Torrette Vigne les Toules 2007 Les Cretes
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トッレッテ ヴィーニュ・レ・トゥールス 2007 レ・クレーテ
《イタリア/ヴァッレ・ダオスタ/赤/プチルージュ80%、フミン+ガメイ+ヴァン・ド・ニュス+プレメッタなど20%/ミディアム》
ピエモンテの北西角‥スイスとフランスに接する州が、このヴァッレ・ダオスタ。アルプスを望む標高の高い山岳地帯で、イタリアで最もワイン生産量の少ない州となり、生産者も、ヴォロネッリ誌に記載されているのは数社‥ですね。
アオスタの西、標高500mを超えるアイマヴィルにアジェンダを構えるのが、このレ・クレーテ社。赤、白、泡‥と数種類のワインを年間15万本生産していますが、その15万本で、ヴァッレ・ダオスタ州の10%を占めます。15万本といえば、オルネライアの生産量とほぼ同じ。つまり、ヴァッレ・ダオスタは、「オルネライア×10」それだけの生産量しかないわけですから、いかに規模が小さいか‥わかっていただけると思います。
その生産量の低さは、厳しい環境にもあると言えます。降雨が極端に少なく、アルプス山脈の峻厳は、栽培・収穫を困難にさせます。しかし、そこのとから昼夜の寒暖の差が20度以上あることは、葡萄に酸をもたらし、香味に複雑な要素を与えるのです。
もちろん、レ・クレーテ社も、そのアイマヴィル山の恩恵こそが、レ・クレーテの個性と認識し、haあたり7000〜10000本という高い密植度での収量制限を行い高い品質のワインを作り出しています。醸すのは、泡1種類、赤7種類、白4種類で、ヴァッレ・ダオスタらしい土着品種となれば、赤ならフミンとなりますが、ほぼフランスな位置でもありピノ・ノワールも…。しかし、ヴァッレ・ダオスタらしい土着品種の混醸が、このトッレッテなんですね♪
レ・トゥールス・ディ・サッレ地区や、アイマヴィーユ地区のいくつかの畑は、海抜500〜600m、氷堆石と砂質を主体とした土壌で水はけに優れています。haあたり7000〜8000本という高密植で栽培される、プティ・ルージュという土着品種を主体とし、フミン、ガメイ、ヴァン・ド・ニュス、プレメッタなどの品種が合計20%ブレンドされる‥まさにヴァッレ・ダオスタなワイン。10月に手摘みにて収穫後、28〜30度に温度管理されたステンレスタンクにて約8日間の発酵後、ステンレスタンクにて8ヶ月の熟成が施されます。
こんなヴァッレ・ダオスタな品種構成ですが、飲めば、まるでモンテプルチアーノ的な濃い目の果実の香味がたっぷり!!一度お試し下さい‥皆が好き♪って言うてくれるタイプですよ♪
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
ブルゴーニュ型の瓶は、底の凹みの少ない白ワインと同じもの‥のようですね。ラベルに記載のアルコール度数は12.5度、妊婦さんは飲んじゃダメよマーク付きでございます。コルクは、ブラン・ド・ヴィーニュと同じく、中心部に穴の開いたシリコンコルク。そのピノ・ノワール(脱落)は、紫色のシリコンでしたが、このトッレッテは、肌色で白ワインと同じかもしれません。。グラスは、悩みますが、とりあえずブルゴーニュ型で‥。
グラスに注ぎますと、濃い紫色‥でも、底が透ける透明度も持ちます。香りは良く開いており、モンテプルチアーノの近いかな?カシスやブルーベリー、野生のチェリーなどの濃い目の香りが‥ふ・ん・だ・んっ!!プチルージュなる品種のイメージがないのが、逆に幸い‥ピノ・ノワールって言われたら、期待するし、一定のレベルを求めますからね‥(だから脱落‥)。それにしても12.5度とは思えないボリュームがありますね。それがアルコールに由来するものでないのですから‥。
そんな濃い目のフルーティーな、果実香の中にミネラルな雰囲気‥。
口に含みますと、うんっ!!旨いやんっ!!グラスから放たれる香りと、口の中の含み香のイメージは共通。なかなか重たさを感じるミディアムボディで、輪郭がなめらか‥。甘酸っぱさがキメ細かい。モンテプルチアーノにありがちな、終盤にかけて薬っぽい感じはなく、余韻はさほど長くはないか、濃い目の香りと、重めのボディをあっさりと嫌味なく終息させてくれる。
味わいは、カシスやベリー以上にサクランボかな。このワインと同じ色のサクランボ。
色とイメージの合ってる味わいのワインってイイですね。頭の中で混乱しません‥。
二杯目は、オヴァチュアで飲んでみます。ああ、このグラスもいいかも‥鼻にツーっと果実香が飛び込みます。うんうん、旨いなぁ。このグラスもいい‥確かに。ほんと、モンテプルチアーノに似てるかもしれません。しっかりと果実の香味があって、どなたでも楽しめる酒質。でも、雑じゃないのね‥洗練されてて荒々しくない。
いいなぁ‥この甘酸っぱさ。
甘酸っぱいサクランボのキャンディーっぽい。でも、キャンディーと比喩するほど味には、香りほど甘味は感じませんけどね。オヴァチュアで飲んだ方が、余韻も長く感じるかも‥いや、二杯目だからか?
酸味に旨味も絡んできますね。
二日目です♪グラスはオヴァチュアで‥。うーん、マロになってきてますね‥香りが。この黒紫の色調、この紫の果実の香りは、やはりモンテプルチアーノ的ですが、香りにも雑な感じがない。そう、「雑味がない‥」は、西野嘉高がワインを評価する上でとても重要な部分。
この濃い目の果実香は、まるで大樽で熟成させたようなニュアンスもあるが‥ステン仕上げですからね♪口に含みますと、よい甘酸っぱさと、優しくも、豊富な酸味がダレさせない果実味が口の中に広がります。
いいなぁ‥酸味がとってもチャーミングにしてるんだな‥このワインを。穏やかな旨味は押し付けがましくない。
エエんじゃない?
コスパの悪い、妄想ピノ・ノワールよりは‥なんて比較しちゃいけないほど、プチルージュ(ってこんなのなのね‥)他、土着品種の個性が楽しい。
何が喰いたいか?
何がいいだろうねぇ(←あかんやん)。案外、生ハムとかサラミとか‥肉系前菜的なものをツマミながら‥が似合うかもしれません。
うん‥終始、酸味だけではなく、タンニンも感じるのですが、素朴ながらも、食事栄えする渋味なのも好ポイントかな。
三日目です♪なんか、色が一番濃く感じる不思議。味わいにも酸味に旨味が乗ってきますなぁ。そして、やっぱり雑じゃない。プチルージュなんて品種は、他にあるのか?検証してみたいが、この、まるでモンテプルチアーノ的なものが、プチルージュなのかどうか‥を考えると眠れなくなるので、素直に、果実の香味満載のこの酒質を楽しみたい♪
スパイス感もイイですねぇ。ベリーやカシスの香味と連なるスパイス‥チグハグではありません。
こういうの‥グラスで提案して欲しいな‥。
「プチルージュ?しかも、フミン?ガメイ‥それは知ってる‥
ヴァン・ド・ニュス?プレメッタ?
何それ‥コワイ‥」
と、思われがちですが、まぁまぁ飲んでみて下さい‥。飲めば納得‥
「美味しいやん♪」
結構気に入っていただけると思います♪間違いありませんよ♪
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