Passobianco 2014 Passopisciaro
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※希望小売価格5,400円税込→4,280円税込→ 3,980円税込
パッソビアンコ 2014 パッソピッシャーロ
《イタリア/シチリア/白/シャルドネ/辛口》
テヌータ・ディ・トリノーロを率いるアンドレア・フランケッティ氏のシチリアプロジェクトであるパッソピッシャーロ。彼が醸す唯一の白ワインはシャルドネなのです。2013年はその区画名である「グアルディオーラ」を名乗っていましたが、この2014年から「パッソ・ビアンコ」に変更となりました。赤は「パッソ・ロッソ」に2013年から変更済ですね。
2007年が初ビンテージで、この2014年は8年目となります。アンドレア・フランケッティ氏の鬼才と呼ばれる元凶は、その実験魂かもしれません。結果、シャルドネが‥商品化されましたが、シチリアに畑を買った当初はヴィオニエなども栽培していた‥と聞いておりましたし、今でも、色んな品種を実験的に植えているはずです。
畑の面積は約4ha。標高1000mというエトナ火山の山肌に位置します。深さ30mの溶岩灰は非常にミネラル分が高く、元々の肥料に富む土壌。haあたり12,300本という高い株密度で、列と列の間隔、ブドウの樹同士の間隔はいずれも約90cmとなっています。地面から約60cmの地点でのグイヨ仕立てでシャルドネが栽培されています。もちろん、ネレッロ・マスカレーゼやネレッロ・カプッチョの樹齢の高いブドウ樹が栽培されているグアルディオーラの区画ですが、そんな火山性土質のミネラル豊かな土壌はシャルドネにも‥という判断かと思われます。樹齢は12年。散布されるのは、プロポリ、銅、硫酸塩となります。
収穫されたブドウは収穫後5度に冷やされた部屋に運ばれ醸造が始まります。低温で圧搾されたマストは、23度に温度管理されたステンレスタンクで20日間の発酵後、セメントタンクと大樽の併用で12ヶ月の熟成後瓶詰めされます。2012年以降は熟成は樽も併用になっていますね。この2014年から瓶熟成期間が延長されており24ヶ月もの期間が設けられています。
2014年ビンテージ情報
ヨーロッパ全体で冷涼な気候と言われた2014年ですが、シリチアのエトナでは
2014年は対照的で素晴らしい出来栄です。例年よりもやや早く10月20日までに、
最も標高の高い区画までブドウがしっかり熟しておりエトナ全体で収穫が始ま
りました。この地特有の昼夜の寒暖差が豊かな酸と生育を支え素晴らしい出来
栄です。2014年ビンテージのワインは濃さもありますが、味わいはやわらかく
豊かなワインに仕上がっています。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
そのブルゴーニュ型のボトルにも2013年との差異は認められません。同じシルバーのキャップシールですが2013年は側面にフランケッティ家の紋章他が黒で印字されていましたがそれはなくなりましたね。ラベルデザインも2013年までもグアルディオーラ時代を踏襲してます。「TERRW SICILIANE IGT」も同様‥ビンテージ表記周りの影(オーラ)が紫から黄色に変わった程度でしょうか。冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのブルゴーニュ型です。ちなみに表記のアルコール度数は13.5度と、2013年よりも0.5度高い表示です。
そんなこんなで(どんなやねん)このワインがビンテージ変更するのは久々ですので2013年も長らく飲んでいませんのでフレッシュな気持ちでの毒味です。透明度があり、シャルドネとしては少し薄めに感じる12金なゴールド。ながら、香りはシャルドネらしい香りがありますね。発酵はステンレスタンクですが、樽も使用されてるのでは?と思わせる香り。スモーキーさがあり、アプリコットのスムージー、パイン果汁、なかなか重厚ながら、冷涼さも感じさせる樽香が溶け込んでいます。甘味ある香りもとてもクリアで重過ぎない。
口に含みますと、思ったよりもミネラル、ミネラルは控えめ。しっとりと密度の高い果実味があり、13,5度という(昨年よりも)少し高いアルコールのボリュームも手伝って思った以上のボディ感。とはいえ、重く苦しいスタイルではなく、飲みやすさもある。
少し(あっさり系の)生クリーム、ミネラル溶け込んだ厚みも十分で透明感ある厚みもいいですね。思ったよりも、潮っぽさや、鉱物的な香味は控えめで、樽ドネとしてとてもエレガント。あ、薄いという意味でのエレガントではありませんのよ。ちなみにまだ温度は8度程度ですから低めですね。とはいえ萎縮した感じはありません。
口に含んだ含み香味よりも、グラスからの香りの方が、スモーキーな風味がありますが、これは、樽ドネ特有の「ご飯咀嚼100回」にも似た部分がある。
酸味単体で目立つわけではない。すでにある旨味とともに酸味が融合しています。
いやあ、パッソロッソも素晴らしいんだけれども、パッソビアンコもいいですねえ。2013年のグアルディオーラも大好きですが、2014年、エトナにネガティブな印象はありません。強いて書けば、エトナらしいミネラル感はやや控えめで大人しい。でも、理想とするエレガント系樽ドネに求められるものは兼ね備えており、とても美味しい樽ドネに仕上がっています。
二杯目。まだ9度ですから低め。ながら閉じや萎縮は感じない。艶、照りっぽい甘味のある樽ドネの果実味、樽香は派手ではないし、甘味はカランと高音でチャーミングさすら感じる。
ここは本当にシチリアなのか?
赤の場合はネレッロ・マスカレーゼという土着品種なので自ずとエトナを感じさせるわけだが、シャルドネであるのにこのとても冷涼で良質(で、思ったよりも硬くない)ミネラルがあり、非常にバランスに秀でた(ここ重要)シャルドネなんだから、南北‥わかんない。
シャリっとした新鮮さは思ったよりも控えめ。そう2014年と若いビンテージにも関わらず落ち着き、しっとりとした果実味、こなれた樽のニュアンス‥樽ドネらしい旨味がとても美味しい。
そう、2014年‥美味しいんです。うーん、継ぎ目、ヌケがないわ。ドが付くような樽ドネではないが、非常にデキがイイ。
二日目は冷さずにセラーに放置プレイ。温度は11,5度ですね。グラスはヴィノムのブルゴーニュ型です。冷涼なミネラルを伴いながらも、パイン飴的果実香がいいですね。透明度のある樽香、2014年は火山な焼けを感じないですね。口に含みますと透明感のある果実味ですが、しっかりとしたシャルドネの旨味、カランとした高音の甘味があります。密度、旨味がしっかりしてるなあ。やはり、これぐらいの温度で楽しみたいもんですね。
パッソピッシャーロの白(グアルディオーラ、パッソビアンコ)は、ほんと質が上がりましたね。樽ドネなわけですが、とてもエトナらしい。エトナの土着ではなく、シャルドネの理由、合うんですねえ。
口の中でふくよかに広がる果実味、余韻もしっかりありますね。2014年、エトナは良いビンテージだったのが理解できます。ほんの少し、ミネラル寄りの苦みがありますが、これも複雑さのひとつ。
三日目も冷さず‥温度は12.5度です。やわらかな果実香に洋梨や桃っぽさが出てきました。パインも角が取れてやわらかですね。飲み口に樽香を伴う果実香がやはりやわらか‥この2014年はミネラルや酸味が刺さりませんね。いい意味でフレッシュ、フレッシュ推しではありません。旨味があるんですね。
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