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Palazzo della Torre 2001 Allegrini

ヴェネト州の赤

	更新履歴 2008/09/07 販売価格 2,680円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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■ パラッツォ・デッラ・トッレ 2001 アッレグリーニ
《イタリア／ヴェネト／赤／コルヴィーナ・ヴェロネーゼ70%、ロンディネッラ25%、サンジョベーゼ5%／フルボディ》

アマローネを醸す生産者の中でも、このアッレグリーニはお気に入りの生産者です。ダル・フォルノ・ロマーノや、クィンタレッリなどよりも、より現実的な価格で、ヴェネト州の銘酒であるアマローネを楽しませてくれる優秀な生産者‥それがアッレグリーニなんですね。DOCとして、もちろんアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラは醸しておりますが、ヴァルポリチェッラDOCを名乗れる資格がありながら、その他大勢の安酒としてのヴァルポリチェッラと同列に扱われなくない‥という意思の元、あえてIGTで、ラ・グローラや、今回ご紹介の、パラッツォ・デッラ・トッレなどをリリースしています。

一時期、ラ・グローラをご紹介されていただいてた時期もあるのですが、今回はパラッツォ・デッラ・トッレの2001年をご紹介したいと思います。もちろん2001年といえば優良ビンテージですね♪アマローネの銘醸らしく、このパラッツォ・デッラ・トッレにおいても、リパッソとよばれる、葡萄を陰干しし、乾燥させてエキスや糖度を高めた葡萄からの醸造方法が取られています。格付けこそIGTですが、このワインでも十分、アマローネの雰囲気を感じていただけるはずです。

ヴァルポリチェッラ地区にある、パラッツォ・デッラ・トッレ葡萄園は、海抜240m、東向きの畑にhaあたり3000本でペルゴラで葡萄を仕立てています。平均樹齢は25年と‥それなりの古木なんですね。

収穫は二回。最初に収穫されたパラッツォ・デッラ・トッレとなる30%葡萄は、リパッソという陰干し処理が施されます。そして、二回目に収穫された残りの70%の葡萄は、すぐに発酵作業に移ります。まず一回目の発酵は、25度〜29度い温度管理され11日間‥毎日ポンピングオーバーを行いながらの発酵となります。

二回目の発酵は、残り30%分を12月末頃まで乾燥させた葡萄を絞ったマストを加えての再発酵となり、14度〜20度の温度管理され15日間の発酵を施します。この二回目の発酵の際にも、毎日ポンピングオーバーを行い、その後、マロラクティック発酵が施されます。そして、15ヶ月の樽熟成の後、各樽はブレンドされ二ヶ月ほど馴染ませ瓶詰めされます。

この2001年は、ヴェエロネッリ2005年度版で赤★★★の90点。ワインアドヴォケイト誌は89点。ワインスペクテイター誌は90点のソツのない評価を得ています。

いい感じに熟れてきてますよっ!!




独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味



さて‥毒味はしたのですが‥経過を見るつもりだったので‥普通に飲んでしまいました‥^^;

ほんのりと熟成香がありますが、果実味はまだまだ豊富で、酸味、渋味‥ともに角が取れ、馴染み‥溶け込みつつある‥のが抜栓仕立てですね。グラスの中で、さらにじゅんわりと熟れてくるんです。

なかなか詰まった密度のボディがあり、決して軽いワインではありません。陰干しのニュアンスは、美味しいほろ苦い甘味で感じることができますが、ドライフルーツの塊‥のような甘味ではありません。

2001年という好ビンテージがゆえか、まだ若さもありますが、特筆すべきは二日目かな‥。とってもまとまって、濃密に深い果実味が味わえますよ。あと数年置いたところで、抜栓仕立てはさほど変わらずって感じかな‥。抜栓後、グラスの中で‥もしくは二日目あたりまで時間をかけてあげるに越した事はありませんが、リリース仕立てよりは熟れているのも確か。ええ感じになってきてますね。

ヴァルポチチェッラのイメージで飲むと、この濃厚さにビックリするかも。ちょっとしたアマローネちっくなのは、さすがアッレグリーニといこと‥ですね。

赤ワインで煮込んだ‥肉‥肉‥肉‥で決まりだな!!