Dolee Friulano 2011 Vie di Romans

イタリアの白ワイン > Vie di Romans

ヴィエ・ディ・ロマンス

更新履歴 2013/03/17
販売価格

3,280円(税込)

在庫数 SOLD OUT

※品切れになっている場合は、6月下旬再入荷分までお待ち下さいませ。


ドレエ・フリウラーノ 2011 ヴィエ・ディ・ロマンス
《イタリア/フリウリ/白/フリウラーノ/辛口》


フリウリ州‥スロヴェニアとの国境沿いの街、ゴリツィアの西に位置するイソンツォDOCに所属するマリアーノ・デル・フリウリのカンティーナ。祖父の代から100年もの間、ガッロファミリーの手によって守られたその土地は、水はけのよい、平らな土地で、海と山の両方から吹く風に恵まれるミクロクリマを持つテロワール‥17歳で家業を継いだ現オーナーのジャンフランコ・ガッロ氏は、同地区のみならず、イタリアの生産者が一目置き、イタリア最高の白ワインの生産者として最も尊敬され信頼される‥「北の巨人」と形容される人物です。

なんでも‥創立以来「ガッロ」と名乗っていたものの‥かのカリフォルニアの大規模な生産者である「(EJ)ガッロ」との商標権云々で1986年に名称の変更を余儀なくされたとか‥。そして、現在の「ローマ人の道」という意味のヴィエ・ディ・ロマンスになったそうです。

彼の考えるテロワールとは「人間、土地、気候、葡萄品種」であり、その中でも最も重要なのは「人間」であるとのこと‥。また「テロワールに最も適した葡萄を栽培すること」「凝縮した葡萄を作ること」「完熟期を迎えた葡萄を最高のタイミングで収穫すること」など‥当たり前っちゃー当たり前‥理想と言えば理想‥でも、その理想を具現化できている生産者が少ない中‥こんな当たり前の事を目標に信念に掲げるのが彼‥流行の醸造法や、市場に流されることなく、彼がその地で得た知識、経験を元
に作る‥ある意味、エゴイスティックなワイン達は、確かに、彼のヘンコな一面を垣間みれますし、彼の話‥を聞けば聞く程‥神経質そうな‥几帳面な性格を伺えますが、そのストイックさが作品に表れており、まさに彼のワインなんですね。


 ■オーナーのジャンフランコ・ガッロ氏による2011年のビンテージ解説。

2010年の冬から気候の状態が良く、安定した気温と降水量を保ったまま初夏を迎えました。それによってブドウは理想通りに育成し、8月中旬の一週間だけ気温が高くなりましたが、それ行こうも安定した気温と、適度が降雨から素晴らしいビンテージと言えるブドウが収穫できました。2010年に比べてボリュームがあり、アルコール度数も高く全体的に味わいが強い傾向にあります。特に樽熟系のワインはパワフルに仕上がり、出来栄としては2010年を超えると期待していますが、その分熟成を待って頂きたいビンテージです。


「ドレエ」とは、"油"という意味だそうです。トカイ・フリウラーノが栽培されている1.46haの畑は、元々、菜の花が栽培されていた歴史があり、そこから菜種油とか‥搾ってたんでしょうね‥だから、畑の名前は‥まんま『ドレエ』となったそうです。生産本数は2006年が11860本、2007年が9154本、2008年が11704本、2009年は不明、2010年が8211本、この2011年は8,211本とのこと。そんな1.46haの極小さい畑は、海抜31mで、砂利や小石を含む、赤みがかった砂質のシルト土質な土壌。2001年に植樹された、樹齢9年、haあたり6000本の植樹率でフリウラーノが栽培されています。

手摘みでの収穫後、タンクでの8度での醸しの後、一旦澱を沈め、16度〜19度に温度管理されたステンレスタンクで16日間の発酵。マロラクティック発酵は施されません。澱と接触させたまま約8ヶ月の樽熟成(50%が225L、50%が228L)。8ヶ月以上の瓶熟成。アルコール度数は2008年が14.3度、2009年は不明、2010年は14.59度、この2011年は14.78度となります。

昨年の2010年は3580円での販売でしたが、今年はちょっとお求めやすくなりました!!


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


コルクは良質の5cm、冷蔵庫キンキン温度、グラスはブルゴーニュ型となります。薄らと緑茶色がかった透明度のある黄色。緑色のハーブのジンジンとしたスパイス、バナナの皮、黄色と白い花、大きく黄色い柑橘の皮、ミネラル香、樽香はとても控えめ。シュール・リーらしい香味成分。口に含みますと、さすがに塊感はハンパないフルボディなのがドレエですね。口の中を満たす物体が大きい。まだ温度が低いからか‥ドレエ恒例のオイリーな感じは少なめ。口の中でもとてもミネラルを感じるしクリアですね。酸味の質の高さは脱帽です。アルコール感も高いとは感じさせないし、樽のニュアンスもほとんど感じません。とにかく純度が高く、そして高い次元での均整を感じます。

重厚ですが、重たいなぁ‥という感覚は2011年はないですね。だからと言って軽いワインではありませんが‥温度が上がってくると、ドレエの本領発揮ですね。クリアなミネラルがトロりとしてくるんですよね‥そこにオイリーさを感じるし、それは良質のエクストラヴァージンなんですな。緑の要素はオリーブも含み、ジンジンと磁力のように口の中で広がります。

やや温度を上げつつな二杯目。香りが強くなってきましたね‥まさにジンジンと放たれています。一段、いや二段深みある果実香、熟れた柑橘の果肉、ほとばしる濃密な酸、そのオイリーさにロウのニュアンス、ああスワリングが重くなってきた‥これぞドレエ。口の中での感覚もより大きくより力強くなってきましたね。もちろん高い次元でよくまとまってるんだなぁ。次元は高いのですが、低いレンジの果実味と、高いレンジの揮発する花とハーブの香りを思うとほんと幅広いんだなよな。オーケストラなのがドレエ。

ハーブ香が複雑ですね。色んな熟度のバナナの果肉と皮、柑橘は大きな実で、皮の分厚いタイプ。アルコールに頼らないボリューム、厚みはあるがクリアな酒質が重さをクドくさせません。うん完成度高く高い次元でのまとまりを感じる2011年。

二日目も冷蔵庫キンキン温度からスタートのブルゴーニュ型。VdRのワイン達は二日目になると一段色が濃くなる傾向にあるのですが、そういえば昨年あたりからあまりそういう感覚はないかも。このドレエの二日目も初日同様です。ゆっくりと温度を上げながら楽しみたいと思います。低い温度ですが香りが開いてますね。蜜のスパイス、黄色い花と柑橘に緑のハーブが交錯する初日同様の果実香です。柑橘はグレープフルーツ主体ですね。果肉も皮もふんだんで、ああ、昔はグレープフルーツを半分に切って果肉の所をモギモギするギザギザのスプーンのような何かで良く食べたものだ‥と妄想する感じ。口に含みますと、チュっとした甘味が舌先に、そしてキュっとした酸味が広がりますね。まだ低い温度ではオイリーさは感じませんが、2011年は柑橘の要素強めで柑橘の味が濃いんですよね。とてもしっかり柑橘味を感じますが、酸味がキチンと備わっているのもまたいい。

温度の上昇とともに、舌先に当たるタッチはぷるりんことなり、舌を這う液体にオイリーさがでてきます。柑橘のニュアンスは大人しくなり、照れてジンジンとしたハーブがむくむくと起き上がる様。二日目程度で構成が崩れるわけではなし、2011年のドレエは温度帯によって表情がクッキリと違いのも楽しい。温度が上がってくる時にでる甘味な香りにVdRを感じるのな。

三日目は思い切って冷やさず‥グラスもオヴァチュアにしてみる。初日から一貫としてドレエな香りが持続していますね。冷やしてないのでジンジンと蜜のスパイスと、ハーブ香が柑橘の脇をすり抜けて沸き上がります。うん、温度が上がった状態だと樽と甘味ある香りがVDR香が含み香にあるね。この調子ならブルゴーニュ型でも問題ないと思いますが、三日目ともなれば、こうやって脇を補正してあげるのもいい。例年のオイリーさや重さは控えめながら、柑橘を軸とした果実の香味が複雑で酸味の質が高いですね。


TOPに戻る TOPに戻る

イタリアワイン通販 nishino yoshitaka +plus


大きな地図で見る
[運営] 株式会社ニシノ酒店会社概要詳細
[住所] 544-0032 大阪府大阪市生野区中川西2-12-4
[電話] 06-6731-7406(実店舗専用)
[電話] 090-1899-4351(ネットショップ専用)
 こちらに掲載の商品に関しましては、上記携帯電話までお問い合わせ下さい。
[URL] http://www.nishino-yoshitaka.com/
[MAIL]nishino@nishino-yoshitaka.com
[MAIL]ypsilon@bk2.so-net.ne.jp
365日24時間ご注文受付。平均24時間(最長48時間)以内に正式な受注確認メールを配信いたします。毎週月曜日は定休日となっております。日曜の夕方から月曜日にご注文、お問い合わせの場合は、火曜日以降のご連絡となります。
お買い物全般に関することで何か疑問がございましたら、まずは[総合案内所]をご確認下さいませ。様々なご質問に対する回答を掲載しております。
会社概要プライバシーポリシー特定商取引法送料決済方法サイトマップお問い合わせ

TOPに戻る TOPに戻る

Members:にしの組

ログイン ログイン
ご購入時に会員登録された場合、登録したメールアドレスとパスワードにてログインが可能です。(パスワードをお忘れのお客様→パスワード再設定
はじめてのお客様は 新規会員登録をお薦めいたします。会員登録いただきますとログインが可能となり、会員限定商品の購入が可能となります。

Profile:にしのよしたか

にしのよしたか
西野 嘉高(1970年4月22日:A型)
イタリアワインに関することは、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
ライン
campany 株式会社ニシノ酒店
(会社概要・実店舗所在地地図)
campany イベントスケジュール
定休日・臨時休業日・西野嘉高のスケジュールや、ワイン会などのイベントスケジュールの確認はこちら。
faq サイトマップ
メール お問い合わせ
モバイル 090-1899-4351(西野嘉高直通)
カフェ "極主観的イタリアワインブログ"(新ブログ)
"Buona Scelta!"(旧ブログ)

Cart:お買い物かご確認

カート お買い物かご確認

Category:商品一覧

TOPに戻る TOPに戻る

新着イタリアワイン情報

FAQ:総合案内所

faq お買い物全般に関するご利用ガイド

送料や決済方法の他、お買い物に関する情報、よくある質問に対する回答をまとめました。何か疑問に思ったら、まずはこちらをご覧下さい。
ライン
caution ワインをお求めのお客様への情報

ワインをお求めのお客様に、ワインならではの品質管理などの情報などをまとめました。ワインをご購入のお客様はご一読下さいませ。
ライン
会社概要 特定商取引法に基づく表記:返品
会社概要 プライバシーポリシー
モバイル 携帯電話からもご注文可能です。
qrコード
カメラ メディア掲載履歴

株式会社ニシノ酒店がメディアに紹介された掲載履歴をご紹介。取材依頼なメディア様もご一読下さいね。

イタリアワイン啓蒙活動

カメラ イタリアワイン会履歴

不定期ながらイタリアワインの啓蒙活動を兼ねたワイン会を開催しております。ワイン会の参加者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
ペン イタリアワイン教室|Vino Labo

比較試飲(人体実験)を通して、イタリアワインをより深く経験するワイン教室です。実験教室の被験者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
用語集 イタリアワイン用語辞典

イタリアワインを飲んで感じたことを表現・比喩するための、"使わないかもしれない" "使わなくてもいい"独断と偏見に満ち溢れた極主観的用語辞典です。
ライン
リンク イタリアワイン数珠繋ぎ

イタリアワイン情報サイトや、お客様のブログと繋がるリンク集です。

その他..

フィード RSS フィード ATOM


TOPに戻る TOPに戻る