Etna Rosato 2016 Terre Nere
→ テッレ・ネレ
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エトナ・ロザート 2016 テッレ・ネレ
《イタリア/シチリア/赤/ネレッロ・マスカレーゼ/辛口》
シチリア島はカターニャ県に属するエトナ火山の北側、ロンダッツォ地区の居を構えるのが、このテッレ・ネレ。バローロ・ボーイズを率いたことで一躍イタリアワイン業界で名の知れたマルク・デ・グラツィア氏と弟のセバスティアン・デ・グラツィア氏が2002年に初ビンテージをリリースしました。
近年注目されている、このエトナ近辺は、フィレキセラに侵されていない、非常に高樹齢の樹が残っていることや、標高の高さ、複雑な土壌‥まだまだ、様々な可能性を持つ未開拓な地がイタリアにはあるんですね。そしてこの地の土着品種であるネレッロ・マスカレーゼ種は、もう日本のイタリアワイン好きならご存知。シチリアの赤‥ネロ・ダヴォラ同等の知名度の高さになりましたね。
テッレ・ネレとは「黒い土壌」という意味だそうです。岩石がゴロゴロとした火山灰土壌が黒いことから命名されたようですが、この土壌はエトナ火山の50万年以上に渡る噴火活動の結果、非常に多様で特殊な土壌が広がり、単一畑=クリュを名乗ることもしばしばなどほ、その畑の条件は様々だそうです。
そんなテッレ・ネレのロザートがこちら。公式サイトのコメントとPDFで初ビンテージの年号が違うのはいつまでも放置されていますが、2006年か2007年が初ビンテージとなります。海抜600mから900m、樹齢は25年から60年。各クリュの畑の比較的若樹のブドウがロザートとなります。ある意味スタンダードなエトナ・ロッソ同様にエトナの北側斜面という良い地区で栽培される各クリュの共通セカンド的なセニエでもありますね。収穫されたブドウは丁寧に搾り、低温での発酵と熟成。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
お馴染みのラベルデザインと撫で肩のボトル。2011年は13度、2012年は13.5度、2013年は12.5度、この2016年は13度の表記です。冷蔵庫キンキン温度、グラスはまずはオヴァチュア、コルクがディアム社製の4.5cmなのが嬉しい。
淡いロゼ色ですが、ピンクよりもオレンジの方が強いかもしれませんね。とはいえ、オレンジワインとか呼ばないで下さいね。洋梨、さくらんぼジュース、酸のやわらかい柑橘の果汁を薄めたもの、アプリコットジュース、微かにマンゴー。その色合いにオレンジが強いのが想像できる少し南国系果実の果汁感がありますね。バナナに感じる部分もあるし。2016年は柑橘系が現時点で大人しめで、旨味があるであろうまろやかな果実香が前。
口に含みますと、冷涼さを感じるミネラル、そこにブラッオドレンジの酸味を伴う果汁を感じ、柑橘の存在を確認しますね。とはいえ、ミネラルもとてもやわらかいし、確かに旨味がある。飲み込んでからの味の持続も長い。軽く苦味に感じるのは柑橘ピールや、実はあるハーブな部分。2014年、2015年はもっと果実味や旨味が薄くフラットに感じたもので華麗にスルーしましたが、この2016年は輸入元の試飲会で飲んだ時同様に、しっかりと旨味、味の強さ(濃さとはまた違う)を感じますね。
画像検索、まあ、色の補正がありますからすべて信頼できるわけではりませんが、例年よりもやっぱりオレンジ色が強いように思います。っていうか、ほんとにブラインドで出したら「流行りのオレンジワインですね!」と言われそうですね。まあ、実はテッレ・ネレもビオなんですよね。バックラベルにちゃんと認証マークも印字されています。
果実味はその赤がイチゴ系ベリーが主体に対して、ロゼになるとそうベリーを感じない。少し白に近い部分もあるんですよね、ミネラルにある柑橘の白いぴろぴろのドライな風味。
二杯目。最初にオヴァチュアで飲んだのは、2013年がオヴァチュアでの毒味だったこと、試飲会に持参するマイ・グラスもオヴァチュアですので、試飲会での印象と同じか?という意味でオヴァチュアですが、試飲時から旨味を感じてましたので、ブルゴーニュ型でも試してみたかったので、ヴィノムのブルゴーニュ型です。色はオレンジです。ブラインドだとロゼとはまったくわかりません(大丈夫か?)。
果実香にも旨味を感じ、やわらかい。少し温度が上がった状態ですが、旨味と苦味が増しましたね。さらに後味の余韻の長さも確認します。
二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュアに戻そうと思いましたが、ヴィノムのキャンティ型でどうミネラル感が変わるか試してみたいと思います。また、ブルゴーニュ型で不足はありませんが、もう少し小振りで座りがいい方がいいかもしれませんね。色調はさほろ変わりませんね。輸入元資料には玉ねぎの皮‥の文字がありますが、確かにそういうニュアンスもあるがそれほど銅色ではないんですよね。やっぱりオレンジ色+ピンク色少々かな。爽やか、新鮮な洋梨香主体で、南国系フルーツの果汁と柑橘が最後。旨味がグンと深く、前に出てきましたね。ミネラルもとてもやわらかい。このグラスの座りの良さと、スっと真っすぐに入ってくる感じもとてもいい。終盤の柑橘ピールや白いぴろぴろの苦味もおいしい。それほど甘味が強いわけではないんですよね、そんな苦味や、ミネラル、塩味が主体。でも、香りに興味深いフルーツがある。
三日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュアです。相変わらずの色味、少しの赤(ロゼ)色はあるけどオレンジだな。でも、いわゆるオレンジワインのように‥ホニャララなワインではありません。人もワインも見た目ではいってことですかねえ(遠い目)。ミネラル感が枝を張るように基軸にはなりますが、果実の香味もあるし、旨味が前(気味)なのが新鮮ですね。
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