Passorosso 2021 Passopisciaro

シチリア州の赤 > Passopisciaro (Trinoro)

アンドレア・フランケッティ

要チェック!Sale!Saldi!開催中!

更新履歴 2024/02/27
販売価格

5,980円(税込)

在庫数 残り僅か 5本です
購入数

希望小売価格 7,700円税込→ 通常特価 6,180円税込→ 特別価格 5,980円税込

パッソロッソ 2021 パッソピッシャーロ
《イタリア/シチリア/赤/ネレッロマスカレーゼ/フルボディ》

これまでパッソピッシャーロのクリュ名を名乗らないスタンダードかつ、クリュ混醸モノはその名も「パッソピッシャーロ」を名乗ってきました(2001年が初ビンテージ)。カターニャ県の村名ともなる「パッソピッシャーロ」は生産者名としては許可されているようですが、商品名としては認められなくなったことから2013年から「パッソ・ロッソ」に改名となりました。白のグアルディオーラも「パッソ・ビアンコ」に2014年より改名となります。

2014年からこれまでの"IGT"ではなく"Etna Rosso DOC"を名乗ることになります。フランケッティは、エトナでワインを生産している以上、エトナ・ロッソ(DOC)を名乗るワインをリリースすることに抵抗はなかったようです。そもそもトスカーナなサルテアーノの場合は"IGT"を名乗るしかないわけですしね。しかし、これまで所有する畑の中でエトナ・ロッソDOCに認定されている畑からのみのブドウで醸すとなると生産本数が限られてしまうことからIGTを名乗っていたようです。

エトナ・ロッソDOCには、標高に関する規定があり標高800m以下の畑と定められているという話もありますが、テクニカル情報では最高1,100mの畑からのブドウを混醸しながらもそれを名乗るのですから、それは最高標高であり、グアルディオーラは800mから1,100mとなりますのが下部の畑かもしれませんし、そこらへんの情報の精査に関してあまり気にしすぎても‥とも思えるようになりました(それがイタリアだ)。IGTを名乗るコントラーダシリーズとは別の、エトナらしい様々な標高から収穫されるネレッロマスカレーゼの表現としてのエトナ・ロッソは、混醸がゆえの利点もあります。しかも、コントラーダシリーズと比較して安価に入手できるのは嬉しいですよね。

海抜550mから1,100mのエトナ火山の北斜面に位置し、その内『エトナ・ロッソDOC』に認定されている範囲内(海抜500mから800m)のブドウ畑から収穫されたネレッロ・マスカレーゼが使用されます。その平均樹齢は80年から110年と、クリュ名は名乗りませんが決して若樹から造られるわけではありません。エトナ火山らしい火山岩、火山砂からなる土壌となります。ブドウ栽培に肥料、堆肥は使用せず、畑の手入れにはプロポリスやグレープフルーツの種などからの抽出液を使用します。

海抜500mから800mで栽培されるネレッロマスカレーゼの樹齢は80年から110年。2020年ビンテージは10月の16日〜19日にかけての収穫。収穫したブドウは除梗後、28度以下に温度管理された13,000リットルのステンレスタンクで約15日間の醸しとアルコール発酵の後、24時間休ませてから20hlから40hlのオーク樽でマロラクティック発酵が行われます。熟成はセメントタンクと大樽併用で18ヶ月とのこと。2023年3月の下弦の月に瓶詰め。生産本数は31,500本。

ジェームス・サックリング/94点
Made with Nerello Mascalese taken from all the vineyards. The aromas show plenty of strawberries and cherries with wrought iron and pumice. Medium-bodied with creamy and polished tannins with hints of cedar and light nutmeg. Savory and lightly tannic giving it tension and beauty. Drink or hold.

ヴィノス/91点(E.G.)
The 2021 Passorosso is coy in the glass, slowly opening with suggestions of dusty rose and dried strawberries complicated by a hint of sweet Indian curry. It’s silky yet racy with a salty minerality that comes forward quickly, perfectly balanced by a core of juicy red fruit and autumnal spice. The Passorosso leaves the palate stained in youthful concentration as a bump of residual acidity maintains terrific freshness and licorice notes fade. What a beauty. This is first-class Etna Rosso. It’s important to note that the Passorosso is not a second wine or a wine made from younger vines but instead a blend of old vines from all of Passopisciaro’s crus. If there is one wine from this portfolio that should be considered every year, this is it.

デキャンター/92点(J.B.)
Passorosso is a blend of fruit from the winery’s various contrada sites. Crunchy, herbal and slightly smoky red berry aromas are followed by a ripe, sweet red-fruited palate full of balsamic intrigue and subtle stoniness. Bright strawberry, cherry and raspberry are supported by tight, fine-grained tannins and fresh acidity, ending witha succulent finish. Yum!

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

お馴染みのラベルデザイン。パッソロッソはエトナ・ロッソDOCとなります。コルクはなかなかの質の4,5cmですが、パッソビアンコ2021年でも感じたのですが、キャップシールの素材が変更になってますね。機能は別として、ちょっとチープに感じるのが残念です。ちなみに表記のアルコール度数は14,5度。グラスはシュピゲラウのディフィニッションのボルドー型(ブルゴーニュ使い)です。決して濃いわけではないんですが、クリアな中にも黒さ、暗さのあるセルロイドな赤。イチゴ飴や、あまおう、ベリー系の果実香には、エトナらしい火山性土壌の風味もあります(強くはない)。口に含みますと、含み香の方が土壌由来の風味がありますね。イチゴ系の甘味もありますが、果実味はしなやかですでに旨味もある。アルコール由来のボリューム感もありますが、過剰ではありません。全体的にしっとりとした旨味もありますが、じんわりとジューシーなのは程よくあるタンニンと酸味ですね。決してダレるようなしっとり感ではないのは優秀です。少しだけ鉱物的なミネラル、焼けたような風味は控えめ。14,5度ですが、ぜんぜん無理がなく飲みやすい。いいですね、真っ当なエロナ・ロッソ、ネレッロマスカレーゼです。いい意味でよりニュートラルな個性に近づいたようにも思います。

二日目もグラスはシュピゲラウのディフィニッションのボルドー型(ブルゴーニュ使い)。二日目も、エトナらしい火山性土壌の鉱物的な風味、ヨードっぽさが混じる果実香が主体。飲み口は旨味が増し、イチゴの風味は健在。密度感が整ってきた‥こういう表現が合う。バランスでもあるんだけどね。全体的にまとまって、広がりが出てきました。広がりの端の方まで密度がある感じですね。国際品種的な重さやボディ感ではないし、やっぱりサンジョヴェーゼやネッビオーロに近いスタイルではある。樽使いが上手いですね。無駄に濃くない。

三日目もグラスはシュピゲラウのディフィニッションのボルドー型(ブルゴーニュ使い)。イチゴの熟度がUP。でも甘すぎない。エトナの火山の風味と、標高の高さからくる冷涼さの温冷のレンジ。サラっとしたタンニン、伸びる酸味が余韻を長くしますね。エトナらしさはありますが、個性であり癖ではありません。まだ若さゆえの荒さもありますが、これは時間が解決してくれるものですね。エトナ・ロッソさしさ十分です。



TOPに戻る TOPに戻る

イタリアワイン通販 nishino yoshitaka +plus


大きな地図で見る
[運営] 株式会社ニシノ酒店会社概要詳細
[住所] 544-0032 大阪府大阪市生野区中川西2-12-4
[電話] 06-6731-7406(実店舗専用)
[電話] 090-1899-4351(ネットショップ専用)
 こちらに掲載の商品に関しましては、上記携帯電話までお問い合わせ下さい。
[URL] http://www.nishino-yoshitaka.com/
[MAIL]nishino@nishino-yoshitaka.com
[MAIL]ypsilon@bk2.so-net.ne.jp
365日24時間ご注文受付。平均24時間(最長48時間)以内に正式な受注確認メールを配信いたします。毎週月曜日は定休日となっております。日曜の夕方から月曜日にご注文、お問い合わせの場合は、火曜日以降のご連絡となります。
お買い物全般に関することで何か疑問がございましたら、まずは[総合案内所]をご確認下さいませ。様々なご質問に対する回答を掲載しております。
会社概要プライバシーポリシー特定商取引法送料決済方法サイトマップお問い合わせ

TOPに戻る TOPに戻る

Members:にしの組

ログイン ログイン
ご購入時に会員登録された場合、登録したメールアドレスとパスワードにてログインが可能です。(パスワードをお忘れのお客様→パスワード再設定
はじめてのお客様は 新規会員登録をお薦めいたします。会員登録いただきますとログインが可能となり、会員限定商品の購入が可能となります。

Profile:にしのよしたか

にしのよしたか
西野 嘉高(1970年4月22日:A型)
イタリアワインに関することは、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
ライン
campany 株式会社ニシノ酒店
(会社概要・実店舗所在地地図)
campany イベントスケジュール
定休日・臨時休業日・西野嘉高のスケジュールや、ワイン会などのイベントスケジュールの確認はこちら。
faq サイトマップ
メール お問い合わせ
モバイル 090-1899-4351(西野嘉高直通)
カフェ "極主観的イタリアワインブログ"(新ブログ)
"Buona Scelta!"(旧ブログ)

Cart:お買い物かご確認

カート お買い物かご確認

Category:商品一覧

TOPに戻る TOPに戻る

新着イタリアワイン情報

FAQ:総合案内所

faq お買い物全般に関するご利用ガイド

送料や決済方法の他、お買い物に関する情報、よくある質問に対する回答をまとめました。何か疑問に思ったら、まずはこちらをご覧下さい。
ライン
caution ワインをお求めのお客様への情報

ワインをお求めのお客様に、ワインならではの品質管理などの情報などをまとめました。ワインをご購入のお客様はご一読下さいませ。
ライン
会社概要 特定商取引法に基づく表記:返品
会社概要 プライバシーポリシー
モバイル 携帯電話からもご注文可能です。
qrコード
カメラ メディア掲載履歴

株式会社ニシノ酒店がメディアに紹介された掲載履歴をご紹介。取材依頼なメディア様もご一読下さいね。

イタリアワイン啓蒙活動

カメラ イタリアワイン会履歴

不定期ながらイタリアワインの啓蒙活動を兼ねたワイン会を開催しております。ワイン会の参加者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
ペン イタリアワイン教室|Vino Labo

比較試飲(人体実験)を通して、イタリアワインをより深く経験するワイン教室です。実験教室の被験者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
用語集 イタリアワイン用語辞典

イタリアワインを飲んで感じたことを表現・比喩するための、"使わないかもしれない" "使わなくてもいい"独断と偏見に満ち溢れた極主観的用語辞典です。
ライン
リンク イタリアワイン数珠繋ぎ

イタリアワイン情報サイトや、お客様のブログと繋がるリンク集です。

その他..

フィード RSS フィード ATOM


TOPに戻る TOPに戻る