L'Insieme 1998 Gianfranco Alessandria
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リンシエメ 1998 ジャンンフランコ・アレッサンドリア
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ40%、バルベーラ30%、カベルネソーヴィニョン15%、メルロ15%/フルボディ》
モンフォルテ・ダルバ地区の生産者であるジャンフランコ・アレッサンドリア。1940年から祖父のジャンフランコがブドウ栽培を始めます。当初はバルクでブドウを販売していましたが、仲買人達の間でその品質の高さが評判となり、自社での醸造、瓶詰めを始めたとのこと。紆余曲折を経て1980年代後半からはエリオ・アルターレやシルヴィオ・グラッソ達とともに品質の向上を目指し、1993年に始めてジャンフランコ・アレッサンドリアとして初バローロをリリースします。いわゆるバローロ・ボーイズの一員となり、2002年以降はマルク・デ・グラツィア・セレクションに加わりました。
ジャンフランコ・アレッサンドリアもリンシエメのプロジェクト当初から参画しているようで、なかなかエリオ・アルターレ以外のリンシエメの古酒を見つけるのは困難ですが、ありました。資料もなく品種構成は不明ですが、ネッビオーロやバルベーラなどのピエモンテ土着品種にカネルネやメルロもしくはシラーやプチヴェルドなどのフランス品種の混醸であると思われます。生産本数も不明ですが、1,000本から多くとも2,000本程度ではないでしょうか。
さて‥状態は、お馴染みのリンシエメの共通ラベル。生産者別に「顔」が描かれておりますが、ジャンフランコ・アレッサンドロのエチケッタは結構カワイイですね。白地のラベルには擦れや汚れはなさそうですね。見逃してたらゴメンレベル。キャップシールの青もいい発色ですが、トップ部分に銀ハゲなどがありますが気にしない、気にしない。すべてのボトルでくるくると回り、液面も揃って十分な位置をキープしえおり液漏れはないはずです。特筆したいのはこの色調、深く明るい発色のよい赤 で、カネルネよりもメルロ、ネッビオーロあたりの品種が多いかもしれません。瓶底の凹み外周には、細かな澱が薄っすらと積もった感じもありますが、数ミリ程度で澱がないようにも見えるボトルもありますし、一部塊となった澱があるボトルおありますが、いずれにせよ経年を思うと澱の量は非常に少なく、ほぼ動きませんので扱いやすいですね。最後の一杯まで清んだ状態で楽しんでいただけると思います。ロット番号に隠された1998年は、すばらしいビンテージのひとつですね。十分に飲み頃ながらしっかりとフルーツも残っているはずです。ちなみに表記のアルコール度数は14度となります。
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