Etna Rosso 2013 Terre Nere
シチリア州の赤 > Terre Nere(Marc de Grazia)
→ テッレ・ネレ
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エトナ・ロッソ 2013 テッレ・ネレ
《イタリア/シチリア/赤/ネレッロ・マスカレーゼ95%、ネレッロ・カプッチョ5%/ミディアム》
シチリア島はカターニャ県に属するエトナ火山の北側、ロンダッツォ地区の居を構えるのが、このテッレ・ネレ。バローロ・ボーイズを率いたことで一躍イタリアワイン業界で名の知れたマルク・デ・グラツィア氏と弟のセバスティアン・デ・グラツィア氏が2002年に初ビンテージをリリースしました。
近年注目されている、このエトナ近辺は、フィレキセラに侵されていない、非常に高樹齢の樹が残っていることや、標高の高さ、複雑な土壌‥まだまだ、様々な可能性を持つ未開拓な地がイタリアにはあるんですね。そしてこの地の土着品種であるネレッロ・マスカレーゼ種は、もう日本のイタリアワイン好きならご存知。シチリアの赤‥ネロ・ダヴォラ同等の知名度の高さになりましたね。
テッレ・ネレとは「黒い土壌」という意味だそうです。岩石がゴロゴロとした火山灰土壌が黒いことから命名されたようですが、この土壌はエトナ火山の50万年以上に渡る噴火活動の結果、非常に多様で特殊な土壌が広がり、単一畑=クリュを名乗ること
もしばしばなどほ、その畑の条件は様々だそうです。
テッレ・ネレでは、カリカンテ、カタラット、グレカニコ、インソリアをブレンドしたビアンコの他に、ネレッロ・マスカーレゼ主体のロゼ、そして5種類の赤ワインを醸しています。最上のワインは、「プレフィロキセラ ヴィニェート・ディ・ドン・ペッピーノ」で、次に、「ヴィーニャ・グアルディオーラ」「ヴィーニャ・カルデーラ」「ヴィーニャ・メッツォ」「ヴィーニャ・サント・スピリト」というクリュ違いのエトナ・ロッソを醸しています。
そんなテッレ・ネレの最もスタンダードなネレッロ・マスカレーゼが「エトナ・ロッソ」。スタンダードクラスと言えど、その樹齢は5年〜50年というから驚きです。エトナ火山の北側斜面で、海抜600m〜900mのミネラル豊かな火山灰土壌で収穫されたネレッロ・マスカレーゼ95%に、ネレッロ・カプッチョ5%のブレンドで醸されます。昨年まではネレッロ・マスカレーゼを98%と書くのがお約束でしたし、マルク・デ・グラツィアご本人も古い畑だと混植しているので正確な比率はでないので、混ざってるとしてこんくらいの数字‥というアバウトな感じでしたが、思ったよりもネレッロ・カプッチョが多かったのかもしれません。
収穫されたブドウは、温度管理されたステンレスタンクでの発酵後、昨年はバリックも混ざる情報もありましたが、今年は10hlから30hlの樽で10から11ヶ月の熟成となっています。木樽での熟成後は澱引きを兼ねて一度ステンレスタンクに戻して1ヶ月の熟成後瓶詰めされます。ただし、よく見ると2011年のPDF資料だなこりゃ。まあ、気にしない、気にしない。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
エトナのワインはやはりブルゴーニュ型瓶が似合います。お馴染みのエトナ山頂上には金色に光る北斗七星、まさか死長星はございません。
バックラベルには"ECOGRUPPO( http://www.ecogruppoitalia.it/ )"というビオの認定期間のマークも今年も健在です。スタンダードなエトナ・ロッソのアルコール度数は14.5度あたりが記載されていることが多かったように思いますが、この2013年は13度の表記となります。コルクは99%ブショネの心配なしの(語弊あり)ディアム社の圧縮コルクで4.5cmはあーんしん。グラスはオヴァチュアにしますね。
この品種に限っては相当な褒め言葉になるかもしれない‥薄くさえ見える明るいルビー色ですね。香りにミネラル、火山性ゴロゴロ、とても爽やかなイチゴ、フランボワーズ、鮮やかなバラの香りがとてもチャーミング。ネレッロ・マスカレーゼの素朴さが素直に出ています。口に含みますと、まだ若さにも通じる少しの苦み、フレッシュな酸味があります。ほんの少しだけ乳な感じもあるんだけれども、2013年はとても軽やか。
二杯目になると、旨味が増してきました。飲み口は軽やかですが、旨味に厚みを感じます。プチるような酸味ではなありませんが、新鮮でより軽やかに感じさせる酸がいいですね。とてもスムーズに飲めます。例年よりも低いであろうアルコールもそう感じさせるんだと思います。
二日目もオヴァチュアで。華やかでチャーミングな香りが広がります。少しアセロラや、梅ガムが出てきましたね。テッレ・ネレらしさでもあります。口に含みますと酸味を伴ういい旨味があります。初日よりもまろやかさも出てきました。カジュアルっちゃーカジュアルですが、決して気軽さだけではありませんね。パキーノをパキーとキメるのもいい。フレッシュですが決して未熟な青さではありませんので、真っ赤で新鮮なトマトからなるトマトソースがいいな。チェリートマトのオイル漬けを使ったお料理もいい。
三日目もオヴァチュアです。華やかさがしっとりとしてきました。バラと酸味を感じる赤い果実の香りはなおさら魅力的。初日が一番軽やかに感じますね。二日目、三日目と日を追うごとに旨味が増し、密度も高く感じられます。重心も低くなる感じね。ちょっといいACブルゴーニュ飲んでる感じ。
ほどよい甘味があり、尖ってないスムーズさ。華やかでおだやか。バランスがいいですね。ほんとストレスがない。とても良いワイン。
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