Chianti Classico Riserva Marchese Antinori 1995 Antinori
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キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ マジケーゼ・アンティノリ 1995 アンティノリ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ90%、カベルネソーヴィニョン他10%/フルボディ》
最近、新しい醸造所(ブドウ園)をキャンティ・クラッシコ地区内に設け、現在合計4醸造所体制となったアンティノリ。これまでのブドウ園はティニャネッロ、ペポリ、バディア・ア・パッシャーノを名乗り、それぞれのブドウ園でキャンティ・クラッシコを生産しています。ペポリではスタンダードなキャンティ・クラッシコを。バディア・ア・パッシャーノからはサンジョヴェーゼ単一品種でリゼルヴァを。そして、このマルケーゼ・アンティノリはティニャネッロ醸造所で醸されるキャンティ・クラッシコ・リゼルヴァとなります。
残念ながらアンティノリの公式サイトでは1995年のこのワインのテクニカル情報がありません。情報で一番古いもので2001年で、その情報では大樽発酵となっています。セパージュはサンジョヴェーゼ90%にカベルネソーヴィニョン10%と思われますが、ティニャネッロブドウ園、醸造所で醸されるワインは、このマルケーゼ・アンティノリのキャンティ・クラッシコ・リゼルヴァと、ソライア、そしてティニャネッロの三種類となります。ということは‥サンジョヴェーゼはティニャネッロ、カベルネはソライアな共通セカンド的な位置づけかと思われ、大樽発酵、フランス産のバリックで14ヶ月の熟成と推測します。
さて‥状態は、お馴染みの白地のラベルは擦れや汚れはないように見えるキレイな状態ですが見落としがあったらごめんなさい。バックラベルもキレイな状態で14ヶ月の樽熟成と記載がありますね。キャップシールの状態もよく、すべてのボトルでくるくると回ります。液面は一番低いボトルの画像を掲載しておりますが経年相応、このボトルを毒味しましたが液漏れはありませんでしたし、染みもそれほどでもありませんので他のボトルも液漏れはないはずです。マルケーゼ・アンティノリはカベルネが混醸されているのも理由か‥液色はしっかりとしたもの。透明度もあり状態は問題なし。底の凹みには細か目の澱が積もって感じですが基本沈む澱ですので最後の一杯だけご注意下さいね。
飲んでみました。
ヴィッラ・アンティノリのCCR1997との共通点としてのアンティノリらしさを確かに感じますね。ただし、マルケーゼ・アンティノリらしい10%のカベルネソーヴィニョンも感じます。ヴィッラ・アンティノリと比較すれば色も濃い目で力強いのがマルケーゼ・アンティノリなんですね。渋味と酸味は確かに熟れて角の丸さを感じていただけます。しっとりと濡れたキメ細やかな密度。香味に熟成は感じますが、それよりも果実が勝るのはさすが。旨味があって、甘味が乗ってきた段階でとても美味です。
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