Barbaresco Montestefano Riserva 1982 Prunotto
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バルバレスコ・モンテステファノ・リゼルヴァ 1982 プルノット
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
プルノット‥日本市場では古くから紹介されていますね。ピエモンテはアルバに本拠地を置く老舗でもあります。元々は、第一次世界大戦後、運営の苦しかったランゲ・ワイン協同組合をアルフレッド・プルノット氏が1923年に買い取ったことから、プルノットの歴史は始まります。アルフレッド・プルノット氏は、経営者としてだけではなく醸造家としても手腕を発揮‥当時から輸出も盛んで、世界市場でピエモンテワインと言えば?なほどの名声も。30年以上渡りプルノットを守ってきたアルフレッド氏でしたが、1956年に勇退‥友人である醸造家のペッペ・コッラに譲渡しました。後継者が居なかったのかな?ペッペ・コッラは弟のティノ・コッラの協力を得て、プルノットの名前、品質を保ちながらアルフレッドの意思を継ぎ、プルノットを運営します。
今回ご紹介するのは、コッラ兄弟が運営していた頃のプロノットとなりますね。そしてまたもや30年の月日が流れ‥1989年、プロノットはコッラ兄弟から、当時から販売協力関係いあったアンティノリ社に引き継がれることになりました。コッラ兄弟は1995年までは、運営にも携わっていたようです。アンティノリ社の所有になった今でも、アジェンダの名前もプルノットのまま。それだけアルフレッド氏の功績‥それを守ってきたコッラ兄弟の功績が偉大なものだったのかもしれません。
実はプルノットは、ランゲ・ワイン協同組合がその元であることからもわかる通り、設立当初から長らく、農家からの買い入れ葡萄でワインを醸していました。もちろんコッラ兄弟の時代には、少なからず自社畑を持っていたようですが、基本的には買い葡萄での生産です。アンティノリが所有者となって変わったのは、1990年にはブッシアの畑を…その後もバルバレスコ地区の畑などを買い増ししてきました。また、醸造に関してもアンティノリが所有者となってから、500Lのそれまでよりは小な樽も使うようになったそうです。まぁその賛否は別として‥アンティノリ以前‥をお探しのお客様は少なくない。
プルノットもラベルデザインが様々ですが、クラシカルなタイプで‥瓶型も古いボルドー型で底の凹みも浅いですね。ラベルに一部破れや捲れのあるボトルもございますが気にしない、気にしない。ビンテージ表記は肩部のシールで、きっちりRISERVAの文字も。表記のアルコール度数は13度となりまs。またバックラベルを見ますと、生産本数は12183本で、各ボトルにナンバリングされています。キャップシールもプルノットオリジナルのもので、状態もいいですね。赤色の古いDOCGシールが縦ばりであるのが理由ではなく、キャップシールはまわりませんが、液漏れはないでしょう。液面はボトルによるバラつきはありますが、1982年としては十分に残っており画像で掲載する必要もなさそうです。
液色はライトが透けるネッビオーロ色が澄んでます。底部に澱が出ていますが予想よりも少なく、濁るようなタイプではないのも嬉しい。状態は問題ないですね。案外‥1982年が手薄だったので‥しかもリゼルヴァとなると‥ぜひ♪
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