Zuani Vigne 2007 Zuani
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ツアーニ・ヴィーニェ 2007 ツアーニ
《イタリア/フリウリ/白/フリウラーノ、ピノ・グリージョ、シャルドネ、ソーヴィニョンブラン/辛口》
イタリアワインに傾倒し始めた頃は、イタリアの白なんてショボくて‥水っぽくて‥なんて、今では考えられないような思考を持っていました。そんな当初…唯一扱ってたのが、このワインなんですね。フランスや新世界のワインを扱っていた頃は、単一品種主体‥しかし、当時は‥(トカイ・)フリウラーノ?ナニ・ソレ・コワイ‥ながら、このワインの四種の品種からなる、温度や時間でも香味の変化が楽しくて仕方がなかったんですよねぇ。まだ、現在のようにフリウリのワインがモテハヤされる時代でもなかったと記憶しますが‥ずーっと扱い続けているワインのひとつ‥なんですね。
この2007年もとてもイイっ♪
フリウリ州で、複数のアジェンダを持つマルコ・フェルーガの愛娘であるパトリツィア・フェルーガが、独立して立ち上げたアジェンダがこのツアーニです。当初7ha、現在でも8haの小規模なアジェンダですが、大規模な組織となると融通が利かなくなるんでしょうね‥ワイン生産者で育ちながらも、自身の理想を追い求め、新しいアジェンダでスタートするパイオニア精神は、見習いたいものです。
フリウリの東端、スロヴェニア国境沿いのオスラヴィアのちょっと北の、サン・フローリオ・デル・コッリオに位置します。そんなパトリツィア母ちゃんと供にアジェンダを切り盛りするのは息子のアントニオ君‥な、まさに家族経営ですね。ちなみに、娘のカテリーナが可愛いんだなぁ。
西野嘉高がイタリアに傾倒した初期から扱い続けている銘柄で、毎年安定してますね。あまりヴィンテージによる出来不出来を感じないのも優秀。毎年なド定番な銘柄ですが、今回は、遂に‥ガンベロロッソ誌でトレビッキエリを獲得した2007年が待望の入荷です♪
実は、かつてパトリッツィア女史にお会いした際は、メルロなど赤葡萄も栽培しており、実験的に醸造もしていた‥と聞いておりましたが、止めちゃったかな。
リリースしているのは白ワイン二種類のみで、いずれもシャルドネ、フリウラーノ、ソーヴィニョン・ブラン、ピノ・グリージョを25%混醸の、この『ツアーニ・ヴィーニェ』と『ツアーニ・ツアーニ』。最初に紹介した際には、醸造方法の違い‥つまり、ツアーニ・ヴィーニェは、ステンレスタンクによる発酵と熟成、ツアーニ・ツアーニのは、バリックによる発酵と熟成の違いのみ‥とアナウンスしましたが、実際には、収穫される葡萄から違いがあるようです。ただし、セパージュ比率は一緒ね。エノロゴには、ジョルジョ・バルガマスコ氏が就き、アグロノモを兼任しております。
バリックでの発酵と熟成をほどこしたツアーニ・ツアーニも素晴らしいワインですが、このツアーニ・ヴィーニェが素晴らしい!!ステンレスタンクによる醸造らしいキレイな酒質‥フリウリですと、単一葡萄品種のワインの方が多いのですが、4種類もの葡萄品種の混醸は‥複雑ながら、葡萄品種の個性が幾重にも重なるハモリ系‥やっぱり好きです♪
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
もはやお馴染みのオレンジ茶のコルク地のようなラベルにシンプルに描かれた文字のみ。バックラベルにはしかと2007年。アルコール度数は2005年と同様の13度で、2007年よりは0.5度低いようです。冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュアにしてみます。
色は濃い目のレモンイエロー。透明度もあり綺麗な色ですね。若草、まだ青いマンゴー、熟れきらないバナナのようなトロピカル系に、グレープフルーツのような柑橘香。現地現行とは一年程度の遅れだと思いますが、まだまだこの温度では、フレッシュに感じますね。
口に含みますと、しっかりとした密度。輪郭部分から根を張るようにミネラルを感じ‥固い‥というよりも、しっかりとした構成を感じます。酸味は、舌の上を這うようなフレッシュな酸味と、果実に溶け込んだ酸味が、旨味を下支えしていますね。相変わらず四種類の品種達の競演は、まとまり‥一体感があり、チグハグさがありません。
ピノ・グリージョっぽい白いスパイス、フリウラーノのオイルっぽさ、ソーヴィニョンの猫のしっこやハーブ系、シャルドネの柑橘‥。柑橘の旨味出汁‥いいですねぇ。ミネラルもよく溶け込んでまして、輪郭部に優しさも感じますね。パトリッツィアが言うように、これぞコッリオの混醸ワインと言えると思います。鼻に抜ける余韻も長いですね。
一体感はありますが、複雑な香味。温度が上がってきてもダレずに酸が引き締めてくれます。うん、2007年は完成度が高いですねぇ。いや、毎年、ブレなく素晴らしい酒質ですが‥。
二日目です♪冷蔵庫キンキン温度、オヴァチュアです。香りは初日と同じ印象ですが、口に含みますと、一体感の中に、果実本来の甘味が旨味として感じられますね。ボディは、初日よりも大きく感じられますが、ひんやりとした酸味はキラリとしてて、とても美味しいですね。
エビフライと、タマネギのフライ‥。こういうのと合わせると、ワインの柑橘が生きてくる…。フライが脂っぽい‥という意味ではありませんが、よく合います。
味わいには、フリウラーノと、ピノ・グリージョがよく効いてますね。ほどよい厚みがあり、飲み飽きしない酒質。やはり食事と合わせるのがオススメですね。
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