Greco di Tufo Nova Serra 2004 Mastroberardino
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グレコ・ディ・トゥーフォ・ノヴァ・セッラ2004マストロベラルディーノ
《イタリア/カンパーニャ/白/グレコ/辛口》
1878年創業‥由緒正しきカンパーニャの生産者がマストロベラルディーノですね。もちろん、フェウディ・ディ・サン・グレゴリオも大好きですが、古典とモダンな感じかな‥。1700年代には、自社瓶詰も開始していたということは‥それ以前から葡萄栽培もやってたわけですからね‥相当な歴史を誇ります。
タウラジ・ラディーチ・リゼルヴァは垂涎のワインではありますが、ここは白もレベル高いんですよねぇ。今回は、現行2007年よりも三年もの歳月‥熟成した2004年のグレコ・ディ・トゥーフォを‥しかも、現在の輸入元さんは扱ってないかも?な、上級キュベなんですよねぁ。ガンベロロッソでトレビッキエリも獲得してるのに‥
このお値段っ!!
グレコ・ディ・トゥーフォはDOCG銘柄。葡萄品種は‥まんま「ギリシャ」という意味を持つグレコ‥となります。カンパーニャ州も土着品種の宝庫ですよねぇ。今回ご紹介の白なら‥グレコは、グレコ・ディ・トゥーフォ‥フィアーノならフィアーノ・ディ・アッヴェリーノなんてのは有名ですし、ラクリマ・クリスティなんかは、コーダ・ディ・ヴォルペという品種が多いしね‥ファランギーナもカンパーニャは有名ですね。
で、今回は‥グレコ‥マストロベラルディーノは二種類のグレコ・ディ・トゥーフォを造ってるんですね。ひとつは、クラッシックラインに分類されているスタンダードなグレコ‥そして、今回ご紹介のグレコ・ディ・トォーフォ・ノヴァ・セッラは、トップラインに分類されている上級なグレコなんですね。過去にはヴィーニャダンジェロという単一のグレコもあったようですが、今はないようですね。
さて、そんなマストロベラルディーノの上級グレコですが、白亜が混じる粘土質でグイヨーで仕立てられたグレコ100%。発酵も、熟成もスチール製のタンクのようですが‥最新の2007年も‥この2004年もガンベロロッソ誌では、見事トレビッキエリを獲得っ!!
この価格なら‥
これからの季節にもピッタリな、贅沢なデイリー仕様にオススメっ!!
もちろん、在庫限りですから‥お早めにっ!!
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
マストロベラルディーノらしい、ワイン屋(の梱包)泣かせのロングボトル。エチケッタは、透明シールに絵柄や文字がプリントしてあって‥それが貼ってあるタイプね。やっぱり、このノヴァ・セッラは見かけませんよね‥デ・ローザという作者の絵‥らしいのですが、これもギリシャっぽいかも‥。誇らしげなDOCGのシールは、白ワインなので鶯色。バックラベルに記載のアルコール度数は12.5度となります。コルクは、予想外の5cm(弱)の長さ‥まぁ質は並ですけどね。グラスはとりあえずオヴァチュアでスタート‥冷蔵庫キンキン温度です。
薄い緑茶混じりの麦藁色。ライム、シトロンの清涼感のある香りに、グレープフルーツのキャンディの高音の甘味ある香り。熟れたてのマンゴーのフレッシュジュースはまだ黄色で橙にはならない段階。ふわっと‥と、奥底にラムネ菓子‥ちょっと火打石っぽい香りも隠れてる。
口に含みますと‥なかなかのボディ感ある膨らみがありますが、透明度があるんですね。きっと最新ビンテージならば、もっとフレッシュに感じたかもしれませんが、三年落ちが所以か‥酸味も溶け込んでて、角が取れている感じです。
クッキリと鋭角な輪郭が、徐々にやさしくなってきた‥そんな感じですね。酸味の質がキメ細かく、グレープフルーツを頬張ったった‥じゅぶじゅぶっとした感じ。酸味からほとばしるラムネなミント。
そうそう‥樽はかかってないのよね。十分、十分‥樽などいらん‥ちゃんと密度があって果実味に抜けはないからね。鼻に抜ける、清々しい黄色い余韻に、白い花の感じがありますね。飲み込んでからの後味に、若干のグレープフルーツの黄色い皮の一層内側の白い部分の苦味と、塩味‥ではなく潮の風味を感じます。
グレコ‥久々に飲みましたが、美味しいですね。南‥南‥厚ぼったいイメージがあるのですが、決して厚ぼったくもないし、雑に感じさせませんね。液体に透明感があって清涼感もある。十分に冷やしてあるので、タイトに感じる部分もあるが、温度を上げて‥なおかつ、ブル型のグラスで飲もうとは思わせないですね。
鼻に抜けてから‥味わいではなく、ビターな香りがふんわりと漂いますね。
二杯目ですが、色が濃く感じます。確かに縦入りでしたし、輸入元に到着してから半年以上は経過していたはずですが、実店舗に入荷当日なので、輸送中に比重差は解消されていると思ってたのですが、やっぱり一杯目と二杯目って違うのよねぇ。香りもちょっと強くなってきた感じ(気のせいだと思うけどな‥)。口に含むと‥
一緒やんっ!!(←あかんやん)
でも、美味しい!!
ファランギーナや、フィアーノはもっと華やかではありますが、グレコにはグレコの良さがありますよね。
白身魚の塩焼き‥に、ちょっとレモンかライムを搾ってみたり‥とか。いや、俺ならししゃもでもいいぞーっ!!焼き鳥をタレでなく塩でも良さげな気もする‥。
という想像をしながら飲むと、ユズっぽい柑橘の要素もあるかもね。茶碗蒸しとか‥アツアツを、このワインでヒエヒエに‥とか。
試しにヴィノムのブル型で飲んでみる。うーん、違うなぁ‥よりマロな感じは出ますが、酸味が溶け込んでるので、ちょっと酸不足に感じてしまうかも‥やっぱりオヴァチュアの方がいいですね。いわゆる白ワイングラスとかでいいんですよ。
現行よりも三年の熟成を経た感じは、やっぱり‥やわらかさ‥かな。まだトロっと‥まではいきませんし、トカイのようなオイリーな感じでもないんですけどね。
温度がこなれてきました‥。うん‥果実味と酸味のバランスが良くなってきましたね。うんうん‥冷やしすぎると‥とも思いますが、高めで飲むワインでもないとも思いますが‥今、凄くいい感じ。余韻も長いですね。飲み込んでから‥そして、鼻に抜けてから‥。うーん、サンタルチア(肥後橋)の、ランチのチキンのフリット‥最初に食べた時は、あの酸っぱさにビックリした‥あの料理が喰いたいなぁ。ちゃんと酸っぱいトマトと共に…。野菜もいいよねぇ。白ワインビネガーふりかけて‥。
おっと、ここでイチゴが登場。
イチゴには合いません‥^^;
気を取り直して‥さらに温度が上がってきました。こうなると、ブル型は緩さが増してきますね‥これを意図として‥何かの料理ならありですが、基本はナシです。うんうん‥酸味が温度がこなれてくるとともに‥どんどん美味しく感じますね。決して強すぎることはありませんが、スタンダードなキュベよりもやっぱり密度を感じます。
この価格なら‥使えますねぇ。注意深く‥とまでは言わないが、やっぱり複雑な香味があるんですよね…そこは、さすが上級キュベという感じかな。結構、スイと飲めるんだが‥二日目も残しとかなくっちゃ。
二日目です♪冷蔵庫放置プレイ温度、二日目もオヴァチュアで間違いないでしょう。ちょっとだけ、メロンの皮と身の間のカタイトコの香り。とりあえず風呂上がりなのでまずは飲ませてくれ‥。ヒヤっと硬質なミネラルの外骨格を感じますが、すんなりとやわらかさ‥も感じます。中盤からの酸味の立ち上がりもイイですね。白い花、グレープフルーツの白皮‥いいほろ苦さと酸味がとても美味しいですね。爽やかなラムネが清涼感ありますねーっ。ほんと鼻に抜けるところも‥このワインの醍醐味ですよ!!
どっちかいうと夏向きかな‥グレコもいいですね。
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