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Barolo Cannubi Boschis 1994 Luciano Sandrone【第二回販売分】

ピエモンテ州の赤 > Barolo

	更新履歴 2009/05/11 販売価格 14,800円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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在庫をこちらの第二回販売分にまとめました。(2009/5/11/10:20）


バローロ・カンヌビ・ボスキス 1994 ルチアーノ・サンドローネ
《イタリア／ピエモンテ／赤／ネッビオーロ／フルボディ》


ジャコモ・ボルゴーニョや、マルケージ・ディ・バローロで、24年もの間、修行を積んだルチアーノ・サンドローネ氏が独立したのは1978年のこと。1976年に約0.5haのカンヌビ・ボスキスの畑を購入したことから始まります。当時はまだまだ大手ネゴシアン系のバローロが幅を利かせる市場で、1982年のヴィニタリーで、マルク・デ・グラツィア氏と意気投合‥いわゆるバローロ・ボーイズとしてのルチアーノ・サンドローネは破竹の勢い‥となりました。

いわゆるバローロ・ボーイズな一員となりますので、バリックがバリバリなイメージがありますが、ルチアーノ・サンドローネは、過度な「樽」を嫌い、バリックではなく、フランスはトロンセやアリエ産の600Lのフスティと呼ばれる中樽で熟成されます。新樽比率も20%程度‥だそうですから、ちょっと意外ですね。

看板は、やはり…このカンヌビ・ボスキスのクリュとなりますが、伝統的なバローロといえば‥な、様々な畑の葡萄をブレンドするバローロDOCGとしての、レ・ヴィニェも実は素晴らしい作品のようですね。

カンヌビ・ボスキス。かの著名なカンヌビの畑の‥実はその周辺なんですね。ボスキスや、スカルゼッロ、リナルディなど、カンヌビの畑の一体の地主達が、その名声にあやかろう‥と、その名を借りたわけですね。カンヌビ・ボスキスの畑は約12haで、ルチアーノ・サンドローネは、その内約2.5を所有しています。東〜南向きへと湾曲した単一クリュなんですね。

神の雫の使徒に選ばれたこともあり、最近の人気ぶり‥高騰ぶりはご存知のとおり‥もちろん、今回ご紹介のカンヌビ・ボスキスは、使徒となった2001年ではなく1994年な古酒のご紹介です。現行2004年からだと10年落ちですね。その割にいはラベルの状態は、一部に擦れ、汚れもありますが、綺麗な状態をキープしています。DOCGシールが縦貼りとなっておりますので、クルクルの確認がし辛いのですが、液面は比較的、揃っており、高い位置をキープしていることもあり、液漏れのボトル（一本だけありましたが‥その他）は皆無のはずです。（豚インフル同様、水際な検品‥ちゃんとやってます）ちなみに‥キャップシールは1991年と比較してみると‥微妙に色合いが違うんですね。

色調は‥1991年と比較しても大差のない、濃い目ですね‥しかし、綺麗にルビーが輝いております。瓶底の澱は、1991年と違い、まだ出ていないようです。濁りもありませんので、十分に休ませていただきお楽しみいただいたい‥と思います。ボトルはALBEISAの物で、1991年同様に、底の凹みが小さいですね。表記のアルコール度数は14度で同じ。ラベル、キャップシール、液面‥そして雰囲気‥なかなか状態のいいボトルが揃いました♪ただし、一部ボトルはDOCGシールが縦貼りがゆえに、検品のに、DOCGシールが途中で切れてしまったボトルもありますが‥気にしない、気にしない。液漏れはないぞよ。

1991年をご紹介時にも書きましたが、2001年は使徒となった途端に、ヤフオクでは一時7万円前後の値段が付いてた感じ。昨今では落ち着きましたが、それでも神の雫なプレミアム上乗せなブロカーもしくは、国内輸入元も散見されます。

今回は、現行2004年ビンテージの相場よりも‥ちょい安い価格でご紹介することができました。確かに、2001年や2004年と比較すれば、オフの1994年となりますが、まぁ2001年も2004年も‥いつ飲むねん!!な感じですからね。

んで‥

24本入荷したのですが、内1本だけ液漏れをしておりました。厳重な検品をいたしましたので、他のボトルに液漏れはないはずです。で、そんな液漏れのボトル。コルク不良だったようで‥とはいえ、せっかくなので返品せずに飲んでみることに。

熱が当たった感じはありません。それなりに熟成香はでていますが、ルチアーノ・サンドローネらしいやわらかさを感じる酒質。樽香は決して派手ではなく、ドが付くほど真っ当なネッビオーロであり、バローロです。初日は、樽香控えめながら、モダンな雰囲気もありましたが、二日目からは、しっかりとした渋味と、じゅんわりとした酸味‥香りもネッビオーロ‥バローロそのものでした。まだまだ熟成は可能ですが、第一次飲み頃ですね。前述のとおり熟成した香りもありますが、角が取れつつも、まだ果実味豊富で、10年の歳月が、バランスをもたらした感じです。まったくオフビンを感じないのは‥良年を飲んでないからかもしれませんが‥酒質として、落ちや緩み‥オフならではの、薄さ‥なんてのは感じず‥美味しく飲めました。ちなみに…三日目はスルーして四日目まで引っ張ってみました。四日目でも、ぜんぜん落ちないんですが、シェリーの香りがするのよね‥そんな感じもまたよかったわよ‥。

ぶっちゃけ、やっぱり現行とさほど価格が変わらないというのは凄いですよね。今、熟成したものが、同価格帯で手に入るのですから‥。めっさオススメです♪