Taurasi Radici 2010 Mastroberardino
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※希望小売価格 5,400円税込→通常特価 4,280円税込→特別価格3,980円税込
タウラジ・ラディーチ 2010 マストロベラルディーノ
《イタリア/カンパーニャ/赤/アリアニコ/フルボディ》
カンパーニャ州の歴史ある生産者と言えばこのマストロベラルディーノを差し置いて他にありませんね。1750年頃からワイン造りに携わっていたようですが、マストロベラルディーノとしての創業は1878年だとか。元々はベラルディーノという名前だったそうですが、二代目の当主であるピエトロがマストロ=マエストロ=名匠の称号を得てからはマストロベラルディーノという名前になったそうです。
近年、カンパーニャ州に置いても国際品種への移行は少なからず…な状況ですが、徹底してカンパーニャの土着品種にこだわるのもマストロベラルディーノの姿勢ですね。フィアーノ・ディ・アヴェッリーノDOCG、グレコ・ディ・トゥーフォDOCG、そしてタウラジDOCGもマストロベラルディーノあってこそ‥と言えます。
中でもイタリアはのみならず世界に名だたる‥なのがタウラジですね。アリアニコ種を使用したワインは何種類かリリースしていますがいずれも、その土地の個性を反映したもの。もちろんその筆頭はタウラジで、タウラジ・ラディーチと、タウラジ・ラディーチ・リゼルヴァの二種類となりますね。今回ご紹介するのは、マストロベラルディーノ的にブラックラベルと呼ばれるタウラジDOCGラディーチです。
平均標高400m、南向きのモンテマラーノと南西向きミラベッラ・エクラーノブドウ園で栽培されるネッビオーロは平均樹齢15年、株密度4000本〜6000本とのことです。では、ラディーチ・リゼルヴァは?と言うと、モンテマラーノブドウ園のブドウのみで醸されているようですね。標高は500mと高めですが、平均樹齢は12年とリゼルヴァでないラディーチよりも若いようです。
温度管理されたステンレスタンクでの長期の果皮浸透による醸しとアルコール発酵とマロラクティック発酵が施されます。熟成はフランス産のバリックと、スロヴェニア産の4700Lの大樽(新樽比率20%)で最低24ヶ月、瓶熟成期間は最低12ヶ月とのこと。では、ラディーチ・リゼルヴァは?と言うと樽熟成期間が最低30ヶ月と半年伸びますが一番の違いは瓶熟成期間と言えますね。リゼルヴァは最低36ヶ月となっています。
ではDOC法のおさらい。もちろんこのタウラージはDOCG銘柄ですね。品種構成はアリアニコが85%以上の規定。最低熟成期間は36ヶ月で、内木樽熟成が12ヶ月となります。リゼルヴァを名乗る場合は最低熟成期間は48ヶ月で、内木樽熟成が18ヶ月となります。
不利な為替だったんでしょうね、2009年はとても4,000円斬りは無理そうでしたので華麗にスルーしました。2010年、なんとか4,000円斬りでのご案内です。もちろん、そのリゼルヴァも憧れですが、このブラックラベルの旨さは2008年で実証済ですね。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
重厚でロングなボトルは肩部分にMastroberardinoの凸モールド。一応ラディーチ・リゼルヴァの方が格上ですが2008年の特別なラベルは別として、白ラベルと、この黒ラベルなら黒ラベルの方が高そうなんだけどね。マットな黒に光沢のある黒での紋章、商品名は凸感のあるゴールド、ブランド名はお馴染みの赤色です。ロングネック部分に刺さるコルクはラディーチならはもうひとがんばりの質ながら、2008年は4,5cmでしたが、この2010年は5cmのコルクですね。グラスは迷わずヴィノムのボルドー型。ちなみにバックラベルに表示のアルコール度数は13.5度で、2008年が(たぶん)14度でしたの0.5度下がっています。
凄く深い赤から黒へのグラデーション。甘味を感じる熟した果実香がたぷーり開いていますね。樽はなめらかに溶け込んでいます。リゼルヴァではないラディーチだからこその果実香の深さ、酸化(熟成)を感じさせないところがステキです。どこかオリエンタルな果実、煮詰めたライチにヴァニラ香が絡み、カシスやプルーンの凝縮した香りもあります。
口に含みますと、サラサラとしながらも甘味あるタンニンを含む果実味にまだ硬さを感じながらも、すでに飲めるというしなやかさを兼ね備えます。
旨いねえ。
そう、一杯目ですが、渋味もあるが、旨味もある。香りほど味わいに甘味を感じないのは、そんな渋味や溶け込んだ酸味があるからだと思われます。もちろんフルボディな厚みと、密度の高さ。ミネラルが硬すぎないですね。
うーんタウラジだわ。大雑把に例えると青さのないカベルネにも似てるんだけどね。よく果実が熟していますね。13.5度以上のアルコールを感じますが、渋味に酸味、そして果実味など、アルコールに負けてないですねえ。ベリーベリーな果実味にプラムの風味、やっぱりガッツリとした肉料理が喰いたいですねえ。でも、ステーキソース的なモノではなく、ガリっと黒胡椒効かせた肉料理がいいっすかねえ(じゅるじゅる)。渋味が旨いワインはやはり肉汁または脂身欲しくなります。煮込みもいいだろうなあ。
二日目もヴィノムのボルドー型。甘味と旨味が乗る果実香、白い砂のようなミネラル、はサラサラの渋味にリンクします。樽を効かせながらも浮つかないのもいい。渋味主体ですが、サグランティーノやカベルネとはまた違うのがアリアニコ。
そんな渋味と、酸味による構成感を感じますが、硬過ぎるわけではない。乾きながらも濡れた甘味、旨味がありとても美味しい。思ったよりも早くから飲めるのは2008年同様ながら、熟成ポテンシャルもヒシヒシと感じる。あくまでも果実が前なんですけどね‥とてもバランスが良いので濃さもクドくない。
この二日目の果汁感がとても美味しい。全体がジューシーなんですよ。いくらでの飲める。
三日目もヴィノムのボルドー型。この酒質だと三日目どころか‥ですが、最後の一杯はたぷーり目に残しておる。黒バラの華やかな香りが果実香を牽引します。フルーツをねりねりとした熟れた香りもあり、脱力という意味ではなく、力んでいない開きを感じますね。
口に含みますと、渋味、酸味ともに薄皮が取れたようにメリハリ、クッキリとしておりさらなる構成感に寄与しています。うーん、旨いな。アリアニコ旨い。マストロベラルディーノって、決してモダンではないんだけれども、古典というほど古臭くもない。果実の果汁感がある。アルコールの表現も適切で、ワインとしてとてもいいし、おいしい。
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