにして、この度数を誇れば、モダンともいえる。ステンレスタンクと大樽の併用で、こんな感じになるのねー。ちょっと感心です。
実は、夏向けかも?との想像がありましたので、やや温度低めの14度からスタートしたんですが、これもドンピシャですね。いわゆる一般的な赤ワインの飲み頃温度からちょっと下げてあげると、夏はいいですね。無論、このワインの美味しい酸味がさらに‥そう感じさせるのかもしれませんが‥。
ライトローストのコーヒー豆と、豆腐屋さんの香りを足して二で割った豆っぽさ‥。
肉をくれ‥肉を‥赤身の肉をくれ‥そんな感じですなぁ。
単一葡萄品種ならでは、ストレート感がいいですねぇ!!
二日目です♪
色が濃くなるのは、お馴染みの現象‥ちょっとだけ干し肉っぽい野獣がガオーッ系の香りが薄らしました‥。初日よりも、温度を高めにしてるからかな?果実の香りは相変わらずイイですね♪甘味があるのに、ダレない香りですね‥口に含みますと、熟したプラム‥ちょっとだけリキュールっぽいプラムとプルーンのニュアンス‥色だけでなく、酒質自体が濃くなってますね‥。この二日目は、フルボディ…14度というアルコール感も二日目の方が強く感じてます。
出汁っぽい旨味と、フレーヴァーティーの風合いは初日よりも増した感じがあるかな。それにしても、最近、毒味するワインは、どれもみな、優しいな‥まろやかで、舌触りがいい。酸味が美味しいスタイルも同様‥でも、やっぱりサンジョベーゼとネッビオーロでは、また違った感じですね。こちらもジューシーなんですが、ジューシーさに違いを感じます。
あ…グラスは二日目もヴィノムのブル型ね。他のグラスでは試してませんが、このグラスがお似合いのはず…。モダンなフランスのピノノワール的でもあり、ニューワールドのピノノワールにも感じる…かも。
旨い。
このネッビオーロは掘り出しモノだ。
2004年だから‥という理由もあるんだろうが‥パルッソ以外のネッビオーロで旨味や出汁っぽさ‥紅茶のニュアンスをこれほど感じるのは久々‥。きっとカンティーナ・デル・ピーノは、西野嘉高に合うんだと思います。
三日目でごわす♪
香りが開いてるというか、濃密な果実の香りがふわ〜んと漂いますねぇ。香りにも、味わいにも、甘味があるんですが‥これがイイんだっ!!絶好調になめらかな旨いが出汁っぽいですね!!
もーこんなスタイル‥大好きっ!!
そこにちゃんとネッビオーロ味があるのが‥これまた最高っ!!
さて‥本日のワインの肴は‥ハンバーク。晩飯がハンバーグだったんですが、そこをケチャップ&ソースなソースではなく、あえて塩でっ!!今年から導入されたフードプロセッサーで、粗挽きされた肉が‥塩だと‥うーん合うっ!!
やっぱり、このネッビオーロは美味しい!!
カンティーナ・デル・ピーノ‥ちょっと注目しておきたいですね!!
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