Bolgheri Rosso 2007 Le Macchiole
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ボルゲリ・ロッソ 2007 レ・マッキオーレ
《イタリア/トスカーナ/赤/メルロ50%、カベルネフラン30%、シラー10%、サンジョベーゼ10%/フルボディ》
1997年までは「レ・コンテッシーネ」、2003年までは「マッキオーレ・ロッソ」と、名前だけでなく内容が進化してきた歴史を持つ、レ・マッキオーレのスタンダードライン‥。レ・コンテッシーネも、マッキオーレ・ロッソもサンジョベーゼ主体のワインでしたが‥ボルゲリ・ロッソになってからは国際品種が主体となっています。
マッキオーレ・ロッソ時代よりも価格が下がったのも理由ですが、このボルゲリ・ロッソのわかりやすい果実味と、濃厚な酒質は、一般のお客様にも、飲食店様にも…「期待通り」の味わい‥。3000円以下のトスカーナで最も「使えるワイン」のひとつですねっ!!しかも、この2007年からは価格もさらに下がり‥さらにコスパが高くなりましたよっ!!
2005年のメルロ40%、カベルネフラン30%、サンジョベーゼ30%というセパージュ比率から、2006年、この2007年と‥メルロ50%、カベルネフラン30%、シラー10%、サンジョベーゼ10%に変更されております。
ステンレスタンクでの発酵後、オーク樽にてマロラクティック発酵、古樽のバリックで10ヶ月の樽熟成を経たスペックは、2006年よりも二ヶ月熟成期間が長くなっているようです。(輸入元資料)
2007年も間違いなしですね♪
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
マッキオーレ・ロッソ時代とは違う真っ白地にシンプルなフォント使いと、筆で描かれたような一本松がシンプルでいいですね。バックラベルに表記のアルコール度数は、2006年の13.5度より0.5度UPの14度。2006年を注意深くみていなかったのですが‥バックラベルには‥
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と、記載されています。
コルクはトップにもお尻にもビンテージが刻印されており、2006年より良くなったような気がするなかなかの質のコルクは4.5cmとなります。赤紫な葡萄色にお尻は染まっておりますね‥グラスはヴィノムのボルドー型で。
グラスに注ぎますと、そんなコルクのお尻の色と同様の葡萄色な泡立ち‥ピンクがかった紫から中心は真っ黒。香りは2006年ほど樽のロースト香が強くなく、完熟ベリー達の競演‥といった果実香主体。カシスリキュール、完熟のブラックチェリーが、濃さ"B"の鉛筆の芯を濡らす感じ。これぞボルドーブレンド!!な非常に理解しやすい濃厚な果実味が人気の理由でもありますが、この2007年は、樽香が控えめになり、ピュアな完熟ベリー達が特徴的ですね。
現時点ではメルロが中心。ちょっと干し肉のような香り、血液なドラキュラもあるがそれほどキツくは感じません。2006年ほどカベルネフランな感じはまだないかな。濃厚なニュアンスはあるんですが、濃いカベルネっぽくはありませんね。
口に含みますと、相変わらずの塊感がありますね。その外側がミネラルの攻殻機動隊な感じの昆虫っぽさがある。しっかりとした密度もありますが、ガッチガチではありませんよ。
酸味と渋味が、この価格帯‥リリース仕立て‥抜栓仕立て‥な要因を考えると異次元に良質ですね。渋味もしっとりとしていて、イガつきはしません‥でも、一粒一粒の分子が揃った構造で、その粒を感じつつも、雑には感じさせない良質なもの。飲み慣れない方にも、渋味に甘味が乗ってるように感じる様は、素直に美味しいと感じさせるはずです。酸味も同様‥なかなか終盤にかけてじゅんわわわ‥な感じの酸味は‥やっぱイタリアだなぁ‥を感じます。
2006年と違う部分は、カベルネフランがさほど強くないことかな。ほろ苦甘いスパイス感、タンニンは少なめですね。そこが、この2007年を2006年よりも幾分やわらかく感じさせるのかもしれません。メルロ主体ですね‥この2007年(の現時点)は‥。
分かりやすい≠単調
イタリアワイン愛好家には、ちょっとワインを嗜んでるが、イタリアはそれほど‥ボルドーとか、カリフォルニアやオージーなんか飲んでるらしい友人に振る舞うにはピッタシですよね。もちろん、そんな方々が、たまに選ぶイタリアワインとしても最適。やっぱりいわゆるボルドータイプながら、どこかちゃんとイタリアワインしているのが‥いいのよね♪3000円以下‥から2500円前後なカテゴリーに、この2007年は入っちゃったもんだから‥
うーむ。向かう所敵なし‥。
二杯目です。2006年同様、濃さを感じながらも飲み飽きしないもんで、あっという間に二杯目です。2004年からどんどんとモダンさが洗練されてきましたね。この2007年は前述の通り、樽もローストきつくなくなりましたし‥。こうやってアイデンティティーが確立されていくのでしょうか。
この二杯目から、より酸味とミネラルが感じられますね。サンジョベーゼな一面なのかもしれませんが、ここのイタリアを、レ・マッキオーレを感じてしまいます。そんなミネラルは、モノコックな外骨格構造な、輪郭を感じさせるんですよね。2006年ほど芯は感じませんから、ミネラル固さはまだありますが、タンニン固さはそれほどでもありませんね。
二日目です♪色、香りともに深さを感じますね。メルロとフランの深さ‥かな。でも、フランのほろ苦甘い香りはまだまだ。それにしても、樽が綺麗にかかってる印象ですね。二日目だって果実味主体‥いいですね♪二日目の方がまとまりもありますし好きです。
口に含みますと、そのまとまりはさらに実感。初日はそれほど感じなかった甘味がまろやかに感じます。インキーな感じもありますが、ネバネバはしていません。墨も炭も感じますね。燻した炭ではなく、炭素‥的な何か。モンテプルチアーノとか、プリミティーヴォとかと違う濃さね。雑味がまったく感じられない洗練された濃さがあるのです。
舌の中央から扇状に旨味が広がり‥じゅんわり酸味をまとってコクりと喉を通る。
この二日目‥めちゃくちゃ美味しいですね。初日より断然、二日目ですよ。
余韻も長いですね。余韻にローストな感じがありますが、あくまでも余韻です。舌にほんのりと残る苦味も余韻を長く感じさせるのかもしれません。カシスリキュールにバイオレットのエンセッスを垂らした感じ‥。確かにボルドースタイルなんですが、やはり酸な感じ‥どこかで、たった10%ながらのサンジョベーゼを感じる体質?なのか、イタリアを感じさせるのもイイですね♪
三日目です♪二日目書き忘れましたが、一貫してヴィノムのボルドー型で飲んでおります。初日、二日目‥この三日目と、日を追うごとに深みを増しているようです。スワリングの手応えも重くなるから不思議ですね。香りも二日目から、さらにまとまりを感じつつ、鉛のような重ささえも感じさせます。グラス内壁を足れる脚も変わってきました。
口に含みますと、まろやかで膨らみますね。タンニンも溶け込んで一体感がありますが、終盤にかけて美味しい酸味が広がります。うん‥美味しいなぁ‥ほんとコスパが高いですね。レ・マッキオーレの、このスタンダードなクラスには、実は思い入れがあるんです。まだフランスもカリフォルニアも扱っていた時代に、トスカーナで扱い出したのが、1997年のレ・コンテッシーネでしたからね‥。並行輸入モノでね‥当時の正規さんは、あまり市場に出てなかったのも理由だし、3000円以下だったこともあって、よく売れたなぁ(←遠い目)。その後、ボルゲリ・ロッソになってからは苦戦しましたね。価格がポンと跳ね上がったこともあるし、スタンダードクラスが担うべき、若い内から‥開けたてからの分かりやすさに欠けてたもんですから‥なかなか売れなくってね‥。でも、この2004年のボルゲリ・ロッソになってから‥ご存知のとおり‥。イタリア愛好家にとっても、たまにイタリアなワイン愛好家にとっても、トスカーナらしいボルドーブレンドの決定版ですね。安心して飲めますね。
飲みやすいフルボディですね。濃さもあるのですが、濃縮感がないもんですから‥ひとりで一本も可能なスムーズさがあるんですね。ひっかからない。飲食店さんで、このボルゲリ・ロッソがあれば‥うーん、できれば6000円まででお願い‥ですが、迷ったら‥これですよね。もちろん、イタリアワイン好きばかりなら、ハズシもありですが‥みんなが美味しいって感じがイイですね♪
もー間違いないですわ♪
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