Dule Cannonau di Sardegna Classico 2011 Giuseppe Gabbs
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ドゥーレ・カンノナウ・ディ・サルディーニャ・クラッシコ 2011 ジュゼッペ・ガッバス
《イタリア/サルディーニャ/赤/カンノナウ/ミディアム》
創業は1974年。サルディーニャの州都であるカリアリから120km北上した内陸部にああるヌーオロの位置する親子二代の家族経営の生産者です。ヌオーロはかつてラ・バルバジア(野蛮人の地)と呼ばれた場所であり海からの侵入に備え、屈強な村人が暮らしていた山岳都市の歴史も持ちます。
醸造所はスプラモンテの麓であり谷間にあり、標高240mから350mの地点に約20haの畑を所有、カンノナウを中心に栽培をしています。。日照量が豊富で、土壌は深い花崗岩質で水分の浸透力が高く、保湿性高い地質となります。夏は海からの風が吹き抜ける地中海性気候でブドウはゆっくりと熟してゆきます。また山岳地帯らしく昼夜の寒暖差が大きいのも特徴です。醸造にはエノロゴとしてトスカーナでも名高いロレンツォ・ランディ氏を起用していますが、ブドウ栽培はジュゼッペ・ガッバス自身が取り仕切っており、2015年のガンベロ・ロッソ誌で最優秀栽培家賞を受賞しています。
サルディーニャの生産者らしくヴェルメンティーノからなる白も醸していますが、カンノナウ・ディ・サルディーニャDOCが中心。スタンダードなリッローヴェ、リゼルヴァを名乗るのは、このドゥーレとアルボーレとなります。価格的にはアルボーレの方が生産量も少なく高額なワインとなりますが、このドゥーレは2005年から2012年まで8年連続でトレ・ビッキエリを獲得し続けているカンノナウ・ディ・サルディーニャ・リゼルヴァDOC格となります。
樹齢約60年の古樹からのカンノナウ100%で醸されるドゥーレは、ステンレスタンクでの14日間の醸し発酵の後、マロラクティック発酵。新樽比率30%のフランス産のバリックで10ヶ月から12ヶ月の樽熟成後瓶詰め、瓶熟成は約10ヶ月となります。
DOC法のおさらい。カンノナウ・ディ・サルディーニャは1972年制定でサルディーニャ州全域が対象地域。カンノナウ90%以上、他10%までの品種規定でロゼもあり。リゼルヴァを名乗るには最低熟成期間は25ヶ月必要となります。
飲んでみました。
というよりも、お正月休みに飲みに出かけた先のワインバーでの出会い。ジュゼッペ・ガッパスは複数の輸入元さんが扱われていますし、何度か試飲会での経験はあるのですが、久々のドゥーレの印象はこんなに淡く明るい色合いだったっけ?な感じ、それはまるでピノノワールか、ネレッロ・マスカレーゼか?はたまたネッビオーロやサンジョヴェーゼにも見える。抜栓したての一杯目でしたが、とても華やかなバラの香りが広がります。そしてフランボワーズや、熟したチェリーのような果実香。決して重さがウリのワインではないのは香りからも読み取れます。
飲み口は伸びのある酸味が果実味を広げますね。ストレスのないドが付くほどの真っ当なミディアムボディ。果実味にも赤いベリーやチェリーがふんだんで味も開いています。ブルゴーニュ型グラスでもいいのでは?と思わせる酒質はとてもエレガントで魅了されちゃいましたよ。時間経過とともに旨味も引き出されますしね。
カンノナウ≒グルナッシュとなりますが、グルナッシュとは思えませんね。パーラのカンノナウ・ディ・サルディーニャもストレスのない飲み口と華やかさ、チャーミングな果実味が持ち味ですが、もうひとまわり、いやふたまわりほどの大きさと、密度を持ちながらも上品にまとまっていますよ。
いいネッビオーロやサンジョヴェーゼを飲んでいる感覚と共通しますね。カンノナウの素晴らしさ‥感じて頂けると思います。ガンベロ・ロッソもこういうのにもトレ・ビッキリをつけるからやっぱり要チェックなんだよねえ。
バランスに秀でとてもエレガントなカンノナウ、ブルゴーニュ型グラスもいいかも?
追加情報と訂正。
お陰様で大好評のガッバスのカンノナウ・ディ・サルディーニャ。西野嘉高は必ずラベルを読みますので、正規輸入元に社がカンノナウ・ディ・サルディーニャ・リゼルヴァと表記しようが、ラベルにリゼルヴァの文字がなければ、記載したりはしません。ということで、輸入元さんに調査して頂きました。
2010年はカンノナウ・ディ・サルディーニャ・リゼルヴァ。この2011年からカンノナウ・ディ・サルディーニャ・クラッシコに変更となっています。
2010年まではステンレスタンクで2週間のマセラシオン、マロラクティック発酵の後、フランス産のバリック(新樽比率30%)で10ヶ月から12ヶ月の樽熟成と、10ヶ月の瓶熟成。
2010年はステンレスタンクで2週間のマセラシオン、マロラクティック発酵を経てまずはステンレスタンクで12ヶ月の熟成後、新樽比率40%のフランス産バリックで10ヶ月から12ヶ月の樽熟成後、10ヶ月の瓶熟成を経ます。
カンノナウ・ディ・サルディーニャ・クラッシコはこの2011年ビンテージから使用できる規定のようで、サルディーニャ全域ではなく、ガッバスの位置するヌオーロと、隣のオリアストラ地区限定での呼称となるそうです。
リゼルヴァは木樽熟成は(最低)6ヶ月に対し、クラッシコを名乗るには、最低12ヶ月の木樽熟成が必要となるとのこと。
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