Senes Cannnonau di Sardegna Riserva 2012 Argiolas
→ アルジオラス
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※2016年10月20日17時40分更新:追加割当分12本が完売しましたが、さらに追加割当を頂きましたので12本UPします。
※2016年10月29日10時45分更新:追々加割当分12本が完売しましたが、さらに追加割当を頂きましたので12本UPします。
セネス・カンノナウ・ディ・サルディーニャ・リゼルヴァ 2012 アルジオラス
《イタリア/サルディーニャ/赤/カンノナウ90%以上、カリニャーノ、ボヴァレ/フルボディ》
その歴史は1918年にフランチェスコ・アルジオラスがブドウの樹を植えたことから始まります。元々はサルディーニャでオリーブをブドウを栽培する農家だったアルジオラス家ですが、1906年に生まれた今は亡き今は亡き、アントニオ・アルジオラス爺がアジェンダを設立したのは1937年。以降本格的なワイン造りの道に進みます。
その後、息子のフランコとジュゼッペが取り仕切り、現在ではアントニオの孫となる三代目がアジェンダを牽引しています。脇を固めるエノロゴにはマリアーノ・ムッル氏。そしてコンサルタントには、かのジャコモ・タキス(今は名前だけ)。
醸造所はサルディーニャ島の南東部である州都カリアリ近郊のセルディアーナ村に位置します。セルディアーナを中心に280haもの自社畑を所有。その海抜は170mから700mに及ぶなど多種多様で、カンノナウやカリニャーノ、モニカやナスコ、ヴェルメンティーノなどなどサルディーニャの土着品種をその日照条件や土壌などを見極め栽培しています。
このセネスが2017年度版のガンベロロッソ誌でトレビッキエリを獲得したわけですが、実はまだ公式サイトには掲載されていないんですね。格付け的にはカンノナウ・ディ・サルディーニャDOCでもリゼルヴァ格を名乗りますので今後、アルジオラスのプレステージラインのひとつとして紹介されると思います。
DOC法のおさらい。
カンノナウ90%以上、その他10%まで。赤とロゼで赤は甘口もあり。リゼルヴァは最低熟成期間が25ヶ月とのこと。輸入元のテクニカル資料では、バリックで12ヶ月の樽熟成とありますので、瓶での熟成が12ヶ月以上あればモロモロで25ヶ月は満たすかな。
トゥーリガはIGTでカンノナウ主体の混醸、弊社取り扱いのイス・ソリナスもIGTで、カリニャーノ主体でボヴァレの混醸。このセネスはカンノナウ・ディ・サルディーニャ・リゼルヴァとなり、カンノナウ90%以上の混醸。アルジオラスではリゼルヴァ格ではないコステーラというカンノナウ・ディ・サルディーニャもありますね。
このセネスはサルディーニャの方言で「老い」を意味するそうです。リゼルヴァ‥ともとれるかもしれませんね。2009年に高いしたアントニオ・アルジオラス氏への敬意を表してリリースされたワインとなり、この2012年が初ビンテージ。カリアリの北、30キロにあるシウルグス・ドニガーラ、シジニ、トレクセンタ周辺の丘など海抜220m付近の石灰質泥炭土壌の畑で栽培されるカンノナウが中心となります。
収穫したブドウは25度から28度に温度管理されたタンクで12日から15日の発酵とマロラクティック発酵はセメントタンクで。バリックでの12ヶ月の樽熟成後瓶詰め、しっかりとリゼルヴァの規格を満たす瓶熟成期間を経てリリースとなりました。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
黒地にシルバーの繊細な書体、攻殻機動隊かマトリックスのように上から下に流れるような文字ではなく‥なんでしょうね。シルバーのキャップシール、コルクはアルジオラスらしく良質の5cm、グラスはヴィノムのボルドー型を切らしておりますので、ヴィノムのブルネッロ型です。バックラベルに表記のアルコール度数は14.5度。
ほぼ紫でピンクのエッジを持つ深い色合い。どこかドルチェットを彷彿とするような赤から黒へのグラデーションなチェリー香りに飾られた黒から紫へのどっぷりとしたベリー香りがスパイスを揮発させる。確かに果実味に甘味、確かに新樽の風味、確かに14.5度を感じさせる少しモダンな雰囲気ある濃密かつ、濃厚‥いや、きっとこれが飲んでみると重さを激しく感じさせないんだろうな。深く濃厚な紫のバラとスミレの香り、少しインキーな部分があるね。
口に含みますと、白粉のような粉っぽさとフラワリーな香りがリンク。やわらかく満たされた密度、しなやかな渋味が詰まっていますね。渋味に甘味、じゅんわりと浸透する酸味もあり、硬さではない重さ、ふくよかに広がるというよりも、どっしりと腰を据えた感じ。濃縮したブドウ本来の香味があるのもどこか良質のドルチェット(や、バルベーラっぽい?)感じがある。渋味には炒り過ぎないコーヒーの香り、苦みがありますね。ほぼ単一ですが、複雑な風味がありカリニャーノ主体のイス・ソリナスや、同じくカンノナウ主体ながら(きっと、比率はもっと低いだろう)な、トゥーリガともまったく違う個性があります。
ただし、共通項もある。アルジオラスならではの完成度‥ここですよね。これが現行と思うと尚更で、今飲んでおいしく、きっとトゥーリガのように数年置いても変わらぬ美味しさ、ある意味強さを持っています。でも、この強さに無理がないんだよなあ。
スパイス、タンニン、酸味に苦み‥果実の甘味が濃さばかりが前に来るわけではなく、しっかりと構成要素を感じ、複雑なのがいい。
二日目もヴィノムのブルネッロ型。ボルドーや、ブルゴーニュもありだと思いますよ。初日同様の、しっかりと熟度を感じる果実味が深く甘い。二日目ならではのまとまりもありますね。口に含むとなめらかでどっぷりと密度を感じますね。濃いワインですが重過ぎるわけではない。ブドウ本来の果実味、暗いベリー達。初日と変わらず複雑な香味もあるが、それぞれのつなぎ目がなめらか、まとまって感じるのが二日目ですね。
スパイス、渋味、二日目はそれほど苦みはないが、そういう要素が果実味を単調にさせない。もちろん、いい酸味を持っていますね。黒胡椒を効かせたサラミの肉々しさ、グアンチャーレの脂の部分もいいかもしれない。しっかりと火を入れて滴り落ちる脂もどないかしたい。うん、黒胡椒のスパイスが繋いでくれそう。もちろん、赤い身の肉は必要だけれども。
三日目もヴィノムのブルネッロ型。果実味たっぷり、スパイスが心地よいですね。しっかりとまとまっています。初日はかなりモダンな濃さでしたが、三日目ともなるとしっとりと旨味の座りが良い。
アルジオラスらしい力強い果実味と優れたタンニンによる構成感をヒシヒシと感じますね。しっかりと洗練された濃さ、密度を感じ、満足感十二分です!
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