Le Cupole 2018 Tenuta di Trinoro

トスカーナ州の赤 > Tenuta di Trinoro

アンドレア・フランケッティ

更新履歴 2020/12/10
販売価格

3,980円(税込)

在庫数 SOLD OUT

レ・クーポレ 2018 テヌータ・ディ・トリノーロ
《イタリア/トスカーナ/赤/カベルネフラン40%、メルロ37%、カベルネソーヴィニョン13%、プチヴェルド10%/フルボディ》

■1995年/第一世代
 カベルネフラン45%、カベルネソーヴィニョン25%、メルロ25%、プチヴェルド5%

■1996年/第一世代
 カベルネフラン50%、メルロ25%、カベルネソーヴィニョン20%、プチヴェルド5%

■1999年/第二世代
 カベルネソーヴィニョン38%、ウーヴァディトロイア25%、カベルベフラン20%、メルロ17%

■2000年/第二世代
 カベルネフラン78%、メルロ11%、チェザネーゼ・ダフィーレ6%、ウーヴァディトロイア5%

■2001年/第二世代(赤ラベルに変更)
 カベルネフラン43%、メルロ27%、カベルネソーヴィニョン25%、チェザネーゼ・ダフィーレ5%

■2002年/第三世代
 カベルネフラン60%、メルロ20%、カベルネソーヴィニョン15%、プチヴェルド5%

■2003年/第三世代
 カベルネフラン43%、メルロ36%、カベルネソーヴィニョン12%、、ウーヴァディロトイア6%、チェザネーゼ・ダフィーレ3%

■2004年/第三世代
 メルロ55%、カベルネフラン23%、カベルネソーヴィニョン9%、プチヴェルド5%、チェザネーゼ・ダフィーレ4%、ウーヴァディトロイア2%

■2005年/第三世代
 カベルネフラン47%、メルロ32%、カベルネソーヴィニョン12%、チェザネーゼ・ダフィーレ4%、プチヴェルド3%、ウーヴァディトロイア2%

■2006年/第四世代
 カベルネフラン47%、カベルネソーヴィニョン30%、メルロ13.5%、プチヴェルド9.5%

■2007年/第四世代
 カベルネフラン40%、メルロ30%、カベルネソーヴィニョン22%、プチヴェルド8%

■2008年/第四世代
 カベルネフラン45%、メルロ25%、カベルネソーヴィニョン25%、プチヴェルド5%

■2009年/第四世代
 カベルネフラン40%、メルロ30%、カベルネソーヴィニョン20%、プチヴェルド10%

■2010年/第四世代
 カベルネフラン45%、メルロ35%、カベルネソーヴィニョン15%、プチヴェルド5%

■2011年/第四世代
 カベルネフラン66%、メルロ20%、カベルネソーヴィニョン7%、プチヴェルド7%

■2012年/第四世代
 カベルネフラン55%、メルロ27%、カベルネソーヴィニョン17%、プチヴェルド1%

■2013年/第四世代
 カベルネフラン66%、メルロ20%、カベルネソーヴィニョン7%、プチヴェルド7%

■2014年/第四世代
 メルロ48%、カベルネフラン42%、カベルネソーヴニョン10%

■2015年/第四世代
 カベルネフラン58%、メルロ32%、カベルネソーヴィニョン6%、プチヴェルド4%

■2016年/第四世代
 カベルネフラン42%、メルロ40%、カベルネソーヴィニョン14%、プティヴェルド4%

■2017年/第四世代
 メルロ60%、カベルネソーヴィニョン17%、カベルネフラン16%、プティヴェルド7%

■2018年/第四世代
 カベルネフラン40%、メルロ37%、カベルネソーヴィニョン13%、プチヴェルド10%

(俺監修の勝手世代分け)

トリノーロのアジェンダでは小区画(畝単位)・品種ごとに完熟を見極めての収穫、そしいて発酵や熟成が行われており、最終的にブレンドされるわけですね。その区画や品種、樹齢の都合で最初からトリノーロ向けの区画から醸造される樽ももちろんあるでしょう。

基本的に畑は共通です。サルテアーノ地区でhaあたり10,000本という高い密植で栽培されるブドウは、区画、品種ごとに醸造されブレンドされます。平均的な樹齢は23年から25年、海抜は450mから600mという斜面に様々な品種、区画で栽培されています。

発酵は40hlのステンレスタンクで12日間。1年から3年落ちのフランス製のバリックでマロラクティック発酵と8ヶ月の樽熟成の後、セメントタンクに移されて11ヶ月の熟成を経て瓶詰めされます。公式サイト記載の生産本数は69,226本と、2016年の58,100本よりも1万本の増産となりました。

優良年となった2018年。例年のレ・クーポレはたっぷりの果実味が特徴のイメージですが、2018年はそんな果実味のみならず、スパイス感もしっかりと感じられ、厳格なニュアンスが加わった魅力的なワインとなっているようです。例年よりもプチヴェルドの比率が高いのもスパイスの風味に寄与していると思われます。

2018年はカベルネフランが主体、メルロもほぼ同量となりますね。収穫は品種、棟ごとに9月16日から10月の末にかけて段階的に行われます。ステンレスタンクでのアルコール発酵は12日間。発酵タンクは非常に小型のものが使用されており(体積に対して表面積の割合が大きい)、放熱により30度以上になることは少ないそうです。冷却する場合はタンク表面に水を流す程度とのこと。マロラクティック発酵は樽で行われ、フランス産の新樽バリックと、1年から3年落ちのバリックの併用で8ヶ月の樽熟成後、セメントタンクに移し替えられ10ヶ月から12ヶ月の追熟成。2020年の3月の満月から新月の下弦時期に瓶詰めされました。2018年の生産音数は70,000本。ちなみにアルコール度数は2015年、2016年が14,5度、2017年とこの2018年は15度の表記となっています。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

お馴染みのレ・クーポレらしい真っ赤なラベルですが、毎年、微妙に色合いに違いがあるように見えるのですが老眼でしょうか。昨年はイマイチと書いたコルクですが、今年はなかなかの質の4,5cm。ま、これは当たり外れがあるんだと思います。グラスはザルトのユニバーサルと迷って、ヴィノムのブルネッロ型。表記のアルコール度数は、2015年、2016年は14,5度でしたが、2017年とこの2018年は15度となります。色調はさすがに深く暗い。グラス内壁を垂れる脚はゆっくりとしたもので、このワインの素性が伺えます。鼻を近づけるともうクーポレで間違いありませんね。この濃密な深い赤と黒い果実、トリノーロ特有の黒糖系の甘みを抱えた樽と果実香がなんともクーポレ。やはりどこかオリエンタルな果実の風味があるのが不思議だなあ。今年はフランも多めですが、現時点ではカブトムシっぽさは控えめ、なるほどスパイスは確かに多めに感じるがこれがプチヴェルド由来かどうかはわからない。重厚な果実香があり、もう、なんもいらん‥と決意する。果実香は濃厚、濃密に感じますがとてもピュアなもの、雑味を感じさせない香りだし、どこか唾液を誘発する酸味も香りに感じています。

口に含みますと、ほろ苦甘い果実味の濃さ、密度は決して暴力的ではなく、ギュっとキュっと詰まった感じがあり、輪郭部分のミネラル感が重すぎない。少しローストしたナッツにキャラメルの風味がとてもいいですね。うーん、15度はまったく感じませんね。ボリュームもあるし、濃さを感じるんだけれどもとても飲みやすい。品種構成は毎年変わりますが、出来上がった作品はクーポレはクーポレなんだなあ。その年のブドウの出来不出来や都合で比率は変わるんだけれども、そこをうまいことクーポレをいう枠を外さない。こういうのがブレンドの奥深さだし、おもしろいところですね。

まだ初日の一杯目、ゆっくりと時間をかけて楽しみたいし、楽しめるのがクーポレでもありますね。ほろほろと、苦甘みのある渋味もでてきましたよ。余韻も徐々に長くなっていくから不思議ですね。ほろほろとした部分はやはりカーボンや、鉛筆の芯的乾いた部分でもあるんだけれども、乾きとしっとり濡れ濡れがあるからこういう部分でも複雑があるんですよね、実は。

二杯目、グンと深み、濃さ、複雑さも増しますね。輸入元資料ほどスパイシーな風味は感じませんが、複雑な渋味、複雑な甘みと酸味もあるんですね。そしてやっぱり余韻が長い、余韻に強さもある程度は感じますが、強力な感じではない。ちゃんと初日でもまとまりも感じ、暴れはしない。旨いっすね、そして上手い。クーポレとしてなんの不満もありません。

あー苦渋ぶ旨甘くっておいしい。

二日目はザルトのユニバーサルにしてみましょう。ヴィノムのブルネッロ型に不満があるわけではありません。口径は狭くなり、シュッとしておりますので香りにもよりまとまりや集中があります。カベルネフランの香りが前に出来てましたね。カブトムシ、苦甘味、カーボン粉、ただ、そればっかじゃないのはメルロがあるから、乾き過ぎないんだな。口に含みますと、圧倒的まとまり感は初日よりも旨味甘味を感じさせながらも、酸味の行き届き、おいしい渋味が渾然一体と‥。うーん、クーポレだなあ。もちろん、トリノーロほどの密度の高さや濃さとも感じる濃密さはありませんが、複雑さに関してはそう変わらないレベルを持っているから満足度も高い。

この苦味の深さがいいですね。苦味に層があるし、甘味や渋味、酸味との共演もいい。

ワイン単体で十分。逆にコレを食べたいという料理がない(笑)。あたしがまだ駆け出しの頃(いつやねん)、ダンスロットラムというラム酒の効いた、ナッツ類の乗っかってるチーズでワインを飲んでたことがあるんだが、そういうのもいいと思う。なんならブランデケーキとか、決してアルコール感が強いわけではないが、アルコールとドライフルーツ的なもの、ナッツの香ばしさ、苦味を引き立てるような甘味のあるデザートと合わせてみてもいい。

三日目はザルトのボルドー型です。グラス変更に他意はありません。まあ、一番表面積広いですし、香りの量は多いですね。ベリー系の果実香にグっと深みが出てきました。まとまりもありますしね。口に含みますと、クーポレはクーポレだなあ、決して暴力的な濃さではないですが、イタリア版のフルーツ爆弾ではあるのかもしれません。黒糖やオリエンタルなフルーツの風味はフランケッティらしいですね。しっとりとまとまって‥初日や二日目ほどの迫力も大人しくなるんだけれども、しんみりと深さを味わうなら三日目かなあ。ま、どのタイミングでもおいしいですね。トリノーロの作品らしい、モダンなおいしさ。これもトスカーナのワインを代表するひとつのスタイルですね。

TOPに戻る TOPに戻る

イタリアワイン通販 nishino yoshitaka +plus


大きな地図で見る
[運営] 株式会社ニシノ酒店会社概要詳細
[住所] 544-0032 大阪府大阪市生野区中川西2-12-4
[電話] 06-6731-7406(実店舗専用)
[電話] 090-1899-4351(ネットショップ専用)
 こちらに掲載の商品に関しましては、上記携帯電話までお問い合わせ下さい。
[URL] http://www.nishino-yoshitaka.com/
[MAIL]nishino@nishino-yoshitaka.com
[MAIL]ypsilon@bk2.so-net.ne.jp
365日24時間ご注文受付。平均24時間(最長48時間)以内に正式な受注確認メールを配信いたします。毎週月曜日は定休日となっております。日曜の夕方から月曜日にご注文、お問い合わせの場合は、火曜日以降のご連絡となります。
お買い物全般に関することで何か疑問がございましたら、まずは[総合案内所]をご確認下さいませ。様々なご質問に対する回答を掲載しております。
会社概要プライバシーポリシー特定商取引法送料決済方法サイトマップお問い合わせ

TOPに戻る TOPに戻る

Members:にしの組

ログイン ログイン
ご購入時に会員登録された場合、登録したメールアドレスとパスワードにてログインが可能です。(パスワードをお忘れのお客様→パスワード再設定
はじめてのお客様は 新規会員登録をお薦めいたします。会員登録いただきますとログインが可能となり、会員限定商品の購入が可能となります。

Profile:にしのよしたか

にしのよしたか
西野 嘉高(1970年4月22日:A型)
イタリアワインに関することは、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
ライン
campany 株式会社ニシノ酒店
(会社概要・実店舗所在地地図)
campany イベントスケジュール
定休日・臨時休業日・西野嘉高のスケジュールや、ワイン会などのイベントスケジュールの確認はこちら。
faq サイトマップ
メール お問い合わせ
モバイル 090-1899-4351(西野嘉高直通)
カフェ "極主観的イタリアワインブログ"(新ブログ)
"Buona Scelta!"(旧ブログ)

Cart:お買い物かご確認

カート お買い物かご確認

Category:商品一覧

TOPに戻る TOPに戻る

新着イタリアワイン情報

FAQ:総合案内所

faq お買い物全般に関するご利用ガイド

送料や決済方法の他、お買い物に関する情報、よくある質問に対する回答をまとめました。何か疑問に思ったら、まずはこちらをご覧下さい。
ライン
caution ワインをお求めのお客様への情報

ワインをお求めのお客様に、ワインならではの品質管理などの情報などをまとめました。ワインをご購入のお客様はご一読下さいませ。
ライン
会社概要 特定商取引法に基づく表記:返品
会社概要 プライバシーポリシー
モバイル 携帯電話からもご注文可能です。
qrコード
カメラ メディア掲載履歴

株式会社ニシノ酒店がメディアに紹介された掲載履歴をご紹介。取材依頼なメディア様もご一読下さいね。

イタリアワイン啓蒙活動

カメラ イタリアワイン会履歴

不定期ながらイタリアワインの啓蒙活動を兼ねたワイン会を開催しております。ワイン会の参加者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
ペン イタリアワイン教室|Vino Labo

比較試飲(人体実験)を通して、イタリアワインをより深く経験するワイン教室です。実験教室の被験者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
用語集 イタリアワイン用語辞典

イタリアワインを飲んで感じたことを表現・比喩するための、"使わないかもしれない" "使わなくてもいい"独断と偏見に満ち溢れた極主観的用語辞典です。
ライン
リンク イタリアワイン数珠繋ぎ

イタリアワイン情報サイトや、お客様のブログと繋がるリンク集です。

その他..

フィード RSS フィード ATOM


TOPに戻る TOPに戻る