Oreno 2011 Tenuta Sette Ponti

トスカーナ州の赤 > Sette Ponti

更新履歴 2016/02/21
販売価格

7,980円(税込)

在庫数 SOLD OUT

オレーノ 2011 テヌータ・セッテ・ポンティ
《イタリア/トスカーナ/赤/メルロ50%、カベルネソーヴィニョン40%、プチヴェルド10%/フルボディ》


2010年のセパージュ比率はカベルネとメルロが各40%、プチヴェルドが20%の比率でしたが、2011年はメルロが50%を占め、プチヴェルドが10%となっています。ラベルのデザイン上の構成は同じですが、少し変更になっていますね。ボトルはお馴染みのORENOの凸モールドが正面にあるVE社製のもの。キャップシールももう少し薄い金色でしたが、少しカッパーな感じの赤味がかった金色。コルクはなかなかの質の5cmで、グラスはヴィノムのボルドー型です。ちなみに表記のアルコール度数は14.5度

毒味はクロニョーロ2011年の三日目の翌日から。さすがにクロニョーロとの品種構成比率の違いを感じさせる深い黒、エッジはもう少し紫かと思いましたが深い赤です。まったく青さはないが、杉の香りが爽快に添えられる熟したベリー、カシス、黒い皮を持つチェリー。うん、やっぱり樽の使い方、表現が2009年までとはぜんぜん違いますね。ローストした香ばしさや、ホワイトチョコのようなヴァニラはありません。サンジョヴェーゼは入っていませんが、ヴァイオレットの香り。

口に含みますと、重みと張りのあるミネラル、キメ細やかな密度、とても奥深い果実味。うん、2010年と同じ印象。含み香、味にカカオパウダーっぽさ。不用意な甘さはなくすでに旨味もある。酸はキレイに溶け込み、角がない。派手な開きはないが大人しいわけでもない紳士的でスタイリッシュ。

メルロのふくよかさを、張りのあるミネラルが一皮覆う。とてもなめらか、ヴェルヴェッティな輪郭。2010年は「動」でも「静」でもなく「佇」と表現したが2011年も同じですね。

決して訴えかける酒質でもないが、こちらから迎えに行かねばならないわけではない。ほんの少し集中して「気」を配ればそこに佇んでいるのを確認できる。

すでに優れたバランスを持ち、複雑味がありながらも一杯目からまとまっていますね。オレーノ、やっぱり旨いですね。このレベルのワインがこの価格というのはあまりにも可哀想。

二杯目は、酸味のレンジの幅広く感じます。それに応じて、フルーツも赤から紫、黒へ。大きさも小粒なものから‥。クロニョーロの三日目が一番甘味を強く感じましたがオレーノの初日はまだまだですね。

まだミネラルの硬さを感じながらも、しなやかな果実味、旨味がすでにある。樽使いがほんと絶妙ですね。もちろん、これまでのカルロ・フェリーニ的な樽使いを否定はしません。

2011年も進化と深化‥まあ、2009年以前を知ってる方との共感かもしれませんが‥それをヒシヒシと感じます。

二日目もヴィノムのボルドー型。初日と変わらず香り高い。フラワリーさもあるし果実香ももちろん。ぼってりと濃い果実香はない。タイトではないがスレンダーと感じるのは、少し硬さとも感じるアルデンテだからかな。果実味のカシス深く、プラム増幅、サラサラとした渋味と、心地よく溶け込む酸味が飽きさせないし、ストレスに感じさせない。

旨味があるなあ。酸味とのバランスがいい。クロニョーロよりも密度高く、旨味深いのは、倍の価格を思うと当然でもある。

構成感はカルロ・フェリーニ時代からあった。しかも仕立てのよいスーツのような折り目と素材感、スクリとした様がある。もっと暴力的な濃さと樽香をもってすれば、国際的な評価と価格はもう一段あがるし、それを順手(逆手ではない)として強気な価格をつければブランド価値も上がるだろうが、まだ歴史が浅いことや、ジュゼッペ・カヴィオラに交代したことは、そこじゃない‥のかもしれない。

三日目もヴィノムのボルドー型。二日目とさりとて変わらないまとまりを感じる構成感。いやあ、スタイリッシュですね。目の前の敵を(なんでやねん)オルネライアに設定しています。オルネライアも素晴らしいワインですが、やはり外向きですね。イタリアワインらしさというよりもボルゲリらしさを越えて世界的なスタイル。対してオレーノは、カルロ・フェリーニ時代の方が外向きだった印象。カヴィオラに時代になってからやよりイタリアワインらしさを感じますね。同等に旨く、同等クラスだと思います。でも価格は半分以下なんだからなあ。これがブランディングなのかな。

にしても、2010年以降のスタイルは、系譜を感じさせつつも新しさを感じますね。品があってとても好きです。2011年も暑さを感じさせない素晴らしいバランスとまとまり‥。2010年よりも値上げにはなりましたが、まだまだ国際品種なトスカーナIGTとしてコスパは最高級。

TOPに戻る TOPに戻る

イタリアワイン通販 nishino yoshitaka +plus


大きな地図で見る
[運営] 株式会社ニシノ酒店会社概要詳細
[住所] 544-0032 大阪府大阪市生野区中川西2-12-4
[電話] 06-6731-7406(実店舗専用)
[電話] 090-1899-4351(ネットショップ専用)
 こちらに掲載の商品に関しましては、上記携帯電話までお問い合わせ下さい。
[URL] http://www.nishino-yoshitaka.com/
[MAIL]nishino@nishino-yoshitaka.com
[MAIL]ypsilon@bk2.so-net.ne.jp
365日24時間ご注文受付。平均24時間(最長48時間)以内に正式な受注確認メールを配信いたします。毎週月曜日は定休日となっております。日曜の夕方から月曜日にご注文、お問い合わせの場合は、火曜日以降のご連絡となります。
お買い物全般に関することで何か疑問がございましたら、まずは[総合案内所]をご確認下さいませ。様々なご質問に対する回答を掲載しております。
会社概要プライバシーポリシー特定商取引法送料決済方法サイトマップお問い合わせ

TOPに戻る TOPに戻る

Members:にしの組

ログイン ログイン
ご購入時に会員登録された場合、登録したメールアドレスとパスワードにてログインが可能です。(パスワードをお忘れのお客様→パスワード再設定
はじめてのお客様は 新規会員登録をお薦めいたします。会員登録いただきますとログインが可能となり、会員限定商品の購入が可能となります。

Profile:にしのよしたか

にしのよしたか
西野 嘉高(1970年4月22日:A型)
イタリアワインに関することは、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
ライン
campany 株式会社ニシノ酒店
(会社概要・実店舗所在地地図)
campany イベントスケジュール
定休日・臨時休業日・西野嘉高のスケジュールや、ワイン会などのイベントスケジュールの確認はこちら。
faq サイトマップ
メール お問い合わせ
モバイル 090-1899-4351(西野嘉高直通)
カフェ "極主観的イタリアワインブログ"(新ブログ)
"Buona Scelta!"(旧ブログ)

Cart:お買い物かご確認

カート お買い物かご確認

Category:商品一覧

TOPに戻る TOPに戻る

新着イタリアワイン情報

FAQ:総合案内所

faq お買い物全般に関するご利用ガイド

送料や決済方法の他、お買い物に関する情報、よくある質問に対する回答をまとめました。何か疑問に思ったら、まずはこちらをご覧下さい。
ライン
caution ワインをお求めのお客様への情報

ワインをお求めのお客様に、ワインならではの品質管理などの情報などをまとめました。ワインをご購入のお客様はご一読下さいませ。
ライン
会社概要 特定商取引法に基づく表記:返品
会社概要 プライバシーポリシー
モバイル 携帯電話からもご注文可能です。
qrコード
カメラ メディア掲載履歴

株式会社ニシノ酒店がメディアに紹介された掲載履歴をご紹介。取材依頼なメディア様もご一読下さいね。

イタリアワイン啓蒙活動

カメラ イタリアワイン会履歴

不定期ながらイタリアワインの啓蒙活動を兼ねたワイン会を開催しております。ワイン会の参加者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
ペン イタリアワイン教室|Vino Labo

比較試飲(人体実験)を通して、イタリアワインをより深く経験するワイン教室です。実験教室の被験者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
用語集 イタリアワイン用語辞典

イタリアワインを飲んで感じたことを表現・比喩するための、"使わないかもしれない" "使わなくてもいい"独断と偏見に満ち溢れた極主観的用語辞典です。
ライン
リンク イタリアワイン数珠繋ぎ

イタリアワイン情報サイトや、お客様のブログと繋がるリンク集です。

その他..

フィード RSS フィード ATOM


TOPに戻る TOPに戻る