Anas-Chetta 2007 Elvio Cogno
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ランゲ・ビアンコ アナ・シェッタ 2007 エルヴィオ・コーニョ
《イタリア/ピエモンテ/白/ナシェッタ/辛口》
ラ・モッラ村のマルカリーニで醸造の経験を積んだエルヴィオ・コーニョ氏がバローロ村と、ノヴェッロ村の中間地区で、ノヴェッロ村に属する畑と醸造所を構えたのが1990年。当初9haだった畑は、現在11haになりました。現在では、娘のナディア・コーニョと、その婿のヴァルテル・フィッッソーレ氏が切り盛りし、エノロゴには、ピエモンテ州では名高いジュゼッペ・カヴィオラに任せているようです。
そんなエルヴィオ・コーニョは、村名バローロや、クリュバローロ‥バルベーラにドルチェットと、ピエモンテ州ではお馴染みのワインも生産していますが、ノヴェッロ村の希少な白土着品種であるナシェッタも栽培しているですね。
標高350m、haあたり4000本の株密度で栽培されるナシェッタは発酵後、70%はステレスタンクでの熟成を、30%は、アリエ・リムーザン産のバリックで6ヶ月の熟成後ブレンドされ瓶詰めされます。この2007年は、ヴェロネッリ誌によると9500本の生産本数のようです。ちなみに評価は★★の86点ですね。
ヴェロネッリ誌の地区別な表記でも、ノヴェッロ村で紹介されているのは、このエルヴィオ・コーニョと、レ・ストレッテのみなんですね。ノヴェッロという単語だけを聞くと‥なんとなくエリアは大きそうですが、実際にはほんと小さな村なんだろうな‥。しかも、こんなご時世に、ノヴェッロ村でしか栽培されていな品種があるのも‥それがイタリアなんでしょうね。とはいえ、ちゃんとランゲ・ビアンコDOCに認定されている品種でございます。
残念ながらテクニカルな情報に乏しいのですが、以前ご紹介したレ・ストレッテのそれは、シュールリーなステンレス仕上げ‥ながら、今回ご紹介のエルヴィオ・コーニョのそれは、ステンレス70%に、バリック30%な仕上げなんですね。30%のバリック仕上げがどんな感じになるのか‥楽しみでしょ?
とはいえ、ナシェッタ。リースリングとソーヴィニョン・ブラン掛け合わせたような個性を持つ‥これからの季節にもピッタシな美味しさなんですよっ!!前回、スルーされたお客様も‥ぜひ、このエルヴィオ・コーニョのナシェッタは試してみて下さいね♪
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
ブルゴーニュ型のAlBEISAの共通瓶。ラベルの下部のラインの深いエメラルドグリーンは、キャップシールと同色で文字主体のラベルは書体選びとしてはセンスは悪くありません。ま‥ちょっと大人しいですけどね。コルクはなかなかの質の4.5cmですね。グラスは30%の樽‥を考えましたが、オヴァチュアでスタート。冷蔵庫キンキン温度となります。
やや濃い目の麦藁色。グラス内壁にツブツブがびっしりですので、まだフレッシュな発泡があるのかもしれません。香りは、なかなか力強いトロピカルフルーツの香りが真っ先に‥でも、どこかに柑橘系の揮発する果実香もしますね。基本的には、黄色の果実香なんですが、黄色の粒子3に対して緑色の粒子1の存在も。緑色の香りがよく熟れてるので、黄緑な感じね。
爽やかなレモンキャンディー、10倍に薄めた純露のような濃縮紅茶(ブラックティー)のカラメルな香り、緑色の香りは、黄色の香りの要素が豊富で、見えたり見えなかったりなカクレンボ。
口に含んでみますと‥うーん、一陣の風のような爽やかな‥清涼感のある…スピード感ある果実味が流れていきます。香りにソーヴィニョン+リースリングな感じはあまり感じなかったのですが‥味わいは、それそれそれ!!
基本的なボディはリースリングで、リースリングの身体から放たれるのはソーヴィニョンブランの香り。ぷちぷちなフレッシュ感と、爽快な苦味が駆け抜ける‥カキンではなく、ザックリな‥ミネラルのかき氷に、リースリングのみぞれ、ソーヴィニョンブランの黄緑色のシロップをかけた感じですね。
なかなか厚みもあるんですが、まだフレッシュな酸味もあるので、ポテっとしそうなところを‥一刀両断。軽いアカシア系の蜜に香草を漬け込んだ感じ。
うーむ、面白い。やっぱナシェッタ面白いですね。
喉と、戻り香に感じる、爽やかな苦味‥何かに煮てるんだけれども‥と思ってましたら‥ホップやわ‥ホップ。そう、ビールを作るのに必要なホップ。緑色のエビスのポップの感じ。鼻に抜ける、ホップの歯磨き粉な感じもさわやかなんだなぁ〜。
レ・ストレッテのナシェッタは、リースリング+ソーヴィニョンブランで、ゲヴェルツになった感じがありますが、このエルヴィオ・コーニョのナシェッタは、ソーヴィニョンブランをゲヴェルツで割るとリースリングになりました‥いや、違うな‥最後はナシェッタにならんなあかんやん‥。実はリースリングなボディ感なんですが、ゲヴェルツっぽい甘味のある香りが、そのボディをも、一瞬、ゲヴェルツに錯覚させる感じね。ただ、香りというよりも、爽快な酸味や苦味に、ソーヴィニョンブランを感じさせる要素も多いので、ゲヴェルツ‥にまでは落ち着かない感じですね。
さて‥
毒味の傍らでは‥ギョウザの焼ける匂ひが‥。キャベツの甘味、ニラの香りが‥このワインに合いそうだな‥となると、ギョウザのタレが不要な気がする。軽く‥軽く塩で、素のギョウザを‥そしてゴクリ。うんうん、なかなかあると思います。
二日目です。二日目も冷蔵庫キンキン温度、オヴァチュアグラスです。やっぱり色に緑色が射してますね。香りにソーヴィニョンぽさも感じます。初日のようなプチプチしたガスはグラスに付きませんね。口に含みますとフレッシュな微炭酸な酸味は感じますが、すごくキメ細かいですね。軽い苦味がソーヴィニョンっぽいなぁ。二日目はリースリングっぽくはないですね。なんかサラダとか‥あーこの季節ならアスパラとか食べちゃいたいかも‥。
なかなか、このフレッシュ感がいいですね。これからの季節にピッタシかも。初日よりも輪郭のミネラルがキリっと冷えた感じがあって、さらに美味しく感じます。鼻に抜けるハーブがいいですね。(まったくキツさのない)ローズマリーやタイムのような清々しさです。
食事と合わせることで、感じる要素があっち、こっち‥と複雑で楽しいワインです。色々とお試し下さいっ!!
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