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Chianti Classico 2013 San Giusto a Rentennano

トスカーナ州の赤 > San Giusto a Rentennano

	更新履歴 2015/09/19 販売価格 2,880円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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キャンティ・クラッシコ 2013 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ
《イタリア／トスカーナ／赤／サンジョヴェーゼ95%、カナイオーロ5%／ミディアム》


品種構成はサンジョヴェーゼ95%、カナイオーロ5%で安定しています。2011年は14.5度、2012年は14度でしたが、この2013年は13.5度となります。2011年は35,297本、2012年は39,236本、この2013年は36,864本とアベレージと思われます。

バックラベルには新しいガッロネロのマークが付きました。テクニカル情報は中樽で12ヶ月の樽熟成と例年通りとなります。リコルマのようにナンバリングはされていません。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


コルクは並質の4.5cm、グラスはオヴァチュアです。2011年の14.5度はなるへそとして、2012年、この2013年と少しずつアルコール度数が下がっている理由も探しながら毒味をしたいと決意。赤なんだけれども、少し紫のマーカーを一塗り重ねたような赤。例年はこのスタンダードなＣＣを先に飲みますが、今年はＣＣＲレ・バロンコーレの後‥。共通する果実香があるが、より開放的ですね。レンテンナーノのしては抜栓直後から開いて感じます。元気なスミレ、紫色のイチゴ、もぎたてのブルーベリーや、フランボワーズ。小さなチェリー、ベリー類の色とりどりと熟度のミックス。

とても分かりやすいし、親しみやすい。若い内に飲むべきクラスであることを自覚しているのが嬉しいし、だから好きなんだよね。ちゃんと役割を果たしてくれるってとても大事なことなんだ。

少しのチョーキーさ、ミネラルの香り、もちろん香りからの情報もレ・バロンコーレと比較すれば密度感や深さはほどほどで、いい意味で軽やか。

口に含みますと、香りからの情報まんまですが、ほんと飲みやすい。13.5度というのも手伝って飲みやすい。抜栓直後ながら質の高い酸味（ここ重要）が暴れずに、すんなりと鞘に納まる。心地よい渋味と酸味は、軽やかかつ、ヌケ、継ぎ目のない果実味をスルスルするりと喉に運ぶ。

サンジョヴェーゼを愛らしく感じさせるのは、やはりスタンダードなＣＣだと思う。気を使わない人間関係にも似ている。サンジョヴェーゼを、キャンティ・クラッシコを、トスカーナを存分に楽しませてくれます。

余韻はしっかりある。いや、思いのほか長い‥。サン・ジュスト・ア・レンテンナーノのワインの中ではカジュアルなワインになるが、そんじょそこらのＣＣと比較すれば偉大なワインでもある。

いとも簡単においしい。

ミネラリーさもあるし、まろやかさもすでにある。今すぐに楽しめる酒質はほんと嬉しいし役目をよーくわかってらっしゃる。

二日目もオヴァチュア。小さな赤い果実達が小気味良いリズムで開いています。とても果実味もピュアですね。汚れ、曇りがありません。レンテンナーノもビオなんですが、ビオ特有のやわらかさ（私にはユルさに感じるのですが）はありません。キチンと整った酸味と渋味がちゃーんとある。ＣＣＲと比較すればボディ感も密度も軽やかですが、役割を果たしてる。飲みやすいもんね。酒質は決してカジュアルではありませんが、カジュアルに飲めるんだなあ。

初日よりも旨味が増しました。酸味がのった旨味がね。もう少しグラスで開かせればジューシーになりそうです。微粉のチョーク、こし餡を伸ばしたもの。

最初の赤、一杯目にとてもいいですね。軽めの前菜、塩気、脂気。ブルスケッタ‥酸味あるトマト、ラルドもいいかも。

三日目もオヴァチュアです。基本的に二日目と変わらず‥オチたりヌケはありません。酸味がよりなめらかで、深みがありますね。ジューシーでようやく「つゆだく」なんですよね。旨いなあ。

うん、三日目にしてとてもすごくおいしい！

もちろん初日から美味しいんだけどねえ。いいミネラルもあるし、アルコールも適切だしね。バランスがいいからスイスイ飲めてしまう。

やっぱりレンテンナーノ‥安定、安心のおいしさですね！