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Langhe Nebbiolo 2004 Malvira'

ピエモンテ州の赤 > Malvira'

	更新履歴 2009/01/27 販売価格 2,680円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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■ ランゲ・ネッビオーロ 2004 マルヴィラ
《イタリア／ピエモンテ／赤／ネッビオーロ／ミディアム》

バローロ村やラ・モッラ村よりも北東に位置するのが、バルバレスコ村やネイヴェ村ですが、あの間‥アルバ村を北上するとロエロ地区となります。そんなロエロ地区の中でもカナーレ村にあるのが、このマルヴィラ。ロエロ地区も歴史は古く、1600年代からネッビオーロの栽培が始まっていたそうですが、ロエロ‥と聞けば思い出す‥白の土着品種であるアルネイスに至っては、1478年から栽培されていた‥なんて文献もあるそうです。

1950年にダモンテ家が創業したマルヴィラは、今やロエロ地区トップの生産者のひとつ。現在では、ロベルトとマッシモ・ダモンテ（マッシモがエノロゴのようです）兄弟が取り仕切り、ロエロ地区の伝統的な醸造法と、その土地の個性の具現化のためにワインを造り続けています。

そんなマルヴィラの赤といえば‥やっぱりロエロ地区なネッビオーロとなます。アルネイス同様‥スタンダードなロエロ・スペリオーレDOCや、畑名色のロエロ・スペリオーレDOCもあるのですが‥ちょっとお値段が合わないんだな。できれば3000円以下で秀逸なネッビオーロをっ!!と、思ってましたら‥ありましたっ!!お隣、ランゲ地区からのネッビオーロを使ったランゲ・ネッビオーロDOCも作ってるんだな。しかも、ビンテージは現行2006年と思われますが、絶好の2004年っ!!これを逃す手もないですね♪

ランゲ地区に所有する海抜320m、南東向きの粘土質と石灰質白土な土壌で栽培されるネッビオーロは樹齢約20年。haあたり4000本の株密度で、1本あたりの収量は1.0kgとのこと。450Lのフランス産のオーク樽での20日間の発酵とマロラクティック発酵後、18ヶ月の樽熟成と6ヶ月の瓶熟成を経ます。

果実味イッパイ!!バローロや、バルバレスコな感じだけがネッビオーロの素晴らしさじゃないんですよね。ちゃんとエントリークラスは、品種の個性を楽しませてくれるんだな‥。




独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味



ボルドー型の緑瓶。マルヴィラのエチケッタは可愛いですね。ちょっとマンガちっくなキャラですが、タロットカードが原案だとか‥は、ロエロ・アルネイス同様。このランゲ・ネッビオーロには、男の子の天使と、ジャックと豆の木な感じのデザインですね。表記のアルコール度数は13.5度。コルクは、やっぱり並質の4.5cm‥「もっとがんばりましょう」グラスはヴィノムのブルゴーニュ型一択で間違いないはず。

ネッビオーロらしい濃い小豆色にグラデするルビーなエッジ。香りは予想以上に開いてますね。熟度の高い、赤いベリー系の香りが主体。樽の感じもありますが、果実味が主役。バイオレットな香りも親しみやすく、下品な芳香剤ちっくではありません。ロエロ・スペリオーレDOCの方は、バラの香りが顕著‥な特徴‥だそうですが、このランゲ・ネッビオーロにもバラ系の香りがありますね。乾燥しきらない半生フラワーなバラ‥スミレの香りとリンクする部分もありますが、こちらも、下品な芳香剤ではありません。

口に含みますと、穏やかになめらかな舌触り。タンニンの質もいいですね。素晴らしミディアムボディ加減で、継ぎ目はまったく感じませんね‥いい密度が繋がっていきます。舌に感じるタンニンの質が‥これまた、ベリーなフレーバーの紅茶が持つ渋味ちっくで、これまた‥

俺の好みじゃねーかっ!!

また、酸味がジュワジュワしてるんですわっ!!グラスの中で、どんどん美味しくなってきますね。

おおおおおお、これはめちゃくちゃ美味しいネッビオーロっ!!

今、旨い!!

含み香が‥鼻孔に向けてお花畑系スパイスが複雑…白だの紫だの‥。うんうん旨味も出てきますねぇ。その旨味が、エキスで酸味が引っ張ってくれて‥伸びるもんですから‥余韻も長いわけだっ!!素晴らしいバランス感覚‥いい頃合いですね!!

熟度の高い果実味‥

紅茶なフレーバーも感じるタンニン‥

じゅんわりとジューシーな酸味‥

理想的じゃないっすかっ!!

ライトトーストな樽香も徐々に表れてきましたが、果実主体は変わらず‥。こういうミディアムボディってのが好きなんですよね。サンジョベーゼしかり、ネッビオーロしかり‥日常消費したいのは、こういうミディアムボディなタイプですよね。

二日目（の朝!!）です。初日同様、香りはよく開いてますね。果実味たっぷりの中に、木質な香りも感じられるようになりました。やっぱりドライフラワーなバラの香りも顕著で、果実味豊富ながら、エレガントな感も‥。口に含んだ感じも初日と同じですが、エキス分が高く感じられるようになりました。旨味があるねぇ‥酸味が旨いなぁ。

香りと、ちゃんとリンクしている味わいが濃く感じられますね。そして最後は、紅茶の酸味と、渋味が‥うーん、いいです。果実味はやっぱりイッパイですね。まだサンジョベーゼの場合は、この価格帯なら、豊富に良いワインもあるのですが、ネッビオーロとなると‥話は別。そんな中‥この価格で、わかりやすくネッビオーロの果実味や、個性を楽しませてくれるのは秀逸ですね。

決して、バローロやバルバレスコなんかと比較しちゃぁダメよ。ある意味、ピエモンテのネッビオーロというセパージュワインだと考えて頂いても結構!!

ある意味、純粋にネッビオーロを‥まんま‥楽しめます!!

三日目です。なんだか、最後‥一杯にも満たない量しか残ってないんだが‥。まぁ、それは、飲みやすく、飲み飽きしないワインの証拠でもありますね。三日目も問題なしです。

やっぱ美味しい♪