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Le Difese 2013 Tenuta San Guido

トスカーナ州の赤 > Sassicaia

	更新履歴 2016/02/24 通常特価 4,212円(税込) 販売価格 3,000円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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レ・ディフェーゼ 2013 テヌータ・サン・グイド
《イタリア／トスカーナ／赤／カベルネソーヴィニョン70%、サンジョベーゼ30%／フルボディ》


サッシカイアを生む、テヌータ・サン・グイード第三のワインであるレ・ディフェーゼは2002年が初ビンテージ。リリース当初はサンジョヴェーゼ主体という認識があったのですが公式サイトの資料を拝見すると初ビンテージから基本的にカベルネソーヴィニョン70%、サンジョヴェーゼ30%のようですね。現在はグイドアルベルトはサンジョヴェーゼが混醸されていませんが、当初はそんなグイドアルベルトのカベルネとサンジョヴェーゼなセカンド的存在だったようです。

南西向き、海抜100mから300mの石灰岩質土壌の畑で収穫されるブドウが使用されます。いずれのブドウも30度から31度に温度管理されたステンレスタンクで9日から12日間の醸しと発酵を行います。カベルネソーヴニョンは15日間、サンジョヴェーゼは18日間かけて行われます。発酵期間中はポンプオーバーはデレスタージュが施されやわらかなタンニンを抽出します。マロラクティック発酵の後、グイダルベルトとサッシカイアの熟成に使用したバリックで12ヶ月の樽熟成後瓶詰めされます。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


猪を追う猟犬二匹。その猪とは…なんなんでしょうね（深読み）。ブルーのキャップシールや、少しクリームがかったラベル地など、サン・グイードらしい統一感があります。コルクは圧縮の4.5cm。陳腐な生コルクよりはよほどマシですが、サン・グイードたるもの‥できればディアム社製でお願いしたい。グラスはヴィノムのボルドー型一択です。

決して底が見透かすことが困難なわけではない深さの赤。まだ若いながらも、じっとりとしたカベルネソーヴィニョンの果実香がいいですね‥全開ではありませんが、閉じでもありません。ブラックカラント、少しだけローストしたニュアンスある樽香、ムンとした腐葉土、ブラックチェリー、香りはまとまってますね。未熟という意味での青さも感じません。

口に含みますと、うーん、さすがやな。。渋味、酸味ともにイガつくことはありません。若いながらもすでに完成されていて一杯目から飲み易い‥というエントリーラインの必須要素はキチンと感じます。口の中を満たすほどよいボディと香り。少しスパイスがあり、ネリネリとした餡。13.5度に近いかもしません。グラス内壁を垂れる脚、渋味、酸味ともにバランスがいいですね。ミネラル感があるのも重すぎない。

サッシカイアともなればワイン単体か、特別なご馳走も必要となりますが、レ・ディフェーゼはサン・グイードらしい日常ワイン。もちろん、お値段がお値段ですのでデイリーとまではいいませんが、適度な濃さ、ながら密度に不足なく飲み易い。なんにでも合わせることができる万能、優等生的酒質です。

キレイなカベルネですね。こういうの‥国際品種だけれども新世界的ではない。やっぱりサンジョヴェーゼの酸、それがイタリアらしさに繋げてくれるのかな。

二日目もヴィノムのボルドー型。その構成にサンジョヴェーゼを感じますね。香りにはカベルネソーヴニョンが前なんだけれども。サンジョヴェーゼの酸味がカベルネの渋味を支えている感じ。とても飲みやすいまとまり。旨味も少し出てきましたね。

とてもエレガントなんですよね。国際品種主体なんだけれども本当の姿はボルドーっぽくないのはサンジョヴェーゼの酸味のおかげかな。実は、ブルゴーニュ型グラスでもいいかも？と思いつつ、オヴァチュアぐらいでグラスでまとめて上げるのもいいかも？グラスによって感じ方は変わるかもしれません。

三日目飛ばして四日目です。グラスは迷いましたがヴィノムのボルドー型継続です。開いてますね‥恥ずかしげもない開き、まとまる飲み口に伸びのよい酸が果実味を牽引します。変化球的に、しっとりバター風味ケーキというコンビニで蒸しパンを買うはずだったのにこっちを買ってみた‥的なパン（ケーキとの記載だが）のバターの風味、ザラメ的な甘味、クッキー生地的なもの‥案外合うのですよね。赤ワインと甘味あるもの‥イケるんです。

サンジョヴェーゼの酸味はくっきりありますし、全体を渋味とともに引き締めますがなめらかさもあるんですよね。四日目とはいえ、四杯目ですから、酸化もゆっくり‥空気を含んだエアリーな優しさも感じます。

使い勝手のよいトスカーナワインですよ。