Roero Superiore Trinita 2004 Malvira'
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ロエロ・スペリオーレ・トリニタ 2004 マルヴィラ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
バローロ村やラ・モッラ村よりも北東に位置するのが、バルバレスコ村やネイヴェ村ですが、あの間‥アルバ村を北上するとロエロ地区となります。そんなロエロ地区の中でもカナーレ村にあるのが、このマルヴィラ。ロエロ地区も歴史は古く、1600年代からネッビオーロの栽培が始まっていたそうですが、ロエロ‥と聞けば思い出す‥白の土着品種であるアルネイスに至っては、1478年から栽培されていた‥なんて文献もあるそうです。
1950年にダモンテ家が創業したマルヴィラは、今やロエロ地区トップの生産者のひとつ。現在では、ロベルトとマッシモ・ダモンテ(マッシモがエノロゴのようです)兄弟が取り仕切り、ロエロ地区の伝統的な醸造法と、その土地の個性の具現化のためにワインを造り続けています。
ランゲ・ネッビオーロや、バルベーラ・ダルバも生産してますが、ロエロ地区の赤の代表銘柄となるロエロ・スペリオーレDOCのご紹介です。1999年からは、各畑からのネッビオーロをブレンドしたロエロ・スペリオーレはなくなり、すべて単一クリュを名乗るようになりました。また、今回の2004年は、ロエロ・スペリオーレDOCを名乗りますが、2005年以降はロエロ・リゼルヴァDOCGに昇格になっています。醸す単一クリュは「トリニタ」「モンベルトラモ」「レニーシオ」の三種類で、今回ご紹介するのは「トリニタ」なんですよっ!!
トリニタの畑は、海抜240〜300m、南と南東を向く、ロエロらしい砂を多く含む中軟度の粘土質土壌。樹齢13〜28年のネッビオーロはグイヨーで仕立てられています。収穫されたネッビオーロは、温度管理されたイノックスのタンクで約20日間、醸しと発酵が施され、フランス産のトノー樽でのマロラクティックを発酵を経ます。フランス産のトノー樽で24ヶ月の樽熟成後、瓶詰めされ12ヶ月の瓶熟成をへてリリースされます。
以前に販売した1998年のロエロ・スペリオーレは、素晴らしかったでしょ?もちろん、熟成期間も長かったわけですからなおさら‥でしたが、ぜひ、この超優良年である2004年のロエロ・スペリオーレ‥トリニタの単一クリュもお試し下さいっ!!今年2006年がリリースされる頃かな?まだ若さもありますが、若い内から花咲く香り、深みのあるネッビオーロを感じていただけるはず‥もちろん価格的にも魅力♪やっぱりロエロはいいですね♪
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
ラベルはマルヴィラお馴染みの、タロットカードがモチーフのデザイン‥いいですね、一目で、その生産者のものである‥ということがわかるのは、プロダクトデザインとして優秀‥それがアイデンティティーになるのです。ボルドー型のボトルの肩の傾斜も相変わらずマルヴィラらしさ‥が、ありまし。ラベルに表記のアルコール度数は14度、コルクは5cm足らずな感じかな。まぁまぁの質ですね。グラスは、ブルゴーニュ型をとりあえず。
グラスに注ぎますと、しっかりと底が見渡せる透明度を持つガーネット色は、まさしくシャア専用な赤色。スワリングせずとも、しっかりと熟した‥でも、決してジャミーではないネッビオーロの香りが広がります。果実の甘味を感じる香り、余分な樽香は皆無のやわらかな樽のニュアンス、赤いブルーベリーはセミドライ…チェリーのリキュールのようで、アルコールの熱さはない熟度な‥チェリー。これはブルゴーニュ型グラス‥似合ってます。
バラのジャミーじゃないジャム、真紅から、紫へグラデーションする香りは、スミレへと思考の中で変化する‥。
こんな風呂に入ってみたい‥。
14度‥なアルコール感はありますが、熱さではなく、エロいアルコール。ひょっとすると‥このロエロが‥ドエロなのか‥。非常にアロマティック‥香りを楽しめますね。
口に含みますと、輪郭にミネラル、非常に静かに広がる大海原系‥決して暴力的ではなく、しかし、どんよりと曇るわけでもない‥。ゆっくりと、ゆったりと、口の中でその存在感を固持する。
びっしりと豊富なタンニンと酸。塩っ気もあるんです。香りには甘味を感じますが、味わいは、塩っ気のあるドライな辛口。香りでうっとりさせつつ‥食中酒として栄える酒質ですね。
スワリングをして、グラスに鼻を近づけるわけですが‥その際、目線はやっぱりグラスの中‥ですよね。ほんっと、エエ赤色してるんです。
あああああああああっ…香りはネッビオーロそのものながら‥ある意味、ピュアで純な果実感を感じさせる果実香のあるネッビオーロは‥。バローロやバルバレスコと比較すれば、偉大ではないのかもしれないが、実は、こちらを求めてたりする‥。
飲み頃‥は、人それぞれですが、あまり飲み頃を意識させない‥いつ開けてもそれなりに香味が開いてくれるワン‥ありがたいですね。2004年な超優良年がゆえの若さ‥も感じますしもっと熟成させたいという欲求もある。まだ固さ‥は、もちろんありますからね。タンニンも、もっと角が取れるでしょうし、その塩っ気なミネラル感がカッチリとした構成感を演出しますしね。
でも、これだけ香りの果実が開いていて、しっとりとドエロなロエロな艶っぽさを今‥感じれるんだから‥躊躇なく開けてよし。そう、イタリアワインは、抜栓してからが‥ナンボ‥でっせ。
二日目です♪色が一段深くなる‥こういうタイプのワインは、味も一段深くなる‥で間違いありません。香りも一段、密になったようですね。初日ほどの開きは感じませんが、グラスの中で開いてくるはずです。
口に含みますと…
うんっ!!旨いっ!!味わいも密になって、濃く感じられるはずです。味わいにも旨味な甘味が穏やかに感じられます。初日と比較すれば、タンニンと酸味の粒子がキメ細やかに感じられる様も素晴らしい。塩っ気も、果実に溶け込んできましたが、この塩っ気こそが、料理を引き立ててくれる重要な要素になります。
今宵は、ひな祭りに食べるはずの、ちらし寿司が遅れた‥残りの具材の刺身と、アボガド、ブラックオリーブ、トマトをレモンで合えたサラダが肴ですが、レモン系の酸味、トマトの味、酸味‥ブラックオリーブ‥とても、このネッビオーロと合いますね。
料理を引き立てますなぁっ!!
含み香、味が複雑ですね。タバコの葉、刺激のないスパイス的ホロっと感、舌に乗っかる部分が旨い。まんまるな球体ではなく、縦のベクトルよりも、横のベクトルの方が長い感じ。でも、それは決して押しつぶした感じじゃなくって、大海原系に通じる‥そして、その横の先端部分から、ゆっくりと、這うように、果実、タンニン、酸味が解けるように広がる。鼻に抜ける含み香も心地よい。
元々、ロエロもかつては海だったそうで、ロエロといえば、砂質なイメージもありますが、石灰質も多く含む土壌のようです。マルヴィラが持つ畑の中でも特にトリニタは石灰質を多く含むそうで、その土壌を歩くと、靴が白くなる‥ほどだそうな。そんな石灰なミネラルから、塩っ気を感じるのかもしれません。
三日目です。濁るような澱ではありませんが、底の方は、インスタントコーヒー大の澱が混じります。香りは終始開いて感じますし、さすが三日目ともなれば、まろやかな舌触り。相変わらず果実の旨味と、ミネラルの塩っ気の饗宴は、料理が欲しくなりますね。密度がありますね‥おだやかな旨味‥。タンニンは濃いほうじ茶的でもありますね。余韻も長くて‥大満足。
深み‥いいですね♪
初日から終始良い状態の美味しさをキープしてくれますので、何時飲んでも良さ気です。ロエロは使いやすいわ‥を、やっぱり実感です♪
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