Bolgheri Rosso 2018 Le Macchiole
→ Tremilla Yen di Vino Italiano :イタリアワイン三千円
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ボルゲリ・ロッソ 2018 レ・マッキオーレ
《イタリア/トスカーナ/赤/メルロ40%、カベルネフラン20%、シラー20%、カベルネソーヴニョン20%/フルボディ》
1997年までは「レ・コンテッシーネ」、2003年までは「マッキオーレ・ロッソ」と、名前だけでなく内容も進化してきた歴史を持つレ・マッキオーレのスタンダードラインがこの「ボルゲリ・ロッソDOC」。公式サイトには2004年が初ビンテージの記載となります。
レ・コンテッシーネも、マッキオーレ・ロッソもサンジョベーゼ主体のワインでしたが、2004年にボルゲリ・ロッソになってからは国際品種主体となります。近年では、サンジョヴェーゼもブレンドされることはなくなり、2009年あたりからメルロ、フラン、シラー+カベルネソーヴニョンなどの混醸がデフォとなっているようです。
公式サイトによる2017年のテクニカル情報では、Vignone 1999, Puntone 1994, Casa Nuova 1998, 2009, 2013 Sommi 2015(畑名+植樹年)となります。この2017年は8月の三週目から9月の中旬の期間に収穫。スチール製のタンクでの醸しと発酵は15日間。マロラクティック発酵の後、2年から4年落ちのフランス産のバリック80%と、コンクリートタンク20%の併用で約10ヶ月の熟成後アッサンブラージュされて2019年の12月11日に瓶詰め。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
真っ白地に筆で描かれたような一本の糸杉のラベルもお馴染みですが、ラベル全体から向かって左に寄ってるのが慣れませんね。目立つというよりもアンバランスなデザイン、座りのいい、軸を感じさせる配置にして欲しいと思います。コルクはなかなかの質の4,5cmでこちらも変わらず、グラスはザルトのユニバーサルとします。なお、表記のアルコール度数は14度となります。さすがに色は濃く深いですが、実はかろうじて向こうが透けそうな透けなさそうな(どっちだよ)。エッジや注いだ時の泡にムラサキが見えるのがさすが国際品種ですね。パッと開いているわけではなく、一杯目はHBの鉛筆の芯など高度の高く黒いミネラルや、砂鉄のような渋味を連想させる香り、ベリー系の果実香は思ったよりも控えめで、少しのスパイスがそれを引き立てている感じ。
ところがどっこい(しょ)。口に含みますと、ボルゲリ・ロッソらしい十分な熟度と密度、ボディ感、ベリー系の果実味や、少し甘味を感じる樽のヴァニラなども感じられます。とはいえ、暴力的な濃さではないのは、どこかイタリアを感じさせる酸味とのバランスかもしれませんが、トスカーナのウエストコースト、ボルゲリ満載のカベルネ系の香味は、最近サンジョヴェーゼばかりだったあたしには、ハッとさせるおいしさです。応じて非常に余韻はながく、これらの品種、スタイルにしてはよく抑えたと思わせる14度という品種は飲みやすささえ感じさせます。
うーん、旨い。チュパる旨さと、国際品種ならではの旨さ。最高のアバンチュール。濃厚なだけでも、樽香のオバケでも、アルコールの化身でもないから尚更いい。国際品種なので(語弊あり)ワイン単体でも楽しめてしまいます。重厚で、樽の風味もあるからなおさら。この価格帯、クラスですら、サービス順はやはり最後の方になる。サンジョヴェーゼやネッビオーロとは、もうモノサシが違うのだから。お料理だって、相当強いソースか、相当強い肉の味が欲しい。ゴテっとしたズーチーでもいいんだけれども、ズーチーに焼き目も欲しくなる。
二日目はザルトのボルドー型です。ほう、表面積が広がりましたので香りの量も増えましたが、カベルネの良い香りがしますねえ。構成比率的には20%なんですが、やはりカベルネって強いんですよね。カベルネと樫樽で杉っぽさ、カシスやベリー系の深い紫の果実香もたっぷり。でも、決してアルコール感が浮き足立つことはありません。大振りのグラスいしたからなんならもう少しおおらかになったぐらいです。樽のヴァニラ、香りはそうでもありませんが、味わいにはアルコール感も出て来ましたね。初日よりもグンとまとまりがあり、深く余韻が長い。
ドが付くほどの国際品種ですね。もちろんボルゲリワインですから、それもボルゲリらしさですが、あたしもそうですが、ワイン好きの方々の来客があるとして、何もイタ専と限らない場合もあり、不慣れなサンジョヴェやネッビオーロを奮発してとして理解されないというジレンマを解決するには、イタリアにもコスパの高い国際品種(≒ボルドーブレンド)があるんだよー、ほら、イタリア産だったおいしいでしょーには、このマッキオーレのボルゲリロッソは最適(クーポレも使えます)。
いやあ、まとまってますねえ。旨味もばっちりで、タンニンにも甘味があります。ワイン単体で十分ですが、やっぱりズーチーとツマむのもいいし、バターがリッチなお料理もいい。でもデミグラスソースの効いた肉料理、シチューやハンバーグなんかあるといいですねえ。オムハヤシなら飯でワインが飲めそうだ。
三日目はヴィノムのブルネッロ型。サンジョヴェーゼちゃうやんけーという声も聞こえてきますが、ボルドー型よりもカットが1cmほど短いだけでボウル形状は同じ、口径が少し広がりますね。うーん、たっぷりのボルドーブレンドらしい果実香と、樽香。やっぱり国際品種って樽香が似合いますね。あたしもそう頻繁に飲むわけではありませんが、たまに国際品種を飲むなら、「らしさ」必要です。とはいえ、三日目の落ち着きと馴染みはチャラチャラとはしていませんね。とてもしっとりしております。適度な旨味と甘味、アルコール感も違和感がなくたっぷりの果実味と樽味ですが、浸透するように飲めてしまいますね。たまに飲むボルドーブレンド、この価格ならいいですよねー!
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