Guardiola 2013 Passopisciaro
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※希望小売価格5,822円税込→4,580円税込→ 3,980円税込
グアルディオーラ 2013 パッソピッシャーロ
《イタリア/シチリア/白/シャルドネ/辛口》
テヌータ・ディ・トリノーロを率いるアンドレア・フランケッティ氏のシチリアプロジェクトであるパッソピッシャーロ。彼が醸す唯一の白ワインがこのシャルドネからなるグアルディオーラとなります。2007年が初ビンテージで、この2013年は7年目と
なります。アンドレア・フランケッティ氏の鬼才と呼ばれる元凶は、その実験魂かもしれません。結果、シャルドネが‥商品化されましたが、シチリアに畑を買った当初はヴィオニエなども栽培していた‥と聞いておりましたし、今でも、色んな品種を実験的に植えているはずです。
畑の面積は約4ha。標高1000mというエトナ火山の山肌に位置します。深さ30mの溶岩灰は非常にミネラル分が高く、元々の肥料に富む土壌。haあたり12000本という高い株密度で、列と列の間隔、葡萄の樹同士の間隔はいずれも約90cmとなっています。地面から約60cmの地点でのグイヨ仕立てでシャルドネが栽培されています。もちろん、ネレッロ・マスカレーゼやネレッロ・カプッチョの樹齢の高いブドウ樹が栽培されているグアルディオーラの区画ですが、そんな火山性土質のミネラル豊かな土壌はシャルドネにも‥という判断かと思われます。
樹齢は11年。散布されるのは、プロポリ、銅、硫酸塩となります。haあたりの株密度がなんと12300本という尋常ではない高い密植ですね。2013年は収穫を見極めなければならないビンテージだったようで9月6日から30日と昨年よりも長い期間、昨年よりも回数も多い22回に分けての収穫となりました。
収穫されたブドウは収穫後5度に冷やされた部屋に運ばれ醸造が始まります。低温で圧搾されたマストは、23度に温度管理されたステンレスタンクで20日間の発酵後、セメントタンクと大樽の併用で12ヶ月の熟成後瓶詰めされます。2011年は樽は使用されませんでしたが、2012年とこの2013年は樽とセメントタンク併用となっています。
熟成に関しては期間や容器を含め各ビンテージでばらつきがありますが、これは安定していない‥という意味ではなく、その年のブドウに最適な方法が取られていると解釈が正解です。表記のアルコール度数は13度と2010年、2011年と同じですが正確なアルコール度数は13.69度で2012年よりも気持ち上がっています。
■輸入元発表のグアルディオーラ2013年ビンテージ評
発酵を終えてすぐには野菜的なニュアンスを多く感じられたものの、2014年春あたりから熟成により、豊満なボディーや複雑なストラクチャーをまとい、非常に厚みのあるワインとなった。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
すっかりお馴染みのラベルデザインですね。ルクはもうちょっとがんばって欲しい質の4.5cm。アルコール度数は前述の通り13度表記ですが13.69度。冷蔵庫キンキン温度、グラスはブルゴーニュ型にしてみます。濃い目の麦わら、薄めの金色、いずれにせよシャルドネらしい黄色です。グレープフルーツの果汁のような柑橘の酸も連想させるような果汁とミネラルの香りに、バナナアイス、黄色い花の香りと伴う洋梨、白桃。少しだけ樽を感じ、ミネラルが前ながら、果実の熟度も感じますね。
口に含みますと、クリアなミネラルの塊が口の中で存在感を誇示しますが、輪郭はやわらかさもあり硬過ぎることはありません。どこか潮風が海から吹き昇る塩気を感じさせるミネラルもあり、少しキュンとした酸味が引き締めてくれますね。味わには苦みはありませんが、苦みがあるかのようなピール系の香のヒントがないわけでもない。オレンジーナよりもレモンジーナな感じかな。
2013年、現時点では飲み口にもさほど樽は感じませんが、ミネラルと酸による構成感が素晴らしいですね。飲み飽きするような要素もない。鼻に抜ける段階でミネラルに火山性な鉱物や、火打石的硝煙反応を少し感じます。少し温度があがるだけでグンと果実味が増しますね。膨らみを押し広げるように。
温度って大事です。少し温度が上がってくると南国系フルーツ、そうシャルドネらしいそれも開いてきますね。大人しいレモングラス、どこか南国の辛い、シャープな辛さを持つ料理withレモンに合う様な気もするし、炭火焼き鳥なんだけれども、塩かつレモンをギュっと搾る感じ。
炭火のスモーク感ではなく、炭が火山性ミネラルに合うのかもしれないし、塩はまさにミネラルでこのワインの持つ塩気でもあるし、レモンという共通項がそれをまとめ印象づける。うん、ホテイの焼き鳥缶の塩でやってみようか(なんで缶詰やねん)。
うん、味わいにも苦みを軽く感じてきた。あくまでもドライな辛口の側に。バランスがとてもいいですね。非常に(バランスという意味でも)完成度が高いですね。
二日目も冷蔵庫キンキン温度。グラスはヴィノムのボルドー型にしてみます。ミネラル香がいいですね。硬さとやさしさを兼ね備えていて‥。ほんと、フランケッティがシチリアでシャルドネを‥と聞いた時は、どんだけ こってり した天下一品なシャルドネを造るのかと思ってたのですが、案外このヒトはテロワールに忠実なんですよね。
なら、シチリアの土着品種で作れよって話ですが、好きな品種があってそこに合う土壌がシチリアなんでしょうね。彼にとってシャルドネは火山性土壌が合うのでしょう。
初日よりも少し黄色味が濃くなったようにも思えます。柑橘の香りもやわらか。口に含みますとまるで液体ガラスのようなミネラルの厚みがふくよかです。継ぎ目がなく酸味の溶け込みが素晴らしい。2012年も素晴らしかったのですが、この2013年‥またもや素晴らしい。ほんと、エトナはビンテージによる差が少ないですね。
甘味はやわらかさに感じるのと、塩っ気が、「スイカに塩」的な甘味の演出になっています。飲み口はしっかりとドライ。余韻もとても長いですね。
火山性で火打石な感じは硬質なシャブリに通じるか?と言われるとそうでもない。この涼し気なミネラルはエトナでしかなし得ないのではないかと思う。うん、樽は2012年よりも控えめですが、これだけ良質なミネラル感があるなら、なくてもいいほどだ。
三日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのボルドー型です。ブル型でもいいと思うんですけどね。しっかりと密度もミネラルもあるので、オヴァチュアまで小さくする必要はないと判断。香りは二日目のそう変わりません。口に含んだ印象も同じ。旨味と柑橘の酸がとても美味しい。完成度高いですね。とてもバランスがいい。この数年‥ほんと確実にグアルディオーラの白のスタイルが定まった感じ。
三日目にしてフラワリーな開きがありますね。やはり2012年よりも樽は控えめですが、圧倒的なミネラルの純度と果実の密度がありますので、樽ドネ的ではありませんが、口の中を満たすに不足感はありません。
シャルドネは樽ドネでないと‥というのを払拭してくれるのがこのグアルディオーラですね。非常に高いレベルでのバランスと完成度、ほんとこの数年はまったくハズレることがありません。
間違いのないシャルドネ!めっちゃ旨ですよ!
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