Cannonau di Sardegna 2007 Masone Mannu
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カンノナウ・ディ・サルディーニャ 2007 マゾーネ・マンヌ
《イタリア/サルディーニャ/赤/カンノナウ/フルボディ》
島のワイン‥いいですね♪シチリア島に‥そして、このサルディーニャ島。サルディーニャ島の赤ならば‥カンノナウ・ディ・サルディーニャ‥押さえておきたい銘柄ですね。カンノナウは、フランスのグルナッシュ、スペインのガルナッチャと同品種と言われておりますが、どちらとも‥似てないと思うんですが‥。
サルディーニャ島の白といえば、海・島‥を連想させるヴェルメンティーノですが、案外、赤‥カンノナウや、カリニャンなどは、森をイメージさせるかな‥。モニカ‥なんて品種は、ちょっと海‥シチリアのフラッパートのように軽く飲める感じ‥。
で、赤なら、やっぱりカンノナウ‥しっかりとエキス感じるええワインですよ♪
マゾーネ・マンヌ社は、サルディーニャ島の北東部、オルビアの街から内陸に入ったス・カナーレに位置します。マゾーネ・マンヌとは、ログロネーゼ地方の方言で「大地主」を意味するそうです。60haの敷地に18haの葡萄園を持ちますが、その他は、コルク樫の森林だそうです。葡萄園のそのほとんどは、サルディーニャではお馴染みの白土着品種であるヴェルメティーノとなりますが、このカンノナウや、ボヴァーレ・サルド、カリニャーノなども栽培しています。
生産者の資料・情報に乏しいのは申し訳ないですが、なかなか評判の良い生産者。まだまだ日本では無名ですけどね。
マゾーネ・マンヌ最上のワインは、ボヴァーレ・サルド、カンノナウ、カリニャーノからなるマンヌ(大きい‥という意味)ですが、この最もスタンダードなカンノナウ・ディ・サルディーニャが秀逸な出来栄。収穫されたカンナウは、約25度に温度管理されたタンクで、果皮を浸透させならが10日間の醸し。タンクとフランス産の大樽の併用で約18度に温度管理され、約一ヶ月かけてマロラクティック発酵が施されます。その後、タンクと大樽併用のまま約12ヶ月の樽熟成後ブレンドして瓶詰めされます。
しっかりと果実の熟度を感じる、ピュアなコク味も持ちながらも、ちゃんとカンノナウしてるのが偉いっ!!
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
ボルドー型の瓶‥白地のラベルの真ん中には、20世紀少年の「ともだち」みたいなロゴが鎮座。印刷の具合は悪くない‥年号はバックラベルで、表記のアルコール度数は14度。コルクは、あまり血色の良くないタイプですが、まぁまぁの4.5cm。グラスは、オヴァチュアと、ヴィノムのボルドー併用で‥。エッジの小豆色から、中心部は底が見えない黒‥なかなか濃いですね。
よく熟したカンノナウの香りは、ブラックチェリー、ブラックカラント、葡萄の果皮から抽出されたスパイス、渋味を連想する香り。樽の香りもありますが、果実香主体。グラス内壁を垂れる脚は、なかなかのエロさ‥度数も14度とやや高めですが、アルコール感はキツくありませんね。カンノナウ特有の甘味のあるフルーツの香り。まずは、ヴィノムのボルドー型で飲んでますが、これでいいですね。野イチゴや、自生するチェリー達はセミドライな甘味を持ちます。
口に含みますと、たっぷりのエキスがキレイに濃密に‥口の中を満たします。複雑なスパイス香に、ほろ苦さを感じますが、味わいには、さほど苦味はありません。香り同様の、果実達がなかなか満載で、スパイスがホロホロと楽しい。
旨いですねっ!!
カンノナウ・ディ・サルディーニャとしては、価格帯がひとつ高めなのを危惧していましたが、これは納得。大抵のそれは、中盤にポツンと抜けを感じる‥甘味もあるし、体はそれなりにふくよかなんですが、中味が伴わないタイプが多いのですが(俺のこととちゃうで‥)、これは、違います。果実味の中に、LG-21‥なかなかマロやかですし、ケミカルなニュアンスも皆無で、ちょっと濃く感じるタイプで飲み応え抜群。スパイスにカカオなども感じますが、雑味がないピュアなエキスがとても良いです。
そう‥旨味というよりも、このワインはエキスな濃さで、非常にわかりやすい美味しさ‥カンノナウの個性を癖に感じさせないですね。酸味、渋味も上質で不足感などありません。
ヒ・ラ・メ・イ・タ
渡伊では、ペルージャでカカオ70%なチョコレートが、案外、ワインに合うことを知ったわけですが、帰国後、輸入食品店で、スイスのカカオ85%なチョコを買ったんだよなぁ‥。85%となると、甘味はほとんどなく、このワインの方が甘く感じるから不思議。カカオの粉っぽさと、ワインのスパイス‥カカオの苦味と、ワインの渋味や苦味が‥案外合うのよねぇ。甘くないチョコに、甘味のあるベリーやチェリーのジャミーさを与える‥という意味では、チョコがワインに合うのではなく、ワインがチョコに合うのかもしれません。
でも、チョコになんか合わせて飲まなくてもいいんですよ‥。カンノナウの品種特性は、よく表現されています。サルディーニャの郷土料理で、カンノナウ・ディ・サルディーニャによく合うとされている料理は、マッロレッドゥスと呼ばれる、サフラン入りのニョッキに、ペコリーノか、猪肉のラグーソースをかけたもの‥や、ポルチェッドゥと呼ばれる、仔豚の肉を直火で串焼きにし、同時い焼いた塩漬け豚の汁を塗ったもの‥なんてのがあるそうですが、まぁ赤ワインに合いそうな料理ならなんでも‥。
二日目です♪ヴィノムのボルドー型一択。二日目もエキスな黒い果実香主体ですが、ほのかにミネラルな粘土質っぽい土壌を感じさせる香り。口に含みますと、膨らみは120%で、馴染みも十分。
旨いっすよぉ〜!!
酸味もじゅんわりと果実に絡んで、渋味の質もいいですね。舌や、口内を刺激することなく満たします。味わいに苦味は少ないが、含み香に、やはりカカオな苦味な香り‥でも、甘味はチョコとは違うんですね。樽も浮つくことはありません。スパイスもキレイに馴染んでますね。
密度のフルボディ。
ちょっと、そんじょそこらのカンノナウ・ディ・サルディーニャとは違いますね。サルディーニャの赤ワインとなると、このカンノナウ・ディ・サルディーニャDOCが一番スタンダードなラインで、上級なラインは、大抵‥イゾラ・ディ・ヌラーギDOCを名乗り、カンノナウだけではなく、カリニャーノや、ボヴァーレ・サルドなどの品種をブレンドした(例えばトゥーリガのような)、ワイン‥。スタンダードなカンノナウ‥‥は、あっさりと作る生産者が多い中‥
これで十分じゃね?
と、思わせます。圧倒的な満足感‥カンノナウって旨いんだぁ!!実感です。
三日目です♪うん、まったく落ちないですね。初日からずーっと同じ調子で旨さが続いています。
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