Sedara 2009 Donnafugata

シチリア州の赤

更新履歴 2011/03/09
販売価格

1,980円(税込)

在庫数 SOLD OUT

セダーラ 2009 ドンナフガータ
《イタリア/シチリア/赤/ネロ・ダヴォラ他/ミディアム》


そのエチケッタの愛らしさと言えば、イタリア随一と言っても過言ではないのが、このドンナフガータ。シチリア島の西、マルサラに本拠地や熟成庫を持ち、マルサラから東の内陸にあるContessa Entellinaと、シチリアの離島Pantelleriaにも畑を所有し、シチリアの土着品種のみならず、国際品種も交え、十数種類のワインを生産しています。マルサラを本拠地とするだけあり、三代目まではマルサラの生産者でありましたが、四代目のジャコモ・ラッロ氏と、夫人であるガブリエッラの代になりスティル・ワインの生産に着手したのが、1983年のこと。残念ながら、日本市場では閉鎖的かつ矛盾した思想に蝕まれた輸入元さんが扱っており、あまり一般市場には出ませんが(のに出てるから矛盾なんだよ)、西野嘉高が最も好きなパッシートと言えば、その離島パンテッレリア島から産出される葡萄かた造られるベン・リエ‥また、これまでも複数ビンテージを紹介しているそのフラッグシップな赤ワインであるミッレ・ウナ・ノッテも著名なワインのひとつですね。

そんなドンナ・フガータ社のエントリークラスの赤ワインがこのセダーラ。その名は、ルキーノ・ヴィスコンティ監督の映画「山猫」の劇中で、クライディア・カルディナーレが演じるアンジェリカの苗字じ由来するそうです。また、エチケッタは、コンテッサ・エンテリーナ醸造所をイメージしているそうです。構成品種や醸造方法は収穫年によって変わるそうですが、セラーダはネロ・ダヴォラを主体とし、温度管理されたステンレスタンク内での発酵と醸しを約10日間。マロラクティック発酵が施された後、セメントタンクで約9ヶ月の熟成後瓶詰されます。



独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味



その白は大抵女性が描かれているようですが、その赤はそう限らないようです。このセダーラは、コンテッサ・エンテリーナ醸造所をモチーフにした建物が描かれていますが、なんかだか可愛い。配色は茶系主体で、キャップシールもオレンジ茶色に合わせてあるのも洒落てますね。右からサザエさん一家が影絵で歩いてきそうな感じ。バックラベルには畑の絵がシルエットっぽくなってますね。コルクはお尻と頭以外は圧縮なタイプですが、良いコルクですね。とても抜き心地がいい。表記のアルコール度数は13度となります。グラスはオヴァチュア。

エッジにピンク紫が入る深みのあるルビー色で、底がかろうじて透ける感じの色調。香りは開いており、樽熟成されていないネロ・ダヴォラらしい生葡萄のやわらかな香り、黒を主体に赤も混じるベリー香りに甘味も感じます。とてもネロ・ダヴォラらしい香り、品種特性が良く出ています。口に含みますと、ふんわりと若いペコリーノのような乳脂肪系の香り。ほど良い密度のミディアム、含み香にも果実香が満載で、ミディアムなフルーティーさが心地よい。予想以上に余韻もあり、飲み疲れしないタイプでとても好感が持てますね。香味にスパイス、余韻にも複雑な香味、いいですねぇ。雑味はなくピュアな酒質に好感。ぜひ定番で扱いたい(並行がゆえに否定番なのが残念)。素直に美味しいワインで、こういうのがデイリーまたはグラスだと幸せ。

ただし、厳しい事を書きますが、できれば1780円‥欲を言えば1580円で販売したい。それだけの値打ちしかない‥という意味ではありません(コスパ的に上限1980円で販売できることに幸せ)。ぶっちゃけ、正規さん‥ボッタクリ過ぎです(これは並行ですが価格はこれがギリギリ)。現地の価格がどーのこーのとは言いませんが、よく考えて欲しい。このクラスなら市場価格は十分2000円を斬れるはずだし、そうすれば、もっとドンナフガータのワインは普及すると思うんだけどな。が‥閉鎖的な市場を形成し、競争を避け(わからない話ではないが)、啓蒙も普及も捨てたと言わざるを得ない。

二日目です。グラスはオヴァチュア。とてもまろやかな香りは、ややヨーグルちっく。そこにスパイスと、葡萄の香味。初日よりも果実香の甘味は控えめで、味わいの中に良質の渋味や酸味を感じるようになった段階。相変わらず、案外余韻もあり、継ぎ目を感じさせない密度が安くないですねぇ。味わいにミネラル、渋味、酸味‥そして果実‥ちゃんとみんな揃ってる。旨い、旨い。

三日目です。グラスはオヴァチュア。この三日目を飲むと、二日目は甘味が閉じていたかもしれません。初日ほどではありませんが、果実の甘味もまた出て来ましたね。ただし、甘味の話ね。全体的に馴染み、二日目ほど渋味を感じませんが、まとまってて美味しい。感じないといっても終盤に向け、タンニンや酸味が綺麗に顔を出して余韻に繋がる感じ。特に、三日目だからといって落ちた、ヌケた感覚はなく良いワイン。

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