Chianti Classico Berardenga 2006 Felsina
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■ キャンティ・クラッシコ・ベラルデンガ 2006 フェルシナ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョベーゼ/ミディアム》
藁で包まれたボトルのキャンティはクラッシックというよりも、古臭いですね。現代のキャンティ・クラッシコは、樽熟成も施されておりますし、なんせ葡萄の熟度が違います。DOCG法の改正で、大昔の白葡萄ブレンド義務もなくなったどころか‥現代では、サンジョベーゼ100%で醸されるキャンティ・クラッシコも少なくないですね。
今回ご紹介のフェルシナの最もスタンダードなキャンティ・クラッシコもサンジョベーゼ100%。樽の香味もモダンながら、過ぎることのない絶妙のバランス感覚は、エノロゴ‥フランコ・ベルナベイの成せる業でしょうか‥。
昨今の諸事情により、キャンティ・クラッシコですら、3000円を斬るのが精一杯になりつつありますが、この価格でも納得のキャンティ・クラッシコのひとつではないでしょうか‥。
キャンティ・クラッシコも地域内の、それぞれの地区の個性、そして、生産者の個性を感じていただきたいと思います。
ただ、残念なのは、60本しか割当がありませんでした‥。サンジョベスタなお客様はぜひ確保をお願いいたします。
トスカーナ州は内陸部、フィレンツェとシエナに挟まれたキャンティ・クラッシコ地区の中でも、最も南に位置するのが、このカルテルヌォーヴォ・ベラルデンガ地区となります。そして、カステルヌォーヴォ・ベラルデンガ地区を代表する、絶品のキャンティ・クラッシコの造りてと言えば‥そう、お馴染みのフェルシナでございます。
近年では、フェルシナ以外にも、カステッロ・ディ・フォルネテリアというアジェンダを所有しておりますが、やっぱりフェルシナが、フェルシナのフェルシナなのです。(何を言ってるんだ!!)西野嘉高の顧客である‥サンジョベスタなお客様は、とっても‥とっても‥とってもフェルシナが好きなはず‥。もちろん西野嘉高も大好き。かつては、サンジョベーゼ100%ではなかったような気がしますが、近年では、サンジョベーゼ100%になってるんですね‥。(←嬉しい誤算‥←なにが誤算よ‥)ということは、本来は、フォンタローロを含め、横で飲めば、その違いが楽しそうですね♪
今回ご紹介するのは、最もスタンダードなキャンティ・クラッシコ・ベラルデンガ。その上に、キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ・ベラルデンガ・なんてのが、いつの間にかできておりまして‥そして、キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ・ベラルデンガ"ランチャ"と続き‥最後には、フォンタローロな4アイテムなんですね。もちろんシャルドネ・イ・シストリや、マエストロ・ラロもあるんですが‥今期は、このスタンダードなキャンティ・クラッシコが2006年なんですね。実は、このスタンダードなキャンティ・クラッシコは、1998、1999、2000あたりは扱ってたんですが、2001年以降から、仕入れルートがなくなって‥この2006年‥久々にオファーが来たもんで‥もちろん飛びつきっ!!
フェルシナのサンジョベーゼが美味しいのは‥やっぱり彼の功績が大きいかな?エノロゴは、かのサンジョベーゼのスペシャリスト‥フランコ・ベルナベイ氏。サンジョベスタには‥もーたまらんねっ!!
このスタンダードなキャンティ・クラッシコは、ベラルデンガ地区の中で、フェルシナのアジェンダの北西に位置するパリレーゼ畑から収穫される樹齢30年ものサンジョベーゼ100%で醸されます。(シエナから見ると北東になるんですね)
海抜350m〜420mの南西向きのパリレーゼ畑から収穫されたサンジョベーゼは、28度〜30度に温度管理されたステンレスのタンクで、毎日パンチングダウンしながら、12日〜15日間の発酵‥その後、バリックと中樽に入れられ12ヶ月の樽熟成が施されます。
この2006年は、熟成させても面白いでしょうね‥。
やっぱりサンジョベーゼ‥大好きです♪
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
この数年で、ラベルデザインも変わりましたね。ラベルデザインまでも正統派な感じ…白地の織のある台紙に、黒と金色の配色も非常にシックで、高級感がありますね。期待の2006年の表記は、表ラベルに‥アルコール度数は13度で、キャンティ・クラッシコとしてまさにスタンダードなのも、こんな所にも表れていますね。ついつい、ボトル裏を確認する癖があるのですが、このボトルメーカーは、あんまり経験ないなぁ。真っ黒のキャップシールも相まって、ほんと、高級感があります。コルクにキャンティ・クラッシコの表記はあれど、リゼルヴァの表記も、ビンテージ表記もありませんので、ベラルデンガ専用かもしれませんね。フォンタローロと比較すると質は落ちますが、まぁまぁかな‥。グラスはオヴァチュアですよ。
ちなみに‥バックラベルには‥AIDS関連なのかな?URLとともに、なんぞ書いてありますので、どーぞ。
どうやら注ぎ心地からして、何かが違う‥凄く粘性があるというか‥注ぎ応えがある感じだ‥しかも、注ぐ途中から、ベリーの香りが広がります‥上から除くとかろうじて、指のシルエットが見えるか見えないか?の深いルビーレッドですね。
香りがイイですっ!!ほんとイイですっ!!少しロースト感のある樽香と、少し焦がしたコーヒー豆の香りに抱かれた‥黒いスミレと、黒いベリーの熟した香りがとってもいいです!!よく熟した香りだなぁ‥香りが感じるますね‥2006年というビンテージを‥。
グラス内壁を垂れる脚もなかなかのエキス度を感じます。ちょちょ‥すでに美味しいであろうことは確定なんだが‥なんで60本なわけ‥俺の分け前‥。
口に含みますと、うおっほ♪なんて、やわらかさ…このやわらかさ‥何なんだっ!!アンペレイアのケポスのシルキー感とはまた、違ったやわらかさ‥確実に密度があるんだけれども‥重さを感じさせない‥無重力感がある‥ふわふわと雲の上に乗ってるようなやわらかさなんです!!
飲み込む直前に、じゅんわりした酸味が現れ始め‥舌に熟れた渋味を感じさせながら余韻に続いていく感じ‥。味わいにも、ローストしたニュアンスがありますが、これでガッシガシなら、なんだ‥ガッシガシで終わる感じなんですが、このふわふわとした浮遊感がステキだなぁ‥でも、安定してない‥なんて感じではないんですよ。
ちょっとグラスをヴィノムのボルドー型に変えてみますね。うおおおっさすがに香りの量が違いますね‥溺れそうです。あああああ断然、こっちのグラスの方がいいですわ‥果実の‥黒いベリーの甘味も感じますね。口に含んでも‥やっぱりふわふわとした無重力感のある果実味です。うーん、イイっ!!でも、2000年までの、このワインに感じなかったんだけどなぁ‥こんな感じは‥。やっぱりサンジョベーゼ100%になって、いい意味でのスタイルの変更があったのかもしれませんね。樽の香味に、これまでのそれよりは、モダンさを感じます。
無論、初日も美味しいんですが、これは二日目以降‥グンと深くなりそうだな‥。
二日目なのだ♪二日目もヴィノムのボルドー型で‥。初日の話に戻りますが、比較的抜栓したては、樽の香味が強いので、キャンティ型や、オヴァチュアだとベリーやスミレな果実や花の香りが隠れがちかもしれませんね。もちろん、密度、ボディも大きいというよりも、香りはふわふわながら、味わいには重さも感じますので、ボルドー型がオススメです。
んで、初日は、なかなかの力強さを見せた樽香‥ローストした感じの香りが溶け込んできまして、さらっとした甘味を感じさせる黒いベリーの香りがいいですねぇ。キャンディ・クラッシコだと、もうちっと赤いベリーやチェリー系の香りがしたりするもんですが、このベラルデンガは、黒‥黒‥ですね。
口に含みますと、やっぱり優しいわぁ‥。以前に2006年というビンテージ(トスカーナね)は、1999年のように、タンニンがっちしで‥なんて妄想を書いた記憶があるのですが、先日のケポス2006アンペレイアといい、このワインといい‥良く熟れたタンニンが、果実味全体を優しく感じさせるタイプもあるんですね。やっぱり、色々と飲んでみないとなぁ‥。
とはいえ、酸味よりもタンニンは豊富に感じるタイプのキャンティ・クラッシコでもありますね‥
あ〜豚肉焼きてぇ‥
きっと、同じ妄想をしていただけると思います。
このワインと並行して毒味をしている、マイオリーニのフランチャコルタのワインの肴としてマリアージュ絶好調な、ホワイトアスパラのピクルスをつまんでみたのですが‥あのピクルス≒甘酢漬けが、案外、赤ワインにも合うのね。ちなみに、トスカーナ産のジャイアントオリーブも喰ってみましたが、これもなかなか‥。どこかキャンティって、飲み口や香りに、オリーブオイル的なニュアンスがありますもんね‥きっとそんな一面もこのワインにはあるようです。
果実味はやわらかく、味わいにタンニンと酸味は感じるものの、しっかりと溶け込んでますね。樽香をが溶け込むには、少々時間が必要になりますが、ちょいとモダンに振った感じのモダンさ加減。サンジョベーゼ100%になったのは何時からか?はわかんないんだけれども‥サンジョベーゼ100%に、キャンティ・クラシコ三種+フォンタローロな四種類の同一単一セパージュってことは、うーん、飲み比べてみたいんだが‥となると、リゼルヴァ二種は来年の話‥フォンタローロに至っては、再来年以降かと思うと、なかなかねぇ‥ここは記憶に頼らないと‥。
サンジョベーゼ100%になる以前のボトル‥つまり、西野嘉高の経験では2000年あたりとは、ちょいとスタイルが違います。でも、酸味とタンニンのバランス感覚としては、他のキャンティ・クラッシコや、サンジョベーゼの生産者というよりも、醸造家の作品的と比較すれば、フランコ・ベルナベイらしい、タンニンの比率多めなスタイルは、やっぱりフランコ・ベルナベイだな‥。とはいえ、同じ、フランコ・ベルナベイが手がけるイル・モリーノ・ディ・グラーチェと比較すると樽使いがちと違う感じもする。
うんうん。こんなことを考えながら、飲むのも、いとたのし‥。
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