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Rosso di Montalcino Salvioni 2022 La Cerbaiola【第一回販売分】

トスカーナ州の赤 > Salvioni

	更新履歴 2024/07/30 販売価格 13,800円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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ロッソ・ディ・モンタルチーノ・サルヴィオーニ 2020 ラ・チェルバイオーラ
《イタリア／トスカーナ／赤／サンジョヴェーゼ／フルボディ》

1985年創業のラ・チェルバイオーラ。ラ・チェルバイオーラはアジェンダの正式名称のようですが、一般的にはジュリオ・サルヴィオーニ氏のお名前であるサルヴィオーニの方が馴染みがありますね。醸造設備も備える施設と畑はモンタルチーノ村の東側にありますが、熟成庫はモンタルチーノ村の街中にございます。

サルヴィオーニと言えば、縦方向に長い幅を持つ楕円形の樽が特徴的。熟成庫が狭いがための工夫でしたが、ワインとの接触面積が増えたことで、絶妙の樽熟成をすることから以降‥縦長の楕円形樽が使用されています。街中の熟成庫の扉を開けるとすぐそこにそんな楕円形の樽が数樽並び、その横にはかの有名なラベルを手貼りするデスクと椅子が‥。

僅か4haの畑から醸すワインは二種類。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノと、ロッソ・ディ・モンタルチーノ。サルヴィオーニファンを悩ます種は、そのいずれもが毎年（定期的に）リリースされるわけではない‥ということ。ブルネッロもロッソも基本的にブドウも醸造も同じ。区画に分けての醸造となりますので樹齢の高い古い畑からのブドウはブルネッロに、若い新しい畑からのブドウはロッソになるのが通例ですが、樽熟成中にもポジティブまたはネガティブにセレクトされビンテージによっては、全量ブルネッロ、全量ロッソという年も存在します。

とはいえ、2020年からロッソ・ディ・モンタルチーノの一部はステンレスタンクで熟成したキュベもアッサンブラージュされているそうですから、ブドウ樹の植え替えなどによる若樹から収穫されたブドウは明確にロッソ・ディ・モンタルチーノとして醸造されているようです。

南東向き、標高420mの（ブルネッロ、ロッソ合計）4haの畑は、ガレストロ、若干の砂質の土壌で、樹齢は約16年から30年。古木の株密度は3000本から4000本／ha、新しい畑は5000本／haの高い密植。収量はhaあたり40hl。2022年は9月5日の収穫。30度以下に温度管理されたステンレスタンクで約30日間の自然酵母で醸しとアルコール発酵。そのままステンレスタンク（35hl、40hl）にてマロラクティック発酵が施されます。モストの50%は20hlのオーバル型のスラヴォニア産のオーク樽で熟成され、50%は40hlのステンレスタンクで熟成。2020年から一部ステンレスタンクでの熟成となりますが、その比率はビンテージによって違いがありそうです。基本的にロッソ・ディ・モンタルチーノには、植え替えが進行していることもあり、比較的若い畑からのブドウの区画から醸造されたキュベが主体となるようです。7ヶ月の樽熟成後アッサンブラージュされステンレスタクで瓶詰めまで熟成されます。瓶詰めは2024年の1月。2021年の生産本数は8,993本でしたが、この2022年は10,970本。

2022年のビンテージ情報
非常に難しかったものの、最終的にはバランスに恵まれたビンテージ。寒く乾燥した冬に続き、春は穏やかでしたが、冬同様に雨が非常に少ない状態が続きました。春の終わりから夏の初めまでの気温は高く、また降雨もなく7月の終わりには熱波が到来。ブドウにも水欠乏のストレスが掛かり始めました。しかし8月に入って降雨があり、気温低下によってブドウ樹の植物活動が促進、ブドウの成熟が進みました。9月に入ってからは天候も安定し、晴天が継続。初夏までのマイナス要素とは逆に、最終的にバランスのとれたものとなりました。