Etna Rosso 2018 Terre Nere
シチリア州の赤 > Terre Nere(Marc de Grazia)
→ テッレ・ネレ
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エトナ・ロッソ 2018 テッレ・ネレ
《イタリア/シチリア/赤/ネレッロ・マスカレーゼ95%、ネレッロ・カプッチョ5%/フルボディ》
シチリア島はカターニャ県に属するエトナ火山の北側、ロンダッツォ地区の居を構えるのが、このテッレ・ネレ。バローロ・ボーイズを率いたことで一躍イタリアワイン業界で名の知れたマルク・デ・グラツィア氏と弟のセバスティアン・デ・グラツィア氏が2002年に初ビンテージをリリースしました。
近年注目されているこのエトナ近辺は、フィロキセラに侵されていない非常に高樹齢の樹が残っていることや、標高の高さ、複雑な土壌‥まだまだ様々な可能性を持つ未開拓な地がイタリアにはあるんですね。そしてこの地の土着品種であるネレッロ・マスカレーゼ種はもう日本のイタリアワイン好きならご存知。シチリアの赤‥ネロ・ダヴォラ同様に、知名度も上がりましたね。
テッレ・ネレとは「黒い土壌」という意味だそうです。岩石がゴロゴロとした火山灰土壌が黒いことから命名されたようですが、この土壌はエトナ火山の50万年以上に渡る噴火活動の結果、非常に多様で特殊な土壌が広がり、単一畑=クリュを名乗ることもしばしばなど、その畑の条件は様々だそうです。
そんなテッレ・ネレの最もスタンダードなネレッロ・マスカレーゼが「エトナ・ロッソ」。スタンダードクラスとなりますので樹齢は5年と植え替えを含めて若い区画からのものも含まれますが、50年以上の高樹齢のブドウも使用されています。白と同じく2005年が初ビンテージとなります。エトナ火山の北側斜面で、海抜600mから900mのミネラル豊かな火山灰土壌で収穫されたネレッロ・マスカレーゼ95%に、ネレッロ・カプッチョ5%のブレンドで醸されます。なお比率は樹齢の古い畑は混植されていることがほとんどで、性格な数字ではなかもしれないとのこと。
収穫されたブドウは、25度から28度に温度管理されたステンレスタンクでの発酵後、10hlから30hlのフランス産の大樽でのマロラクティック発酵と16ヶ月の樽熟成後、澱引きと酒質の均一化のためにステンレスタンクに移され1ヶ月休ませてから瓶詰めされます(公式サイトがまだ更新されておりませんおで、2017年の情報です)。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
お馴染みの撫で肩のブルゴーニュ型ボトル。やはり生産者側もピノ・ノワールやブルゴーニュを意識するんでしょうね。となるとこのスタンダードなエトナ・ロッソはACブルゴーニュ的ポジションかもしれません。"ECOGRUPPO( http://www.ecogruppoitalia.it/ )"なるビオの認定期間のマークは、2014年はなし、2015年は復活してましたが、この2016年はありませんでしたが、2017年から復活しています。。まあ、表記のアルコール度数は2013年が13度、2014年が14度、2015年と2016年は13.5度、2017年は14度でしたが、この2018年は13.5度に戻っています。となります。コルクは安心のディアム社製の4.5cmの圧縮コルク。グラスはヴィノムXLのピノ型です。
これぞエトナ・ロッソらしい透明度がありつつも、深く艶やかな赤がいいですね。甘味に密度を感じるイチゴ、ベリー系の果実香がいいですね。グレナデンシロップにもエトナらしい火山性土壌なミネラル香が溶け込んでいます。香りはよく開いてますね。口に含みますと、密度は十分、心地よい酸味がありブドウの果皮的なスパイスのアクセント。ベリー系の果実味を軸に、渋味もとてもおいしい。スタンダードなエトナ・ロッソですが、これぐらいの大振りのグラスでも崩れません。味の余韻も長く、ジューシーで、チュパります。13.5度のアルコールも馴染みがよく、いいカジュアルさや、チャーミングな果実味が開いている楽しいワインになっています。
ド・スタンダードなエトナ・ロッソですね。イキイキとした、果実味や酸もありますが、開けてすぐからおいしい状態なのもうれしい。フルーツトマトと、おいしいオリーブオイル、塩で、タコや白身魚、青魚だっていい。豚肉のロースト、ベリー系のソースとか(なかなか家でベリー系ソースってやんないけど)。
二日目はザルトのユニバーサルで試してみましょう。ふむ、ストレートにイチゴの香りと、エトナのミネラル香が上がってきますね。香り、味わいは初日同様に開いており旨味も増してきました。果実味もたっぷりで、二日目もジューシーでとてもおいしいですね。ミディアムでフルーティー。案外、イチゴやラズベリー、フランボワーズなどのフルーツの乗ったパンケーキもありなんじゃないか?バター、生クリームなどの脂肪分があれば、なおさら赤ワインもOKなように思う。お紅茶よりもタンニンは強いが、ベリー系果実や、そのコンポートとも合うはずですしね。ワイン単体でも十分楽しめます。きめ細かな渋味もいいですね。渋味の部分に、紅茶っぽさがあり、そこはかとなくネッビオーロを彷彿とする表情もある。
三日目はヴィノムのブルネッロ型で。ベリーの風味がイチゴだけではなく紫黒の皮を持つベリー系も混じってきましたね。旨味があり密度も出て来ました。香味は開きっぱなしですが、三日目にして馴染み、落ち着いて来て「飲ませる」感がでましたね。酸味、渋味ともに溶け込み、少しアフターに清々しいミンティーな風味もあります。余韻も十分。エトナ・ロッソってどんな感じ?と聞かれたら真っ先にオヌヌメできる1本で間違いありませんね。
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