Passobianco 2018 Passopisciaro
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パッソビアンコ 2018 パッソピッシャーロ
《イタリア/シチリア/白/シャルドネ/辛口》
テヌータ・ディ・トリノーロを率いるアンドレア・フランケッティ氏のシチリアプロジェクトであるパッソピッシャーロ。彼が醸す唯一の白ワインはシャルドネなのです。2013年まではその区画名である「グアルディオーラ」を名乗っていましたが、2014年から「パッソビアンコ」に変更となりました。赤は「パッソ・ロッソ」に2013年から変更済です。
2007年が初ビンテージ。アンドレア・フランケッティ氏の鬼才と呼ばれる元凶は、その実験魂かもしれません。結果、シャルドネが‥商品化されましたが、シチリアに畑を買った当初はヴィオニエなども栽培していた‥と聞いておりましたし、今でも、色んな品種を実験的に植えていたはずです。
植樹時は4haでしたが、現在の畑面積は5ha。昨年の情報よりも1ha増えております。標高850mから1000mというエトナ火山の山肌に位置します。深さ30mの溶岩灰は非常にミネラル分が高く、元々の肥料に富む土壌。haあたり12,300本という高い株密度で、列と列の間隔、ブドウの樹同士の間隔はいずれも約90cmとなっています。ネレッロマスカレーゼは樹齢の高さからそれほどの密植ではありませんが、こちらは樹齢18年、そもそもフランケッティの計画で植樹されていますので、これだけ高い樹齢となっているようです。
地面から約60cmの地点でのグイヨ仕立てでシャルドネが栽培されています。もちろん、ネレッロ・マスカレーゼやネレッロ・カプッチョの樹齢の高いブドウ樹が栽培されているグアルディオーラの区画ですが、そんな火山性土質のミネラル豊かな土壌はシャルドネにも‥という判断かと思われます。樹齢は18年。散布されるのは、プロポリ、銅、硫酸塩となります。
収穫されたブドウは収穫後5度に冷やされた部屋に運ばれ醸造が始まります。低温で圧搾されたマストは、23度に温度管理されたステンレスタンクで20日間の発酵後、セメントタンクと大樽の併用で10ヶ月の熟成後瓶詰めされます。2019年の7月に瓶詰めされました。
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