Langhe Nebbiolo 2020 Azelia【予備品】
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ランゲ・ネッビオーロ 2020 アゼリア
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
創業は1920年、カスティリオーネ・ファレットの中心部にアジェンダを構える現当は、4代目となるルイジ・スカヴィーノ氏。エンリコ(父はパオロ)・スカヴィーノとは親戚で家もすぐ隣だとか。このアゼリアの方が本家筋だそうですが、エンリコの伯父のアルフォンソが、大量生産ネゴシアンのスカナヴィーノと紛らわしい‥として改名すべきと言われ、アジェンダのある土地の名前アブゼリア(ピエモンテの方言)をイタリア語風に直してアゼリアとしたそうな。
ブドウは全て自社畑からのもので、カスティリオーネ・ファレット、セッラ・ルンガ・ダルバ、モンテルポーネ・アルベーゼに畑を所有します。リゼルヴァを含めると4つの著名なクリュ・バローロを醸しており、パオロ・スカヴィーノでもお馴染みのブリッコ・フィアスコはつと著名な畑。元々スカヴィーノ家の単独所有クリュで1945年にアゼリアとパオロ・スカヴィーノに分けられたそうです。
マルク・デ・グラツィアのグループに加盟したのは1995年、当時8割以上の新樽比率だったようですが、現在、マルク・デ・グラツィア・セレクションに名前はありません。マルク・デ・グラツィア・セレクションとしての品揃えだった輸入元さんが続々その銘柄を扱い中止、他の輸入元さんにバラバラにその権利が‥という状況は、マルク・デ・グラツィアからの卒業かもしれませんね。
バローロ・ボーイズはバローロを世に広めるに素晴らしい活躍をしましたが、画一的になることを避け、自我に目覚めた‥そんなイメージです。アゼリアもロータリーファーメンターを使い続けていますが、発酵や醸しの期間は少し長くなったような気がします。また、新樽バリックのみならず、大樽での熟成や、熟成期間の見直しもあり、試行錯誤、その地や、自己の表現は日々進化しているようです。
このランゲ・ネッビオーロは、カスティリオーネ・ファレットと、セッラルンガ・ダルバの所有する畑の中でも比較的若樹のブドウが使用されます。アルコール発酵、マロラクティック発酵、熟成もステンレスタンクで仕上げられますが、この2020年はステンレスタンクで12ヶ月の樽熟成。無濾過で瓶詰めされ6ヶ月の樽熟成後リリースされます。表記のアルコール度数は14度、年産は15,600本となります。
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